Frontier

よく歩き、よく眠り、そしてよく撮る毎日。生きてる限りは『フロンティアスピリット』で!いつまでも明るく元気に・・・

Xmas Eve

2009年12月24日 | Weblog

もう半世紀以上前の話。Xmas前になると、父や母が「クリスマスにはサンタクロースがプレゼントを持って来てくれるので、靴下を枕元に置いて早くオヤスミ・・・」とクリスマスの存在を知った。確か、幼稚園へ行っていたころだ。クリスマスの数日前の夕食時に、サンタさんに手紙を書いてプレゼントの品物をお願いしようねっなどと教えられ、話が盛り上がり、Xmasが待ち遠しかったことを思い出す。

 そして、朝起きてみると希望したプレゼントが枕元に置かれていて、嬉しかった。戦後の復興からまもなくしか経っていないあの時代、冬休みはクリスマス、お正月とあっという間に過ぎていたが、暖房器具はコタツしかなく、寒さが厳しいときは風呂上りにすぐ蒲団に入っていたものだ。

 ある日、クリスマスプレゼントがあまりにきちんと届くので不思議に思った小学生の私は『本当にサンタクロースがいるのか』と母に尋ねた。何年間かは両親も本当のことを語らなかったが、妹には内緒だといって「実は・・・・」と教えてくれた。

 結婚して、子供が出来、わが子には同じようにしていたが、時代は変わっても子供たちにとってみれば大いに楽しみな日だろう。

 テレビが茶の間に入ってきてから、クリスマスから年末年始のスペシャル番組や教育番組でサンタの存在について、親が教えなくても知るようになっているので『夢』がなくなってきた。また、煙突がある家は少なく、子供たちは現実的に『玄関の鍵をかけないでおこう』とか『窓の鍵をしないでおこう』などと気を利かせる。

 クリスマスだけでなく常に、子供たちには『大きな夢』を抱かせ、その夢に向け大きく羽ばたいてほしいものだ。

 政府の来年度予算案では子ども手当ての新設も決定されたようだ。

 これからの日本国を担っていく子どもたちのために、税金を有効に使うことを切に願う一人である。