きのうのことが全く別人の演技だったかのような142.71点。もちろんNHK杯を上回る自己ベストだ!
青の衣装に身を包んだ浅田真央選手、完璧に近い演技で8つのジャンプ全てを決め、暫定1位に躍り出た。
ショートプログラム55、51で16位と大きく出遅れたが、きょうは見事に名誉挽回。なにもいうことはないぐらいに会場からは手拍子が響き浅田を応援した。それに笑顔で応えて演技フィナーレへ。昨日のことやきょうのフリー演技がうまく滑ることが出来た感動なのだろうか、終わった瞬間、感極まり込み上げるものがあったのだろう手で顔を抑え、目には光るものが・・・。
自己ベストの198.22。これから演技する12人に大きなプレッシャーをかけたことは否めない。
浅田選手はじめ女子フィギュア出場選手に笑顔がないのは悲しいこと。昨日のミスをリカバリーした演技に、心から賞賛の拍手を送りたい。
本人もインタビューで「ジャンプの1つ1つをクリアしようと思った。昨日は凄く残念で、凄く悔しかった。取り返しのつかないことをしてしまったという思いがあった。(きょうは)沢山の方に恩返しができたのではないかと思う。(自分の)目指す演技ができたと思う」としっかりと話していた。
バンクーバーで出来なかった3回転、3回転の演技を4年かけて見事にリベンジ。完璧な演技でわれわれフィギュアファンの期待に応えてくれた。
現在、午前3時。暫定だが、1位浅田、2位鈴木、6位村上。最終グループ6人がどのような演技をするだろうか?この後、強豪が次々登場、氷上で舞う。目が離せない。