1/15(日)13:30~自然菜園根本講座
1/15(日)17:30~自然菜園Q&Aセミナー 2時間スペシャル ※大好評につき再びスペシャル
先日、「野菜だより」(ブティック社)さんの取材で、久々に師匠川口由一さんを訪ねて奈良に行ってきました!!
川口さんは、ほとんどの方が知っておられるかもしれませんが、私の自然農の師匠で、19才ではじめた自然農法での家庭菜園で、失敗の連続の最中、自然農を教えてくださった方です。
当時は川口さんは7反もの田畑を営みながら全国で、自然農の学びの会をご指導のため行脚されており、若い私も奈良までは行けずとも、関東で開催された自然農学びの会に足しげく、大学時代に通ったものです。
自然農では、「耕さず」「肥料農薬持ち込まず、持ち出さず」「草と虫を敵とせず」の3大原則の元、田畑を不耕起・無農薬栽培するもので、その歴史は、1978年に川口さんが試行錯誤の末はじまり、46年目。ちょうど私が1歳になるころに始まった画期的な農法でした。
私自身、無農薬で育てられるようになったのは自然農のお蔭であり、自然農を軸に、自然農法、無肥料栽培、有機農業、パーマカルチャー、シュタイナー農法、循環農法を学び、実践し、(公財)自然農法国際研究開発センターの自然農法研修を経て、安曇野のシャロムヒュッテで、8年間、1泊2日の自然農の学びの会の講師をさせていただきました。
自然農順守の学びの会と並行して、松本・安曇野で自然菜園スクールの前身「自給自足の休日倶楽部」という自然農法の家庭菜園教室をはじめたのが今から16年前でした。
今回は、川口由一さんとの夢の対談のために、奈良の川口さんのお宅に訪れ、午前中いっぱい今までの感謝と、今の活動などをご報告させていただきながら、終始お互い笑顔で自然農×自然菜園対談をさせていただきました。
この対談は、「野菜だより」(ブティック社)さんで掲載予定ですし、現在川口さんの最新刊『(仮)自然農入門』(ブティック社)に活かされる予定ですので、お楽しみに~。
濃密かつ、突っ込んだ(高次元での)内容での対談だったので、これから編集してまとめるのが大変かと思いますが、快く受け入れてくれた川口さんに感謝ですし、このような機会を企画・編集をしてくださる加藤さんはじめブティック社に感謝でいっぱいです。
川口さんの一番大好きな畑の落葉広葉樹の下のばら蒔き区画。ダイコンや菜っ葉が草と共存して元気です。
私がご紹介させていただいているやんちゃ播きの原型がここにあります。
取材前日の大風と寒波で雪が降ったという10~30年に一度の奈良も、当日は穏やかででした。
46年間不耕起で亡骸の層が10数センチ重なる自然農の田んぼは、収穫脱穀された稲わらをまとい、静かに冬を迎え入れていました。
自然農・自然農法修行時代の1枚。20年位前の若い川口さんと私。東京の奥多摩での学びの会での懐かしいツーショット写真。
自然農をつづけて早27年。自然菜園の原点がここにありました。足は悪くなっておられましたが、気さくで優しい川口さんはご健在で、温故知新のあっという間の1日でした。
教えることとはなにか、自然農とはなにか、20年前の問答の答え合わせや自然農の極意と生き様を改めて学べた最良の時間でした。
川口由一さん、本当にありがとうございました。新たにご指導もいただき、今後も自分らしく、精進していきたいと改めて決意しました。
奈良といえば、鹿。せっかくの機会なので、趣味の神社参拝に足が向かったのが、
古都奈良は感慨深く、心地の良い風と共に神社参拝しながら、雄大な自然、御神木や山々を徒歩で回り、神(自然)に祈りをささげる。
26年の自然農、自然菜園の歩みを再確認するとともに、温故知新の旅でした。
2023年の自然菜園スクールの募集も無事始まりました。今年残り少なくなりましたが、新しい年を迎える準備を行いながら、今までを噛み締め、感謝の念と共に、来年の風を感じ始めた今日の子頃。
みなさまもお身体ご自愛いただき、良いお年をお過ごしください。
自然菜園を通じて「食べ物を育てる喜び、食べる幸せ、豊かさを今後も分かち合い」していこうと思います。
来年は 2023年・令和5年の干支は「癸卯(みずのと う)」に入ります。いよいよ時代は一気に破壊と創造の真っただ中へ。
来年も良い年になりますように。
年明け初開催の自然菜園オンラインセミナー
1/15(日)13:30~自然菜園根本講座