いやぁ~、酷かった!雪の重さでボキボキだった。雪囲いが適当だったってこともあるがね。せっかく根付いた苗木もほとんど枝をへし折られて、ひょろりと1本立ちで耐えきった。古株もズタズタ!今年はきっとダメだろうな、収穫。花だってどんだけ着くか?
ところが、思いの外の回復状態。枝が減った分、残った花芽は元気いっぱい、これならそこそこの収穫が期待どきそうだ。よしっ、ならば、ちょっと手入れは念入りに。
周囲に雑草が生い茂り始めたところで、株の合間を管理機で耕耘。こんなこと初めて。その後の乾燥もあって、畑はすっきり、すがすがしい。と、なれゃ、木の回りのハコベやツユクサ、カナムグラなんかの芽生えもきれいに一掃しちまおう。1本、1本手取りで除草。毎年、欠かさず施してきた堆肥と稲わらのマルチが腐熟して、株回りはふっかふか。なるほど、この肥えた土が積雪のダメージから回復させてくれたわけだな。有機質で覆うマルチの威力だ。
10日近くも雨が降らなかったので、そのふか土もぱさぱさ。葉先がしんなりしてくる前に、水やりが必要か、もし、明日降らなかったら、潅水作業だな、やれやれ、付きっ切りで1時間か。
翌日、心待ちの降雨!これでブルーベリーも生き返るよ。しっかり降ってくれ。株元にたっぷり水分が染み込んだら、乾かぬうちにマルチで覆っちまうからさ。
雨が上がれば、マルチ作業だ。まず、製造委託している醤油屋さんから引き取った醤油の搾りかす。去年株回りにばらまいてみたが、取り立てて塩分過多の影響も出なかったので、今年はさらに多く貰ってきて10袋、畑にばらまいた。次に堆肥で株の周囲を覆い、その上に稲わら。思いっきり、雑!性格が出た。
これで、マルチ完成。初夏の日照り期もこれで乗り切れる。ブルーベリーは根張りが浅い。水分不足にはとても弱い。株元の雑草もきれいにむしったし、マルチも分厚く敷いた。ここまでやってやれば、よほどの干ばつに合わぬ限り大丈夫!7月にはあの甘酸っぱい実を楽しめるだろう。
おっと、その前に着き過ぎた花を情け容赦なく間引かないとね。