ステージおきたま

無農薬百姓33年
舞台作り続けて22年
がむしゃら走り6年
コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

腰ヤバい!からジム走り!!

2018-05-10 09:05:51 | ランニング

 農作業、忙しくなって、ヤバッ、腰に来てる。ほら、中腰とか、屈んでの仕事とか多いから。種蒔きだろ、苗植えだろ、草取りだろ、堆肥散布だろ、チェーンソーでの薪切りなんかも。腰への負担、半端じゃないぜ。

 畑から上がれば、椅子に座ったまま夜中まで、パソコンか本読みかテレビ、これで曲がった腰がかちんこちんに固まる。歩く姿なんか、お見事、ジイサンだから。カッコ悪りぃぃ、って背筋伸ばそうとするんだが、しゃきっとならない。顎ばっかり突き出して、どっかで見たぞ?そうか、お猿さんの恰好だ。やれやれ。

 朝起きるのも大変。まるで丸太ん棒!寝てる時って、体はリラックス、なんて、全然嘘だね。筋肉ガチガチに固まって、筋、極限まで縮みあがって、まさしく死後硬直状態。起き上がれない。布団の中で、腕を伸ばし、足を曲げして、しばしストレッチ。ようやく体を折り曲げられるようになる始末。

 だからって、作業中止でしばらく休養、ってわけにゃぁいかんよ。再来週の田植えに向けて、日々のノルマは無慈悲に迫って来る。以前のように夜星仰ぐまで動き回るなんてとてもできないが、せめて、夕方まではと田畑をうろつき回る。一日のお勤め終わる頃には、おおおーっ!こ、こ、腰がぁぁぁ、30度前傾のギプス固定。そろっそろっと足を運んで、えっこらさ段差を上がって部屋の中へ。作業着着替えは、重装備の潜水服の着脱そのものだ。どうにか椅子に腰を下ろした時にゃ、すべての気力を使い果たして死にぞこないのタコ状態ででろり。

 ここだ、問題は。この疲れ果てた有様で、ジムに出かけるか、どうか?

 もういい、一日動き過ぎだ。年寄りの冷や水、これ以上、かぶり続けるもんじゃないぜ!それこそ、腰の屈曲が固定されちまうぜ。ここは、一つ、ゆったりと、って思うはな、フツウ。

 ところがだ、凝り固まった体はほぐさにゃいかんのよ。収縮した筋肉、硬直した筋、滞留している血流。これを取り去ってやらねばならない。特に、血液だ。血管のあちこちにできてるうっ血を溶かして速やかに流してやらにゃいかん。で、もっとも効果的な方法は、走る!こと。

 体重くて、腰張って、辛いけど、我慢だ。ジム行って、頑張っちゃえ。

 そんなぁ、疲れてんじゃないの?うん、たしかに、マシーンに乗っても最初はストレッチ、ううっ、か、固い、伸びない!それが終わってやと、ウォーキング。普段なら数百メートル歩けば、走り出せるんだが、農作業後の1キロはゆったり。そこからそろりそろりと走り出す。それもゆったりジョギングペース。まだまだ、腰は固まったまま、血液が流れてないぞ。ランニングの基本、腰で走るなんて、とても無理。足だけ使ってちょこまか走り。

 でも、これじゃ回復は見込めない。苦しいけど、敢えて、手を前後にしっかり振って、腰の回転を促してやる。3キロくらい走ると、ようやく体中、血流がめぐり始め、筋肉や節々が蘇生してくる。よしよし、ここからちょっぴりスピードアップ。腰と相談しながら、さらに、アップ。いいよ、いいよ!腰の痛みも消えていく。両手の振りに合わせて、腰から前に出る走り方に変わってる。そうそう、腰を前に突き出して颯爽と走るんだ。それが腰痛防止の決め手なんだ。腰曲がり矯正の王道なんだ。

 5キロを過ぎる頃にゃ、完全復活、坂道傾斜走入れたりしながら、ペースはキロ6分を切って、最終的には5分半のハイピッチにまで。そう、疲れてるわけじゃないから、足や心肺は問題ないんだいんだ。その点、マラソン走ってるから、農作業ごときで、足に来たりはしないんだ。ともかく、凝り固まりをほぐしてやること。血の巡りを活性化させてやること。これが腰曲がり防御の一番のポイントなんだよ。

 どうだ、やってみないかい?疲れたら、運動する、固まったら、血液流す、これ、基本だと思うぜ。

 

 

 

 

コメント
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