あの朝から早くも14年。
6400人余りが亡くなった阪神淡路大震災から14年が経った。
震源から遠く離れた私の家でも、大きく揺れ、8時過ぎのテレビの画面がどこも阪神地方の火事の様子を伝えていたのが記憶に新しい。
日が経つにつれ甚大な被害の状況が伝わってくる。毎日の朝刊がこの震災による被災者の数や悲惨な現地の状況を細かく報道する。
しかし、復旧が早かった。といっても、完全復旧には10年近くを要した。だが、心の復旧にはまだまだ時間がかかる。ここ数日のマスコミの震災特集を見ていても、震災から生還した人たちのインタビューに接するとき、やはり、まだ、大惨事の心の癒えは遠そうだ。
地震、雷、火事、(オヤジ)といわれるが、地震はどうしようもなく恐い。地震を防ぐことが出来るようになればだけど、それは不可能だ。予報が出たとしても、揺れを収めることは不可能で、耐震装置のついた建物で、それをやわらげることしかできない。
私たち元気に生きているものに出来ることは、大震災で亡くなった方々を追悼し、震災の教訓を伝えていくことではないだろうか。