凍てつくような寒さは少し治まるのかと思っていたのだが、まだまだ和らぐことはなく、頬に当たる冷風が厳しい。ここ数日、深夜早朝は氷点下の寒さが続いている。
そんな中、この地域恒例の“とうどおくり”が毎年1月中旬に行われる。
この近辺では、市民マラソンが行われることもあって参加者などの駐車場用地となるため、今年は1/13(土)に変更となったと地区の古老が話していた。
とんどさん、とんど焼き、どんどさん、どんど焼き、さいと焼きとも言われるが、どうも出雲地方から伝わって来たようだ。(次の写真のみ 1/6撮影)
ここでは明日のとうどおくりに向け、早朝の寒さにも負けず、地域の人たちがとうどさんづくりを行っていた。高さは7m、直径5mぐらいの竹製の枠に、各家庭から持ち込まれた古くなった神棚、提灯、お守り、しめ飾りなどを火が通りやすいように藁の上に取り付けていっていた。
明日は神事のあと、火が入れられるという。
暖かい火で、寒さがこの時だけは遠のいてくれることだろう。近くの水溜りには厚さ1cm以上の氷が張って、昨夜の冷たさを物語っていた。