無農薬・自然菜園(自然農法・自然農)で、持続できる自給自足Life。~自然な暮らしの豊かさの分かち合い~

信州の大地で自然農と自然農法で育てる自給農園で、日々の営みや生命を通して感じることや想うことを発信するブログ。

雨の野良仕事part2(自然観察:田んぼの水脈チェック)

2019-07-01 19:47:02 | 日々の自然菜園
自然菜園スクール2019 単発体験参加者は随時募集中~ 



本日、時々

今日は、田んぼの溝切りのみで、久々の完全オフをいただきました。
先週は、新たな田んぼの株間除草に2日間合計6時間ほど手取り除草したこともあり、足の筋肉痛。疲労困憊してしまい今後のことも考えると休み時です。

大好きな野良仕事なので、完全オフはなかなか難しいものです。
曇りの日には曇りの日にできること、早朝4~6時や雨の日はパソコン業務(執筆、校正、ブログなどなど)、晴れの日は、午前中や夕方に集中して、昼寝で15分~90分位休んだり、調整しながら、やっております。

3~6月は菜園スクール開始で、夏野菜の育苗、夏野菜の定植、田植えと目白押し、梅雨入り~7月中旬から菜園の梅雨明けの草マルチ完成へ草刈りラッシュがはじまります。

この6月下旬~7月上旬が超農繁期のはざまですが、梅雨時期なので、雨次第になりますし、広い畦の草刈り、まだまだ元田んぼから、果樹園への改良や、新たな田んぼの田作り、新たな畑(田んぼの畑化)などあと3年位は、田畑が安定するまで目白押しです。

その点、メインの自然菜園は5年以上経っているので安定しているので、週一でメンテナンス(日頃のお世話)で済むのでラクラクです。


さて、今回のブログは、前回畑のの雨の野良仕事(畑編)に引き続き、part2(自然観察:田んぼの水脈チェック)です。




田んぼの軽い中干しを始めたので、前回の自然稲作・発酵コースで溝切りしたところに水が並々溜まっております。


田んぼのヨケ(ぬるめ)にも水が並々あり、マコモも大きくなってきました。


田んぼの横の水路(ヨケ)にも水が多く、オタマジャクシたちは大満足でしょう。


水路の水も流々に流れ、


隣の田んぼも水位が並々ありました。


水路の水は、この時期、上流で刈った草が溜り崩壊している場合があるので、草が溜まりやすい場所は決まっているので、チェックが必要です。






山からの鉄砲水もないわけではないので、山の湧き水をチェックしておくと上々です。






うちの田は、近くに一級河川から水を引き入れているので、水をあげる石組みや水路の様子も確認しておくと、OKです。

つまり、水が多いときも少ないときも田んぼは最終のお尻で、水口の源流(川)まで俯瞰する必要があります。





元田んぼで、来年から田んぼに戻し、無農薬稲作を始めるための準備として現在は大豆畑にしています。

大豆を育てておくと、田の草(特にコナギ)が生えにくくなり、重宝します。

まずはダイズが育つように畝立てして種まきしましたが、大雨の後では大豆畑が水浸しです。








そこで、畝溝をつなげて、排水性を高めるため水脈整備が必要です。






そんな元田んぼの水脈整備には三角ホーが役立ちます。

三角ホーを押して、三角形の溝を作ってあげます。






最終的には、水脈をつなげてあげる30分位のメンテナンス(整備)で、排水路にどんどん水が排出されていきます。

このちょっとした水脈整備で、元田んぼに田んぼの草が生えるのか、大豆がよく育つのかの分かれ道です。

今回は、2回にわたり、雨の中の野良仕事(水脈チェックと水脈整備)をご紹介しました。
なるべく足跡を残さず、傘を差しながらでもできる30分~1時間位のちょっとしたことで、災害も、根腐れも、事故も未然に小さなうちに防ぐことができ、
作物が喜ぶ田畑にどんどんなっていきます。




次回自然菜園スクール自然菜園見学コースでは、2か月後田畑の生長具合を是非目の当たりにしてみてください。
8月18日(日) AM:自然菜園講座③(自家採種)
PM:真夏の自然菜園見学会(田んぼの出穂、野菜の夏休み、秋野菜の植え付け)




