ヒガンバナが満開で、そちらに気を奪われていたらキンモクセイも、あっという間に満開となり、独特の香りを漂わせている。
キンモクセイ、江戸時代に中国から日本に入って来たそうだが、庭木として植えられている。秋になると小さいオレンジ色の花を木全体につけ、強い香りを放っている。
"キンモクセイの香り"が都会の方にもポピュラーになったのは、芳香剤メーカーがトイレ用に発売し多く利用されたためのようだ。
その昔、汲み取り式のトイレが主流で、このトイレが悪臭を放つことからその消臭のため便所近くに植えられた時期があったとも言われている。甘めで、しっかりした強い香りを放つ小さいオレンジの花が集団であたりを秋の香りいっぱいにする。
秋色がどんどん増えてきている。 (それぞれの写真はクリックで拡大)