今年もたくさんの年賀状をいただいた。
現役時代、400枚程の年賀状を書いていたが(正確にはPC印刷)、去年の現役リタイアーと喪中で、少なくしようと計画。それなりに少なくなってはきたのだが・・・・やはり、300枚はいただいた。
ことし、特に、気をつけたのは、遠く離れている方には、なるべくその人の顔を思い出しながら『ひとこと』を記した。しかし、長年会っていないとやはり記憶がうすれる。もう、20年以上会っていない方には、その当時のことの続きが、1~2年前に会った方には、『近々お会いしたいですね・・・』などと書く。
10数年前の話だが、根を詰めて宛名も本文も書き、肩こりから風邪の諸症状となり、正月間ずっと床に伏してしまったことがあり、極力、体力を使わないようにしている。
ただ、儀礼だけの年賀状は必要なく、年にたった1回のご挨拶だと思えば、心を込めて書くようになるのかもしれない。
私がいただく年賀状で美しく嬉しいのは、先輩からいただくものの中に、毛筆で、さらりと、しかも大変美しい字で心がこもった筆使いのものがある。毎日、毎日字を書き込んだとしか言いようがない素晴らしい筆だ。今後、私が練習したとしてもこの域に達することは無理だろう。
虚礼廃止が云々されるが、年に1度の年賀状ぐらいは、できれば毛筆でしたためるようになるのはいつのことだろう。
多分、これからも年賀状ソフトのお世話になるのは間違いない。