もう、40年近く付き合っている友人がいる。
この人は、定年とともに継続雇用を断り、奥さんの実家で気儘な生活をしている。誰にも制約されず、昼間は釣りやみかん作り、休日はテニスやウォーキングなど楽しい生活を送っているとニコニコしながら話す。
先日、その友人に会った。
日焼けした顔、元気そうで、酒もすすんでいた。会社勤めしていた時に比べ全くストレスがないそうだ。人間関係に気を遣わないで、ゆったりとした気持ちで生活が出来るということだった。
定年後は、ゆったりとした気持ちで過す。理想ではあるが、なかなか世の中がそうはさせてくれない。
人にはいろいろな生き方があって当然だが、人生80年時代が到来した今、前半を会社勤め、後半をこの友人のように過す。すばらしいことだ。