新潮文庫 昭和25年
加行に行く時間に遅刻した者を監督といわれる
ひとが殴ってしまうことで起こる争議。
”私”は殴ってしまっては、殴った監督と同じにな
ってしまい、批判する資格も失ってしまう。
これは大殿に籠もり、断食をして抗議をしたほうが
良い、という。遅刻したから殴るとは、なんと乱暴な
僧侶もあったものだ、と思う。が、僧侶見習いが、
ぞろぞろと緊張感もなく、遅刻したり、不真面目なの
もどうかと思う。
この宗教には何らかの問題が存するらしい、と感じさせる。
ぼくはスキンヘッドで僧侶を気取っているが、特に僧門
に入ろうとは思わない俗物だ。
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