柳田法務大臣が「国会軽視」と取れる発言によって事実上更迭された。
この人の詳細は以前(11/17)書いたので重複は避けるが、言葉が命取りになった。
閣僚として、発言は慎重にしなければいけないが、ここまで言った場合は責任をとるのが当たり前だ。本人は口が滑ってしまったぐらいにしか反省していないようだ。
補正予算案を早く成立させたいと考える政府と野党の攻防で、失言閣僚のクビを先に切って乗り切ろうと先制攻撃に入ったが大失敗。
今後、仙谷長官、馬淵大臣も危なくなってくる、マスコミが言う『ドミノ倒し』の可能性も十分伺え、野党が攻勢を強めるだろう。
与党内部でも不協和音が聞こえているし、菅総理の政権運営が正念場を迎えている。
ただ、われわれ国民としては、またも短命内閣になってしまうのかなどという心配が脳裏をかすめ、政治不信が増長してしまうのは決して良いことではなく、こんなことが続くと衆院選の反省をしなければならなくなる。
政治はもう少し奥が深いものと思っていたが、あまりにも薄すぎる。今、何が大切なのか?
『国民の生活が一番』と公然と訴えた与党政権は、やはりパフォーマンスだけで、中身が伴っていなかったということをつくづく思い知らされた。
選挙は、ムードだけで投票してはならない。