ステージおきたま

無農薬百姓33年
舞台作り続けて22年
がむしゃら走り6年
コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

チラシ裏もチェック!『予兆 女たちの昭和序奏』

2018-05-24 08:46:56 | 菜の花座

 本番2か月前の宣伝活動スタート、ちょっと遅いがみんな懸命に動き始めた。置賜地区内のホールや図書館、公民館、極力リストアップして、手分けして回っている。お願いするのは、ポスターの掲示とチラシを置いてもらうこと。僕も、白つつじマラソンの帰り道、南陽のシェルター南陽、えくぼプラザ、高畠の文化ホールまほら、生涯学習センターと回ってきた。田植えのごたごたが終わったら公民館を軒並み回るつもりだ。

 今日も稽古開始前の1時間、地元のナオミと一緒に町内小松の商店を軒並み回る。だいたい50軒くらいかな?どんだけの人見てくれんの?となると、心もとないお店だが、菜の花座って地元劇団が今年も元気に公演してますよぉ、って、まぁ、地元への刷り込みってとこだ。人間、頭のどこかにあることには親近感をいだくものだからね。

 持って回るのは、ポスターとチラシ。ポスターは外向けに、チラシは裏も含めて内容を理解してもらうのが目的だ。そのチラシ裏。

 残念ながら、ポスター、チラシ表には及ばない。担当者は忙しい中、一生懸命アイディア出してデザインしてくれたんだけど、ツッコミどころは多々あるなぁ。まず、文字がにじんでしまった。印刷屋とのやり取りが不十分だったかな。出演者顔写真の下に入れた役名がまったく読み取り不能になってしまった。これだけでも情報としては小さくなかったのに。

 全体のイメージ、特に表との整合性ってところは、もう少し気を使う必要があるだろう。文字のフォントとか色使いとか、レイアウトとか、もっともっと、プロ劇団のチラシから技を盗まなくっちゃね。役者全員の顔写真てのは、団員がこのチラシ持ってチケット売りに回る時に役立つから、仕方ないところはあるんだが、これを載せることで、デザインの可動域は狭まってしまう。痛し痒しかな。

 一番気になったのは、小見出し的なセリフの引用だ。あらすじでさらっと芝居の内容には触れられている。あとは、この小見出しで、芝居の見どころを、1球1球、きわどいストライクやつり玉として投げ込まにゃならんのよ。だから、セリフの選択は細心の吟味が求められる。この芝居で訴えたい点、惹きつけるセリフ、生きたセリフ、お客さんが会場に足を運んでそのセリフを生で聞きたい、その前後をその目で確かめたいと思うものでなくっちや。それと、ランダムなようでいて、引用したセリフ全体が一つの世界を提示していること。なんて、難しい注文かな。

 せっかく苦心して仕上げてくれたチラシ、けち付けててどうする?ってことじゃあるんだが、やはり1回1回、反省をして行かないと、次のレベルアップにつながらない。演技もスタッフワークも制作部分も、公演のたびに質を高めていく、それが何より肝要ってことだ。

 と、日々努力する菜の花座、ぜひぜひ会場にお越しくださいませ。

  本番は7月16日月曜(祝日)13時30分から。川西町フレンドリープラザ

 

 

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