無農薬・自然菜園(自然農法・自然農)で、持続できる自給自足Life。~自然な暮らしの豊かさの分かち合い~

信州の大地で自然農と自然農法で育てる自給農園で、日々の営みや生命を通して感じることや想うことを発信するブログ。

自然菜園スクール(安曇野校)11月①午前の部『冬の菜園のお世話』

2018-11-19 09:01:57 | 自然菜園スクール

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本日、




昨日は、自然菜園スクール(安曇野校)ベーシック&ベーシック+の開催日でした。

秋の紅葉まっさ中で、道中紅葉狩りをしながら、本格的な冬の訪れ前に、収穫と、来年の菜園に向けての準備(片付け)の野良仕事を行いました。




まずは、先月、畝の根切りのテコ入れをした不耕起2年の発展途上な菜園今年春・秋に野菜を育てた場所の米ぬかの補いです。

これからエサが少なくなり、寒さが増す時期に、分解者や益虫たちの越冬生活場所になるように、ハコベの生え方の勢いに合わせて、直接米ぬかを補います。

葉が乾いている日中なので、米ぬかを振った後、葉の上のヌカを落としておくことで、冬草のダメージは最小限になります。

生き物目線で、野良仕事するのが、自然菜園最大の特徴かもしれません。


ムギと共育ちのエンドウ


越冬準備に入りつつあるソラマメ








今年生育がいまいちだったところや、来年育苗する予定地は、草マルチを一度どかしてから、米ぬかを補い、スコップ(大)で根切りテコ入れしてから、青草、枯草の順に草マルチして、養生しておくことも年内にしておきたいことですね。

家庭菜園なので、鍬も便利ですが、スコップ(大)で野良仕事できたら、より身近になればと思っております。




先週植えた玉ねぎも根付き、これから本格的な越冬準備中に入ってきました。

玉ねぎの補いは、年内にしておきたい野良仕事なので、草マルチの上から、米ぬかを補い、再度草マルチして、来春の肥大期に備えました。

自然菜園では、野菜が自然に育つ環境づくりが大切で、そのための自然観察(生き物目線)を養い、
1か月先、3か月先、6か月先、1年先、3年先を見据えて、日々の必要最低限の野良仕事が大切だと思います。



自然菜園は、畝てたした1年目(耕起)、2年目移行不耕起に移り行く中で、通路も第二畝として積極的にお手入れ(お世話)していきたいものです。

今回は、2年間踏み続けて固くなり、通路の緑肥mixも強くなってきたので、緑肥mixたちが通路に冬の間根を張れるように、
スコップ(大)で根切りを行い、周囲の枯草を敷き詰めたり、大地の空気を入れてあげるように、テコ入れを行いました。


数年に1度緑肥の勢いを見ながら、緑肥mixが冬眠している間に行っておくと、一見関係のない畝の中の野菜たちが元気になるので、つながっているのだなーと思います。










通路半分は、夏野菜の隣の畝になる場所では、大テコ入れとして、根切りテコ入れをした後に、通路の真ん中に溝を掘り、
周囲の枯草と米ぬか少々を加え、再度土を返し、通路に夏野菜の根が来れるように、緑肥の根が畝の中に入っていかないように、より深くに空気の層を作りました。


各自の菜園区で、温かい昼間に野良仕事。

野菜の収穫や来年に向けて学んだことを実践する時間です。

不耕起が進めば進むほど、より個性的に発展していく自然菜園、この時期のお手入れ次第で、来年以降が明るくも、暗くもなる灯明のような野良仕事です。

自然界は、ただ放任していると、荒れていくものです。
日々の野良仕事と季節の変わり目のテコ入れによって、野菜が自然に育つ環境にシフトチェンジするように、野菜と草の間にある方向性(ベクトル)を感じながら、お手入れして一緒に生きて生かされていることを感じながら、歩んでいきたいものです。


午後の部につづく



◆◇◆お知らせ◆◇◆
来月は、12/5(水)2017年の菜園の反省を来年に活かす、「エンドウとソラマメ」です。


2018年土内容充実で、
城山公民館「これならできる!自然菜園入門講座」講座が開催です。
毎月の野菜と土づくりのテーマで質問時間もたっぷりあるので是非お越しください。

今年度は、いつもの第1水曜日に
長野市城山公民館 18:30~21:25(当日、記録用動画撮影いたしております)
18:30~19:45座学
19:50~21:25質疑応答


◆次回以降の予定
【テーマ】
新年度スタート「これならできる!自然菜園入門講座~野菜編~」
10/3(水)秋の土づくり(堆肥や緑肥作物の導入法)、越冬野菜の定植・種まき。 比べて納得野菜講座「ネギとタマネギ」
11/7(水)冬の土づくり/畑の片づけ方、土壌分析、冬の米ぬか利用法、野菜の収穫・越冬保存のポイント・越冬野菜の越冬のコツ。比べて納得野菜講座「シュンギクとホウレンソウ」
12/5(水)2017年の菜園の反省を来年に活かす。比べて納得野菜講座「エンドウとソラマメ」
お楽しみに~


千曲市戸倉創造館で2018年3~2月に開校中~
『無農薬無化学肥料でもしっかりやればできる!自給稲作入門講座』
次回は、10/11(木)『堆肥づくり、田んぼの土づくり』
田んぼで生産される稲ワラ、米ぬか、モミガラ、畦草などを利用した自然堆肥づくり、ボカシづくりなど田んぼで草が生えず、稲が育つ土づくりを学びます。
田んぼの土の改良や田んぼの1年間の総合的な土づくりや堆肥づくりのゴールデンルールをご紹介します。

「草を抑え、美味しいて、稲を育てる田んぼの土づくり」です。


場所:戸倉創造館2階会議室
日時:第2木曜日 18:00~20:45まで(全12回座学のみ)
受講料:1回1,500円、一括申し込み15,000円
対象:米の自給をしたい方。米作りが初めての方大歓迎!
参考テキスト:『自給自足の自然菜園12ヶ月』(宝島社)153~174ページ

●問合せ・申し込み先●
千曲市役所経済部農林課農業振興係服部
電話026-273-1111(内線7244)
Email:nousin@city.chikuma.nagano.jp(件名を「自給稲作入門講座」として送信下さい)




現在、『竹内孝功さんの自然菜園講座オンライン動画サイト試験発信中~
※有料サイトの都合、登録などの際に一部英語表記になっております。

※最新動画、「畑での野良仕事(実技編)」前編・後編もアップグレードできました。
コメント (9)
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