Some Like It Hot

お熱いのがお好きな映画ファンtakのつぶやき。
キネマ旬報社主催映画検定2級合格。

良いおっぱい悪いおっぱい

2024-10-14 | 映画(や行)


◼️「良いおっぱい悪いおっぱい」(1990年・日本)

監督=本田昌弘
主演=嗟山ゆり 中村ゆうじ

初めての出産を控えた夫婦を対象にした保健所の催しに参加したことがある。父親母親教室めいたものだ。
👩🏻‍🦱「妊婦がいかに重たいものを身につけているのか体験してみましょう!はい、じゃあいちばん前のあなた!」
😳「僕ですか?」
👩🏻‍🦱「はい、これをつけてみてくださいね」
有無を言わさず保健所の方は、僕の身体に砂鉄入りのサポーターみたいなものを巻きつけ始めた。
😓何これ、肉じゅばん着た相撲コントみたいじゃん。おっ、重っ…重っ…おっもーっっっ!!!
👩🏻‍🦱「一度しゃがんでみてください」
ただでさえ音がしやすい僕の脚の関節が思いっきり音を立てた。
バキッ🦴
後ろにいた夫婦の男性が声をあげた。
🙀「そ、そんなにっ!」
場を盛り上げてしまった私😓

その経験あってか、僕はそれなりに育児するお父ちゃんでした。はい。

本題。映画「良いおっぱい悪いおっぱい」は、詩人伊藤比呂美さんの子育て日記が原作。ジャーナリストの妻と大学講師の夫が初めての妊娠、出産、育児で経験を積んでいくストーリー。思い悩んだり、喜んだりする日常をほのぼのと描いたハートウォームな作品である。

母となった妻が授乳するのを見ながら、大切なものを失ったような微妙な表情をする夫が笑える。でも同じ気持ちだったのかもw。

妻が仕事に復帰して、育児が夫の仕事に偏っていく後半からが、中村ゆうじのコミカルな持ち味が発揮されて好感。四苦八苦しながら歪んでいた表情が、子供が泣き止んでニタッとほころぶ。下手な台詞がなくても、その表情がすべてを物語る。それは自信につながっているのだ。そして苦労は子供の笑顔で上書きされる。




コメント
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