本日、の予報。
先日、東京に出張してきました。
出張先は、せたがや自然農実践倶楽部という、東京のど真ん中で、自然農を実践されている熱心なグループです。
私も19才の頃東京の日野市の市民農園デビューしたので、東京で、自然農を行う難しさは経験があります。
私のさせていただいているお仕事の一つに、自然菜園コンサルタントという仕事があります。
元々菜園講師業から始めたのですが、主にレストランや宿業からの自社農園のご相談が相次ぎ、自社農園の菜園プランをご提案したり、ワークショプを通しての勉強会を行ったりしている内に、生まれた仕事です。
せた農さんでも、縁が重なり一度農園を見てほしいとご依頼があり、講演会を開いていただき、今年一年コンサルとワークショップを行ってきました。
今回の出張は、せた農のメンバーの菜園区画の相談や来年にどのように菜園と付き合っていくのか学び合いました。
野菜や菜園は直接話してはくれませんが、雄弁です。
育っている姿や生えている草などから、今年一年どうだったのか、どうして欲しいのか訴えています。
いわゆる自然観察ですが、私もそうでしたが、なかなかこの自然観察が難しく、修業時代師匠たちが翻訳してくれる野菜や菜園の訴えに耳を傾け、いつか自分でも読み解くことが出来るようになりたいと思って勉強してきました。
自然農、自然農法の入り口として自然菜園を行っているわけですけれど、
自然とはなにか?自然に野菜が育つとは何か?どうお世話するのか?未だに自問自答しているわけです。
通常1年間に1回が栽培経歴ですが、私の場合幸い生徒さんの菜園の数だけ経験値が上がる有難いお仕事をしている関係上、年100人程度の経験がわが身のようについてくるのでこの数年とても学ばせていただきました。
今回は、メンバーのみのほぼ非公開の学びの場でしたので、せた農さんにぴったりの非公開講座も行いました。
菜園だけでなく、座学により理解を深めていただけたらと思いました。
私は座学が結構好きです。菜園は菜園で学ぶことが多いが雑然としていて、体系的に学ぶことが困難です。
そのため、カルチャーセンターを中心に、体系的に学ぶ座学を行っています。
今回は、自然農2年目の課題、菜園プランと初期の不耕起の困難をいかに乗り越えていくのかを学びました。
いつもの座学は一般論でしたが、今回はせた農さんの現状を踏まえ、せた農さんにぴったりの内容を即興で組み立てました。
「少年老い易く、学成り難し」
まさに、学びの道は深く、いまだ興味しんしんです。
特に、原点の一つ自然農は、まさに究極で、完ぺきです。
完璧な自然を理解するのは難しく、野菜から学ぶことはとても多く、今回も多くの学びをいただきました。ありがたいことです。
現在、Azumino自給農スクールなど各菜園教室の案内や受け入れ準備を行っており、12月末には募集を始めたいと準備中ですが、
今回せた農さんで求められた、初期の不耕起栽培の付き合い方、乗り越え方などは、今後も研究の余地が多いと思います。
つまり、初年度は畝立てのため耕してしまい、本当の不耕起栽培は2年目からです。
初期の不耕起栽培は、困難が続きます。
例えば、腐植が少なく、草が多いため野菜が育ちにくく、明らかに初年度よりも減収します。
または、モグラやネズミなど耕していた頃にはあまり被害がなかったのに、不耕起にしたら被害が多くなったり、多くの方がそれで不耕起栽培を断念してしまいがちです。
しかし、その先には、年々草マルチにより腐植が多くなり、多くの生き物に細やかに自然に耕された豊かに土があり、野菜が自然に育つ場が生み出されます。
そうなれば、毎年、里山のようにその場を守り育てながら栽培を行えば、野菜は自然に育ち、本当に楽に育つようになります。
その内容は興味深く、面白いためAzumino自給農スクールでも現在、新コース「仮称:不耕起コース」を検討しているほどです。
いずれにせよ、自然と付き合いながら持続可能な生き方の一つのはじめ方として自然菜園があり、今後も勉強させていただきながら、その学びは分かち合えたらと思っております。
だんだん寒くなり、雪景色が当たり前になってくると、冬モードになってきてブログのネタもつき、更新がままなりませんが、何か菜園のご質問がございましたら、コメント欄よりご質問を投稿ください。
今年一年誠にありがとうございました。
来年も実り豊かな一年でありますよう、願います。
