今朝、テレビのニュースが川に浮かんでいる飛行機の機体を映していた。
ラガーディア空港を離陸。わずか数分後、管制官には鳥にぶつかって両エンジンがやられたとの連絡が入った。
機長は咄嗟の判断を強いられたが、ハドソン川に着水するという大胆な判断を行った。
見事、ハドソン川に着水。155人全員が無事だった。天晴れというほかない。ネットなどで調べていると、サレンバーガー機長は、高度920メートルで、冷静沈着に川を選んだということだ。
空港の多くは海のそばにある。海鳥が飛行機の離着陸を邪魔することが多くなっている。日本でも世界の空港でも、コツコツと鳥を追い払う鳥対策に取り組んでいるが、エンジンに飛び込む件数が増加している。
特に恐いのは、両方のエンジンに鳥が飛び込むケースだ。片方なら飛行できるようになっているということだが、両方にバードストライクがありエンジンが停止してしまうとどうしようもない。
それを救ったのは機長の素晴らしい判断だが、これほど多くの危険が潜む飛行機になんらかの対策は出来ないものだろうか。