ステージおきたま

無農薬百姓33年
舞台作り続けて22年
がむしゃら走り6年
コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

終わった!って言ゃぁ終わったんだが、田植え・・・

2018-05-23 16:48:12 | 農業

 2日がかりで、どうやら終わった田植え、なんか全然やり終えた感がない!って言うより、心残りと悔いばっか。だいたい、捕植が終わってないってのが気に食わない。植えおとしのスペースがあちゃこっちゃ広がってる。田んぼが苗で植え尽くされてないってのは、こんなにも精神衛生に悪いものか!

 種蒔きの時、箱の枚数を間違えたんだ。なに考えてんだか!一緒にやってる人の分、ぽろっと抜け落ちてんたんだ。しかも、発芽は絶不調!!疎らにしか芽が出ない、なんて箱が10枚以上!さらに、なんとか発芽したものも、肥料不足のせいか、緑がまったく上がってこない。最悪!

 原因究明は、いずれじっくりとするとして、取りあえず応急処置。アミノ酸肥料を水に溶かして液肥を作り、それを連日散布して、どうにかこうにか田植えできる状態まで持ち直せた。

 田植え機扱いの昨日は、初動の失敗を除けば、ほぼ完ぺき!と気を良くして上がったんだが。えっ、失敗か?せっかく修理してもらった再生機、田んぼに入る直前に道路との境界石にぶっつけて箱の送り出し部をひん曲げちまったのさ。苗箱が時折引っ掛かるので、おかしいなぁと覗き込んで気が付いた。急遽にわか板金屋さんになってハンマーで叩いてなんとか元に戻した、ってお粗末。まっ、いつも何かしらやらかすんだよ。

 今日は捕植、発芽不良とは言えコシヒカリは、たっぷりあっからな、って前日の満足感を引きずりつつ作業にかかろうとしたら、小学校から頼まれた分あるの?って思いもかけぬ神さんからのお言葉!えっ、モチだけじゃなかったの?見事に勘違いしていた。と、なると、ぎりぎり残して、我が家の方は出来損ない苗を中心に適当に目をつぶって捕植!もう、仕方ない、学校優先よ。

 午後からはヒトメボレ、こっちはまったく不足。どうにか取り置いた3枚でやるしかない。機械植えは順調だったし、なんとかこの3枚で済むかも。なぁんて、とんでもない!始めてみれば、植えおとしはそこら中!数メートルにわたって何にもない平面が広がってる部分も幾つもあった。ど、ど、どうしてこんな無様な事態に?

 追肥だよ、原因は。プール育苗で液肥を播くと、水面の上部に肥料分が広がる。それを吸いたくて、根っこが床土の上に出きて広がってしまうんだ。その上根がポット同士をつないでしまう。と、どうなる?田植え機で、ポット苗が繋がって落ちてしまうってことなのさ。当然、正常に植わらない。そんな不都合もあり、欠株も随所に見られ、捕植必要な個所は思いの他の多さだったんだ。

 これ、手持ちの補植用苗で済むわけないよ。絶対足りない!どっかはそのまま欠所で残る。だったら、どうする?外見でしょ。道路に沿った側だけでもそれっぽく取り繕わなくっちゃ。見栄っ張りの僕としちゃ、当然の判断。で、落ちてる苗とか、田植え機が踏んでしまったものとか、使えるものはすべて拾いつくして道路に面した部分だけは植え終えた。

 これで、不本意ながら田植えは終了。さらに追い打ち。黒米の苗は病気が出た模様。もう、踏んだり蹴ったりってやつだよ。きっと苗床の土がまずかったんだろう。病気に弱い黒米がまずやられたってことだ。植えるそばから枯れていく苗も見られる。まったく、もう、この先が思いやらるよ。

 ああ、これから半年、不揃いの田んぼを嫌でも見て回らなくっちゃなんないなんて!

コメント
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