先日、東京に出張してきました。
出張先は、せたがや自然農実践倶楽部という、東京のど真ん中で、自然農を実践されている熱心なグループです。
私も19才の頃東京の日野市の市民農園デビューしたので、東京で、自然農を行う難しさは経験があります。
私のさせていただいているお仕事の一つに、自然菜園コンサルタントという仕事があります。
元々菜園講師業から始めたのですが、主にレストランや宿業からの自社農園のご相談が相次ぎ、自社農園の菜園プランをご提案したり、ワークショプを通しての勉強会を行ったりしている内に、生まれた仕事です。
せた農さんでも、縁が重なり一度農園を見てほしいとご依頼があり、講演会を開いていただき、今年一年コンサルとワークショップを行ってきました。
今回の出張は、せた農のメンバーの菜園区画の相談や来年にどのように菜園と付き合っていくのか学び合いました。
野菜や菜園は直接話してはくれませんが、雄弁です。
育っている姿や生えている草などから、今年一年どうだったのか、どうして欲しいのか訴えています。
いわゆる自然観察ですが、私もそうでしたが、なかなかこの自然観察が難しく、修業時代師匠たちが翻訳してくれる野菜や菜園の訴えに耳を傾け、いつか自分でも読み解くことが出来るようになりたいと思って勉強してきました。
自然農、自然農法の入り口として自然菜園を行っているわけですけれど、
自然とはなにか?自然に野菜が育つとは何か?どうお世話するのか?未だに自問自答しているわけです。
通常1年間に1回が栽培経歴ですが、私の場合幸い生徒さんの菜園の数だけ経験値が上がる有難いお仕事をしている関係上、年100人程度の経験がわが身のようについてくるのでこの数年とても学ばせていただきました。
今回は、メンバーのみのほぼ非公開の学びの場でしたので、せた農さんにぴったりの非公開講座も行いました。
菜園だけでなく、座学により理解を深めていただけたらと思いました。
私は座学が結構好きです。菜園は菜園で学ぶことが多いが雑然としていて、体系的に学ぶことが困難です。
そのため、カルチャーセンターを中心に、体系的に学ぶ座学を行っています。
今回は、自然農2年目の課題、菜園プランと初期の不耕起の困難をいかに乗り越えていくのかを学びました。
いつもの座学は一般論でしたが、今回はせた農さんの現状を踏まえ、せた農さんにぴったりの内容を即興で組み立てました。
「少年老い易く、学成り難し」
まさに、学びの道は深く、いまだ興味しんしんです。
特に、原点の一つ自然農は、まさに究極で、完ぺきです。
完璧な自然を理解するのは難しく、野菜から学ぶことはとても多く、今回も多くの学びをいただきました。ありがたいことです。
現在、Azumino自給農スクールなど各菜園教室の案内や受け入れ準備を行っており、12月末には募集を始めたいと準備中ですが、
今回せた農さんで求められた、初期の不耕起栽培の付き合い方、乗り越え方などは、今後も研究の余地が多いと思います。
つまり、初年度は畝立てのため耕してしまい、本当の不耕起栽培は2年目からです。
初期の不耕起栽培は、困難が続きます。
例えば、腐植が少なく、草が多いため野菜が育ちにくく、明らかに初年度よりも減収します。
または、モグラやネズミなど耕していた頃にはあまり被害がなかったのに、不耕起にしたら被害が多くなったり、多くの方がそれで不耕起栽培を断念してしまいがちです。
しかし、その先には、年々草マルチにより腐植が多くなり、多くの生き物に細やかに自然に耕された豊かに土があり、野菜が自然に育つ場が生み出されます。
そうなれば、毎年、里山のようにその場を守り育てながら栽培を行えば、野菜は自然に育ち、本当に楽に育つようになります。
その内容は興味深く、面白いためAzumino自給農スクールでも現在、新コース「仮称:不耕起コース」を検討しているほどです。
いずれにせよ、自然と付き合いながら持続可能な生き方の一つのはじめ方として自然菜園があり、今後も勉強させていただきながら、その学びは分かち合えたらと思っております。
だんだん寒くなり、雪景色が当たり前になってくると、冬モードになってきてブログのネタもつき、更新がままなりませんが、何か菜園のご質問がございましたら、コメント欄よりご質問を投稿ください。
今年一年誠にありがとうございました。
来年も実り豊かな一年でありますよう、願います。