無農薬・自然菜園(自然農法・自然農)で、持続できる自給自足Life。~自然な暮らしの豊かさの分かち合い~

信州の大地で自然農と自然農法で育てる自給農園で、日々の営みや生命を通して感じることや想うことを発信するブログ。

Azumino自給農スクール12月その1(自然堆肥の切り返し、野沢菜収穫、合鴨解体)

2014-12-12 09:08:56 | 自然菜園スクール
本日、ときどき

Azumino自給農スクール2014も先週無事終了となりました。たくさんのご参加誠にありがとうございます。
スクールを通じての出会いや学びはとても貴重な体験で、今年も多くのことを学べました。


先月積み込んだ自然堆肥の1回目の切り返しです。




発酵により失われた水分や酸素を補いながら、切り返していきます。

今回の自然堆肥で一番多いのはソバのワラです。
ワラが長いままの場合、1週間おきに切り返した方が、発酵がよくなり無難です。

外側にあったものは内側に、下に合ったものは上に、発酵ムラをなくすように、水を加えながら積み直していきます。


積み終わったら、絨毯をかけてから、薄手のブルーシートで保温、保湿をしてあげます。

薄手のブルーシートは、空気穴も程よくあり、自然堆肥造りにてきしております。
裸のまま発酵させておくと、雨で養分が流れ失い、腐りやすくもなりますし、また乾燥してしまって発酵が止まってしまったりもしがちだからです。

自然堆肥はこのあと2週間後、4週間後に切り返しを行い、熟成にさせます。
こうしてできた自然堆肥は、腐敗していないかチェックした後、畝立ての際のテコ入れややクラツキに活用され、畑の中の微生物や土の生き物が住みやすい環境作りに役立ち、その結果野菜が自然に美味しく育つ菜園になるきっかけとなってくれます。

買うことがなかなかできない高品質の地域の有機材料で造る堆肥、手間はかかりますが手前味噌のように自家製できるようになると重宝します。






前日の大雪で雪の下に隠れてしまった野沢菜をみんなで収穫。

この野沢菜は今年スクールの菜園の片隅で自家採種したものです。




寒いけど、美味しい野沢菜の切り漬けを持ちかえるとあってみんなで真剣二作りました。




午後は、最後の美味しい旬菜ランチ弁当を安曇野地球宿さんでいただき、お腹から温まりました。






午後は、地元の合鴨解体施設を作った農家さんである津村孝夫さんを講師にお迎えして、合鴨解体講座でした。

田んぼで稲と一緒に育ってきた合鴨が、肉になる瞬間でした。

野菜やお米同様、命をいただく大切さをみんなで共有しました。

写真はないですが、畑で育った「松本一本ネギ」と「在来そば」で、鎌鍋を作り、名人の打ったお蕎麦で〆ました。

食べるのは一瞬ですが、そこまで来る過程も体験し、まさに命をいただく会になりました。

Azumino自給農スクールでは、野菜やお米の作物だけでなく、畑で必要な堆肥や種子も自給でき、お肉や保存食なども自給するきっかけになってくれたらと思います。

育てる楽しさ、食べる幸せをみんなで分かち合い、小さな自給生活を発信できればと思います。

翌日は、お餅をついていただきました、そのことはまた次回のブログでご紹介しますね。

Azumino自給農スクール2015では新コースを新設する予定です。
2015年の募集は、ホームページから12月末頃から公募する予定です。
しばらくお待ちください。只今準備中です。
人数が限られており、先着順です。来年度もよろしくお願いいたします。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする