1週間、『予兆 女たちの昭和序奏』の宣伝、宣伝、また宣伝、振り回されたな、完全に。
まずは、地域情報誌「あずま~る」。稽古はすべて取材対応。衣装着けて、道具持ち込んで、ご要望のままにダイジェス版。みっちりとインタビューにもお付き合いし、撮られた写真は1000枚強?いやいや、不平なんて、不満なんてあるもんですかい。置賜2市2町、63000部、全戸配布なんて夢のような宣伝機会だよ。それも、特集で記事トップの5ページ、反響大きいこと請け合いだ。なんだってしますよ、なんだって。
高校の国語部会で先生方に講演、って、こりゃ宣伝じゃないたろう。そう、期待された内容も手抜きせずお伝えした。が、なんたって、菜の花座よ、次回公演よ。折あるごとに話題を潜り込ませ、最後は、ええい、やるならとことんだ!各学校にポスター掲示を無理強いして、講演終了。
そして、一昨日のYBC番組取材。
夕方6時台の「ニュースエブリー」枠の中に入る「時の記憶?」だかって5分程度の番組だそう。こっちは、どうも僕を中心に構成したいみたいで、昼間は自宅での取材。それも農作業しろとかってことで、そんじゃまず、田んぼの畔草刈りか。部屋に上がって、執筆風景。本当は机中資料本やら、新聞やら、コーヒーやら、カメラやら、やたら散らかしてある中でパソコンに向かってるんたが、テレビに映るとなりゃ、そんな幻滅の舞台裏見せるわけにゃいかん。すっきりと下書きノートとパソコンだけ。実際に何か書け、って、それまずいだろ、1文字1文字、右左各1本の指でタイピングなんてみっともないぞ、いかにもジジイだぞ。まっ、現実って言やぁ、その通りなんたが。
夜からは、菜の花座の稽古風景の撮影。稽古場が、中央公民館しか取れなかったので、座敷2間ぶち抜いて、片方で読み、奥の間では、立ち稽古、と、もう完全に取材対応モード。この日しかダメだってんだから、我慢してもらうっきゃないよな。和室なので、長い座卓はあるが、椅子とか机なんてあるわけもない。ここ椅子ね、って目印に座布団置いて動きの稽古。しまらねぇ!が、ディレクターが上手に編集してくれるでしょう。
ここでのインタビューは、新人3人。稽古が続く騒々しさの中でマイクとカメラ向けられていた。いいのかねぇ、あんなんで。たった5分の番組でどんだけ撮影するんだ?ってくらい、様々撮りまくっていた。一日たっぷり収録した画像すべて見て、つぎはぎするんだろうけど、それも大変な仕事だなぁ。
取材終わるにあたって、『予兆 女たちの昭和序奏』はしっかりと伝えてくださいよね、ってくどく念押し。さらに、できるだけ団員を出してよね、とも一声添えたが、そいつは軽く却下されちまった。どうやら、菜の花座19年の歴史、それを支えた座長ってとこに興味があるみたいなんだな。劇団、あくまで役者が顔なのになぁ。作者とか演出なんて、表に出る必要はないんだ、って言うより、芝居は完成した舞台で勝負なんだから。やれやれ。
まっ、すべては宣伝!『予兆 女たちの昭和序奏』の公演情報をしっかり伝えてくれるんなら、なんだって、我慢いたしやんすよ。