普段の生活パターンが完全に崩れた。寝不足だ!
風呂上り、厚めのダウンをパジャマの上にまとい、コタツに入り、眠い目をこすりながらテレビに目をやる。
スポーツ中継はやはりLIVE・・・とばかりにソチ五輪男子フィギュアSPの生中継に見入っていた。
これまで、どちらかというと華やかな女子フィギュアに目を注ぎ気味だったのだが、男子もダイナミックな演技が引き付ける。
開始早々、ロシアの“皇帝”と言われるプルシェンコ選手が腰を痛め、演技を棄権するというアクシデントがあり、目標と仰いできた選手だけに羽生選手のメンタル面にどんな影響が出るのだろうかなどと気懸りだった。
生中継の画面は『次は羽生』と字幕表示、眠らせない工夫をしているが、なかなか順番が来ない。コタツの暖かさと普段の生活パターンから、つい“うとうと・・・”居眠りをしている自分に気づく。スポーツ新聞の記事には登場しない選手の演技はほとんど覚えていないテレビ観戦だった。
ようやくやってきた。見慣れたコスチューム、聞き慣れた音楽が流れる。羽生結弦選手の演技が始まった。目標が高いことを伺わせる。実況アナの声が少し高揚する。解説者はあまりしゃべらないが時折、“素晴らしい”!や“完璧ですね!”のコメントを発する。最後までミスがないことを祈りながら画面に集中していた。
ポイントは『101.45』 史上最高得点。見事な100点越え!こんな凄いことをあっという間にやってのけた。眠気が吹っ飛んでしまう快挙だ。
SPを首位で通過、カナダのパトリック・チャン選手が2位に付けている。その差3.5ポイント。大注目のフリーは日本時間15日午前0時からだ。
試合までに興奮!試合後も興奮!!眠れない夜が続く。。。