午前中のウォーキングはいつものコースを変更して西へと歩き始めた。
元気良い声援や掛け声が聞こえてくる。あっそうだったのだ!きょうは小学校の運動会が行われているのだ。
音楽と歓声に誘われ、グラウンドへ向かってみると低学年の児童たちが小旗を持ってダンスを発表していた。
暫く校内で待っていると、徒競走やリレーが始まり、ちびっ子たちの元気な掛け声が運動場いっぱいにこだまし始める。
私たちが小学校の時は、BGMはお決まりの“天国と地獄”だが、今風の音楽が流れ、運動会を盛り上げていた。
ほとんどの親がムービーカメラを持ち、我が子の成長ぶりを記録していた。
会場は白い校名入りのテントがトラックを囲むようにして設置され、児童が教室の椅子をテントの下に並べ、座って応援が出来るのだが、ほとんどが立って声を張り上げていた。その後ろには、おとーさんやおかーさん、じいじやばあばがグラウンドの子供たちに温かい眼差しを注いでいた。
我々が小学生の時代と違うのは会場に流れる音楽とテントの数。いつもながらのちびっ子たちの歓声にしばし自分の小学校時代をオーバーラップさせていた。