次回7/11(木)「中干しと出穂」です。

『無農薬無化学肥料でできる!自給稲作入門講座』

1年の反省と来年に向けて
田んぼの土づくりは、3年。稲を育てて、草が生えにくい環境づくり。3年後に楽できるように、毎年の積み重ねが大切です。
悪い連鎖を断ち切り、よい連鎖が続くように、3年かけて少しずつ抜本的に改善するためには、この講座では、現状の問題の真の原因を見つけ、
どうすれば、悪い連鎖を断ち切り、よい連鎖が続くように、自分の田んぼで改善していけばいいのかを知り、
自分の生活や仕事のペースと稲のお世話のタイミングを合わせていく方法を見つけていきます。


場所:戸倉創造館3階会議室
日時:第2木曜日 18:00~20:45まで(全12回座学のみ)
受講料:1回1,500円
対象:米の自給をしたい方。米作りが初めての方大歓迎!
参考テキスト:『自給自足の自然菜園12ヶ月』(宝島社)153~174ページ

●問合せ・申し込み先●
千曲市役所経済部農林課農業振興係服部
電話026-273-1111(内線7244)
Email:nousin@city.chikuma.nagano.jp(件名を「自給稲作入門講座」として送信下さい)




自然菜園スクール2019 募集中~ 



『無農薬無化学肥料でできる!自給稲作入門講座』

1年の反省と来年に向けて
田んぼの土づくりは、3年。稲を育てて、草が生えにくい環境づくり。3年後に楽できるように、毎年の積み重ねが大切です。
悪い連鎖を断ち切り、よい連鎖が続くように、3年かけて少しずつ抜本的に改善するためには、この講座では、現状の問題の真の原因を見つけ、
どうすれば、悪い連鎖を断ち切り、よい連鎖が続くように、自分の田んぼで改善していけばいいのかを知り、
自分の生活や仕事のペースと稲のお世話のタイミングを合わせていく方法を見つけていきます。
次回7/11(木)「中干しと出穂」です。


場所:戸倉創造館3階会議室
日時:第2木曜日 18:00~20:45まで(全12回座学のみ)
受講料:1回1,500円
対象:米の自給をしたい方。米作りが初めての方大歓迎!
参考テキスト:『自給自足の自然菜園12ヶ月』(宝島社)153~174ページ

●問合せ・申し込み先●
千曲市役所経済部農林課農業振興係服部
電話026-273-1111(内線7244)
Email:nousin@city.chikuma.nagano.jp(件名を「自給稲作入門講座」として送信下さい)


◆◇◆お知らせ◆◇◆

2019年土内容充実で、今年は、完全リニューアルで、
城山公民館「これならできる!自然菜園入門講座」講座が開催です。
毎月の野菜と土づくりのテーマで質問時間もたっぷりあるので是非お越しください。

今年度は、いつもの第1水曜日に
長野市城山公民館 18:30~21:25(当日、記録用動画撮影いたしております)
18:30~19:45座学
19:50~21:25質疑応答


新年度は、4月よりコンパニオンプランツの混植野菜をテーマに、季節の野良仕事と一緒にご紹介していこうと思っております。

今年のテーマ「コンパニオンプランツで混植」

毎月2種類(年間24種類)のメイン野菜とコンパニオンプランツを紹介。
各野菜とコンパニオンプランツをどのように栽培するとより効果的かなど体系的にポイント解説。

7/ 3(水)-「ニンジンのコンパニオンプランツ」「ズッキーニのコンパニオンプランツ」

座学は、野菜の栽培の流れをイメージしやすくなるだけでなく、失敗した本当の原因や準備ができるようになります。
菜園が忙しくなる種まき植え付けのラッシュ4~5月、草刈りと収穫が忙しくなる6~8月、あっという間に過ぎる9~12月とならないように、
1~2月に備えておくことをお勧めします。



新刊発売中!!さっそくの重刷決定!ありがとうございます。第一弾!『とことん解説!タネから始める 無農薬「自然菜園」で育てる人気野菜』(洋泉社)
今までの自然菜園でわかりにくかった点を見事に解説!最新技術を加え、決定版になっております。


第二弾!4/19新発売『プランターで寄せ植え野菜』
プランターは、失敗しやすいものですが、基本を守れば、とっても簡単です!今回は、寄せ植えで2~3種類の相性の良い野菜を混植し、1枚のメニューになるようにイラストと写真でまとまっております。プランタ―だけでなく、庭や菜園でも使える組み合わせなので、参考にしてみてください。




現在、『竹内孝功さんの自然菜園講座オンライン動画サイト試験発信中~
※有料サイトの都合、登録などの際に一部英語表記になっております。

※最新動画、「畑での野良仕事(実技編)」前編・後編もアップグレードできました。
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