無農薬・自然菜園(自然農法・自然農)で、持続できる自給自足Life。~自然な暮らしの豊かさの分かち合い~

信州の大地で自然農と自然農法で育てる自給農園で、日々の営みや生命を通して感じることや想うことを発信するブログ。

【一般無料版】自然菜園スクール『自然稲作コース』チェーン除草&ボカシ造り テーマ:「抑草と除草」

2021-05-30 06:58:08 | 自然菜園スクール

現在オンライン『自然菜園Q&Aセミナー』の冒頭で行っている『自然菜園ハンドブック』10分ミニ講座がYouTubeから無料でご覧いただけます。

本日5/30は、自然菜園スクール『醤油&味噌(小麦・大豆)コース』の初回です。

講義:種から育てる手間味噌・醤油講座①(ダイズ)
実習:ダイズの種まき、土寄せ

初回はいつも緊張します。

オンライン受講はこちら

昨日は、自然菜園スクール『自然稲作コース』テーマ:「抑草と除草」でした。チェーン除草&ボカシ造りを実習で、草が生えにくい田んぼとそうでない田んぼの違いを座学で行いました。

 

現在参加人数は、半分が全国からオンライン参加。半分が直接現地参加者で行っております。

田んぼの農繁期は全国的にだいたい一緒なので、講座に通いたいけど通えない方が、全国からオンライン参加してくれております。

 

参加者は、

座学は、オンラインでも受講でき、後日収録したものを30日間視聴できます。

実習は、後日パスワード付ブログで、動画や写真で、疑似体験(復習)できます。

 

このブログは、【一般無料版】なので、パスワードがないので、無料で、どんなことを行ったのか、講座や田んぼの様子を見ていただくことができます。

 

2種類のチェーン除草機の違いと作り方のコツをご紹介し、

実際に、ボカシを撒いた後、具体的に小さな田んぼでチェーン除草の仕方を見ていただきました。

畦塗りも行い、畦には、畦豆(大豆)を2種類(丹波黒豆とこうじいらず)を蒔きました。

 

ボカシ造りも行い、どんなボカシが田んぼに向いていて、作る時に水分量や熟成保存の仕方を学んでいただきました。

今まで除草剤、化学肥料農薬を使用して稲作を行ってきた田んぼでは、微生物をはじめ、生態系が崩れております。

除草&抑草だけでなく、生態系の回復材としてもボカシは有効なので、初めて無農薬稲作を行う田んぼにはピッタリですし、

上手に使うことで、収量も安定するので、小さな田んぼでも十分自給できるようになります。

 

直接現地参加者が3チームに分かれて体験実習しました。

このチームは、畦豆蒔きです。

このチームは、ボカシ造りを実習し、

 

すべてのチームを見回り、細かな気になる点を直接ご指導させていただきました。

ちょっとしたことは、観てもらい(見学)したうえで、実際にやって、指摘されてはじめて気づくことが多いものです。

何気ないことが、とっても重要なのです。

 

ちなみに、スクールの田んぼでは、冷たい水が直接田んぼに入らないように、中畦があり、ぬるめ(ヨケ)と呼ばれる細い溝を冷たい水を迂回させて温められた水が田んぼに入るようにしてあります。

 

しかも、そのぬるめ(ヨケ)には、刈った畦草が少々の米ぬかと一緒に踏み込んであり、発酵しているので、畦周辺の草は刈れてしまい、発酵した水が田んぼに入ることで、抑草効果がアップし、しかも収量が上がる仕組みになっております。

 

田んぼは一枚一枚違いますし、地域風土によってかなり個性があるものです。そこで、

自然稲作は、基本の型とその理論を同時に学ぶことで、各地風土の田んぼに合わせてカスタマイズする必要があります。

 

基本を学んでいただくことで、すぐに実践でき、その理論がわかっているので、カスタマイズできるようにカリキュラムを組んでおります。

 

無農薬自然稲作は、自給用の稲作のために、

全国に配信するために、全国の田んぼで勉強し、色々な師匠たちに教わり、完成までに12年以上かかりました。

 

今年はオンラインを行うことで、より多くの地域に届けることができ、感無量です。

 

まだまだ、稲作は毎年天候が違うので、色々ありますが、今後も学んだことを分かち合えたらなーと思っております。

 

次回は、6月12日(土)

講義:稲作講座④(水管理)中干し、深水、水を極めていこうと思います。

実習は、田車除草、手取り除草

草と稲の関係をさらに実習していこうと思っております。

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