久しぶりのパン焼きだぜ。5月半ばは田植えだろ、6月は公演、そして、一昨日までのコント台本書き。とてもじゃないが、パン焼くなんてしてらんないよ。パン欲しいんだけど、って、お願いはすべて丁重にお断り、結果、自分の食べる冷凍庫ストックもすっからかんになっちまった。そう、依頼ついでに余分に焼いて、おやつ用に保存してたからね。
1か月半ぶりのパン焼き。頭が対応しない。食パンはいつも通り粉にして1.5キロ、6本分焼くとして、菓子パンは何にする?何する?ギリギリまで悩んで、そうだな、ここは原点に戻って、アンパンとクリームパンとブドウパンか?って、決断できたのが、菜の花座稽古から戻った11時前。そこから準備開始。
まず、一緒に練り込むごはん用のコメを炊飯器に仕込む。うるち米が大ピンチなので、いつもは3割のモチ米を6割に増量。次に時間がかかる小豆の餡炊き。2度吹きこぼしてから本炊きに入ったが、事前に水に漬けてないからなぁ、なかなか柔らかくならない。その感にレーズンを湯通ししてラム酒に漬け込み。クルミもオーブントースターで火を通した。刻むのは、ええい面倒だぜ、明日朝ってことで。炊き始めて1時間半、うむ?まだか?まだまだ固い粒がある、が、まっ、いいか、ここまでってことで。もう12時半回ってるし。残った湯を切ってザラメ糖を加えて煮詰める。ここから、小豆の具合を見つめつつ付き切っりだ。焦がさぬよう、ゆっくりじっくりかき回す。砂糖の量は、たしかぁぁぁぁ、うーん、忘れた。味見をしちゃ足していって、まっ、こんなもんじゃないかって、適当!ああ、夜中の1時過ぎちまったぜ。
翌日は、朝、7時に作業開始。まずは、食パンをこねるんだが、ありゃ、塩の量どんだけだっけ?あ、そうそう、小麦粉の2%ね。これは暗算簡単。30グラム、正解。問題は水の量だぜ。1.5キロの55%。さあてどうだ、暗算しろ。うーん、これがちょちょっと出てこない。えーっと、まず50%は750グラムだろ、それに5パーセントが、えーとえーと、その1/10だから75グラムで、これを足しゃいいんだ、が、この足し算がすらすらと行かない。ああ、もう、子どもの頃は暗算だけは得意だったのに、頭が頑として回転しない。嘘だろ?って疑うんじゃないぜ、これが老化ってやつなんだからな。しゃあねえ、、計算機使うか、って心動くのだが、なんのこれしきの暗算できないなんて癪じゃないか、そんな頭脳の低出力はぜったい許せない。825グラム、間違いないよな。これに容器の風袋480グラムを足すとぉぉぉぉ、1305グラム、なっ、なっ、間違いないよな。違うと、生地とんでもないことになるぞ。間違いなし、間違いなし!呪文を唱えながら、計った水を加え捏ね始める。うっ?柔いか?粉足すか?いやいや慌てるな、容器の下の方に粉が残っておるぞ。これを掬い出せば、ほぉぉれ、ちょうどいい固さになった。
菓子パンの方は、これは簡単、だって50%だからな。あと、カスタードクリームの配合はぁぁぁ?これは、覚えていない。Ipadのメモを見て作る。よしっ、パン生地は2種類捏ねたし、後は、分割、成形、発酵、焼き上げ。これは記憶力は関係なし。不注意で焦がさぬように、こまめにタイマーで経過をチェックしてぇぇぇ、・・・
ほぉぉれ、すべて上手に美味しく焼き上がったぜぇぇぇ!
頭の回転は鈍っていても、手わざや工程そのものは、忘れちゃいない。まっ、これが昔取った杵柄ってもんだろうな、って、古いなぁ、表現、杵柄なんて、ほとんど通じないぜ、今時。