Some Like It Hot

お熱いのがお好きな映画ファンtakのつぶやき。
キネマ旬報社主催映画検定2級合格。

バック・トゥ・ザ・フューチャーPART2

2020-07-05 | 映画(は行)






◾️「バック・トゥ・ザ・フューチャーPART2/Back To The Future Part 2」(1989年・アメリカ)




監督=ロバート・ゼメキス


主演=マイケル・J・フォックス クリストファー・ロイド リー・トンプソン トーマス・F・ウィルソン エリザベス・シュー




80年代育ちの「BTTF」リアルタイム世代なのだが、僕はその時期にハリウッドの娯楽作を避けがちだった。硬派を気取っていたつもりはないが、この三部作が製作された80年代後半(昭和60年代から元号が変わる頃)の僕は、ミニシアターとクラシック専門館に夢中で、みんなが観ているヒット作は、ビデオや地上波の映画番組で観ることが多かった。「トップガン」なんて毛嫌い映画の筆頭で、友達と家呑みしながら観たっけ。トム・クルーズ映画なんて14型テレビで十分!とか生意気なことを言ってたもんです(汗)。「BTTF」もヒット作の一括りに不幸にして入ってしまった一本で、後にテレビで観てあまりの面白さに「しまった!映画館で観ればよかった!」と後悔したものだ。その反省から「PART2」は映画館へww




マーティとドクが向かったのは2015年。ここで描かれた未来像の数々は、その2015年を、また「ブレードランナー」で描かれた2019年も過ぎた今見ると面白い。空飛ぶ自動車はさすがに実現してはいないし、携帯電話やインターネットこそ出てこないけれど、実現したものも実際にある。公開当時もこの未来像は大きく話題になっていた。80年代育ちの僕らは、アンティークショップのウィンドウに置かれた80年代カルチャーの数々と80'sカフェの描写が楽しくて。公開当時の最先端を過去のものにしてしまう面白さ。イギリスの音楽番組でバーチャル司会者として登場したマックス・ヘッドルーム(懐)風の接客ロボには笑った。しかもその画面には第1作で大統領になったのを信じてもらえなかったロナルド・レーガンが登場するしww




二転三転するハラハラドキドキ、再び1955年で巻き起こす騒動は続けて観ているからこその面白さ。シリーズ3篇に共通する繰り返しネタ(目覚めたらママがいる、ビフがからかう台詞、馬糞に突っ込む場面etc)も楽しい。こういう映画を観続けているからこそ面白いポイントは、映画を観る楽しみを改めて示してくれる。




2020年の今、金曜ロードショーが3週連続で三部作を放送したのはそんな映画の楽しさを若い世代に伝える上でも意義あることだったと思える。映画人口を増やすためにも、手軽に映画に触れることができる地上波映画番組はもっと見直されていいはずだ。





コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

地上波映画番組はこうでなくっちゃ。

2020-07-02 | 映画・ビデオ




金曜ロードショーが3週連続で「BTTF」三部作を放送してくれたのは、とても嬉しかった。いやはや、地上波の映画番組はこうでなくっちゃ!映画人口を増やすためにも、こんな過去の良作をどんどんやって欲しい。今回興味をもった若い世代は確実にいるはずだ。

と言ってる僕だけど、この三部作が公開された80年代後半(昭和60年代から元号が変わる頃)は、ミニシアターとクラシック専門館に夢中で、新作は脇に置いていた偏食が激しい時代だった。しかもアンチハリウッド大作派だったから、ヒット作は一括りにしてほぼ映画館で観ていない。「トップガン」なんて友達と家呑みしながら観たくらいだ。「トム・クルーズなんて14型テレビがお似合いさ!」みたいなノリでww。「BTTF」もそのヒット作にくくられて公開当時スルーしていた。公開翌年、テレビで第1作を観て「しまった!なんで映画館で観なかったんだろ!」と後悔したのは言うまでもない。「PART2」は映画館で観たっけ。何事も偏食はいけません。

そんな意味でも、幅広くいろんなものを観られた地上波映画番組は貴重だと思うんだよね。家族でバラエティを見るのは楽しいけれど、家族で映画を楽しんだら、それはきっと思い出になる。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする