ステージおきたま

無農薬百姓33年
舞台作り続けて22年
がむしゃら走り6年
コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

田植え直前、10キロマラソン自己ベスト!

2018-05-20 13:54:37 | ランニング

 1週間、勘違いしてたんだ。まさか、田植えの2日前が大会だったなんて!大会事務局から案内が来て初めて気が付いた。

 こりゃいかん。真冬並みの強風吹き荒れる中だったが、済ませてしまわにゃ、代掻き。厚手の服の上に雨合羽、寒さ対策万全にして、ひたすらトラクターを操った。終われば、レーキで高低差を均し、水漏れ防止用の波板を張った。これでなんとか、明日は走れるぞ。

 起きるとともに、田んぼに水が溜まっているかどうかを見て回る。1枚だけ少なくなっていたが、そこは応急措置。大会から帰ったら本格補修するってことで許してもらおう。ハウスのイネはプールなので、問題なし、片隅に置いてある野菜苗類にしっかりと水をやる。なんせ、今日は晴天の予想、乾燥と高温でぐったり、なんてならぬように。後は、大丈夫、かな?天気がいいだけ、心配は大きい。こんな時、走るなんて!

 なんか忘れ物があるようなモヤモヤ感抱えながら、車を走らせ長井へ。おっと、道間違えた!川西行くんじゃねえぞ!呆けてんじゃるえか。と、またまた、長井に入る右折路を、一つ手前で曲がっちまって、まっ、いいさ、こっち通りゃマラソンコース下見できるってこさ。

 風邪がやっと治りかかったところなんだ。喉の奥には痰が防御壁作って頑張ってるみたいだし、洟はかんでもかんでも湧き出てくる。頭がぼっとして道間違えんのも仕方ねえってもんさ。途中、目まいとか、頭痛とかでリタイヤ、なんてことだけはお断りだ。

 この大会、ジムの「ゆるっと」が出場者をバックアップしてくれている。参加手続きも代行してくれたし、今日だってテント立てて、休憩所兼荷物置き場を設置して待っててくれた。その上、ジュースやらカロリーメイトまでくれて、なんか宣伝してやらなくってもいいのか?名入りの鉢巻して走っとか。

 ゆるっと所属?メンバーは大人6人子ども2人。もっとたくさん走るっていいのにな。意見交換して、記念写真撮って、荷物預かってもらって、いざ、スタート。

 10キロレースって、完全にスピードレースだからね、完走なんて当然で、あっ、完全に馬鹿にしてる、問題はタイム。昨年は55分を切れず残念な思いしたから、今年は55分切りか。なんて、キロ5分30秒ペースだぞ。無理無理!風邪引きだろ、田植え前疲労蓄積中だろ、一年分老化進んだわけだろ、スピードトレーニングしてないだろ、・・・次から次と否定要素引きずり出して、まっ、57分が目標か。

 重い!やっぱり体が重い。ペースが上がらない。うーん、辛いレースになりそうだぜ。目標タイムも下方修正か?ほれ、さっそく一番の難所、伊佐沢への切り通し、ダラダラ登りが続く。一気にペースダウン。路面だけ見つめてひたすら耐える。やれやれ下り、どうにか体も動くようになってきた。よっしゃ、ペース5分切り。伊佐沢の折り返し点、あれっ、こんなに近かったっけ?いいぞ、短く感じるってことは、調子がいいってことだ。

 最上川の堤防まで戻って来て、あと4キロ!なんだ、なんだ、楽勝だぜ。ペースは5分30秒/キロ前後。ここからはもうアップダウンはない。山が迫っているので、日陰も多く涼しい。さっきからずっと競り合ってるお譲さん、わざわざ日向走らず、こっち側走ればいいのに。

 ゴールを対岸に見つつさらに下流へ。ここがちょっと辛かった。橋も長かったし。でも、橋から眺めた葉山の美しさにゃついつい叫んじまった。いいぜ、いいぜ、最高だっ!あっ、下の写真は伊佐沢からの戻り道での飯豊山かな?

 ラスト2キロ堤防上。4月の小山もこんな土手上コースがラストだった。あれも延々長く心が折れそうだったが、今回は、あっと言う間に、残り1キロの表示。その後は、自分でカウントダウンしながら、ゴールへ。

 ラスト50メートル、競り合い道中繰り広げたお嬢さんが抜いていく。えっ、そんなぁ、この期に及んで。時計を見れば、おお、記録更新まであとちょいと!よっしゃ、よっしゃ、スパートじゃい!

 記録54分39秒!やったね。ビビッて尻込みした記録、なんと達成しちまったよ。ペース5分29秒/キロ。まさかねぇ、こんなスピードで走り切れるとはねぇ。

 ついつい嬉しくなってゆるっとテントで待つ仲間たちに自慢しちまったぜ。したら、隣りで休んでたオジサン、静かに53分だった、だってよ。みってもねぇ、はしゃぎ過ぎっから、恥かくんだよ。が、まぁ、いい。

 さっ、帰って、田植えの支度だぁ。

 

コメント
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