先日、市内にある行きつけのすし店を訪ねた。
一応、お腹がいっぱいになり、一息ついたところで、あがりを注文し景気の話になった。
そこのご主人は70が近くなった方だ。
ご主人曰く“もう、景気が悪くていけません。そろそろやめようかと・・・・”という話になった。
そういえば、いつもの勢いがない。客の数も数年前に比べ少ない。
市内で、私が行くようなクラスのすし屋がだんだん減ってきている。
半年程前、学生街で自社ビルを持ち、近所の人をはじめ大学の先生や学生などで賑わっていたすし屋が、ある日突然閉店。ビルを取り壊して更地にし、その後コンビニに変わった風景を目の当りにした。客数も結構入るすし屋の今後を占うような閉店だった。
特に、郊外の店は苦しいと聞いた。
全国チェーンの回転ずし店の地方進出が著しい。しかも休日などは長い列ができ大賑わいだ。それに、スーパーが“魚屋さんのすし”と称し、パック入りのにぎりなどを安価で販売している。
地元の回転寿司チェーン店も必至だ。地物の新鮮な魚を安い値段で提供したり、折込チラシで〇〇円値引きをなどと客寄せにいろいろ手を尽くしている。
全国チェーンのすし屋をのぞくいてみると、たしかに安いのだが。。。。
そんなに多くは食べられない私にとっては、やはり雰囲気からして物足りない。安く、多く食べさせようというコンセプトはあまり受け付けない。
そういった意味では、客席10人程度の小規模な店が少なくなってくるのは寂しいものだ。