ステージおきたま

無農薬百姓33年
舞台作り続けて22年
がむしゃら走り6年
コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

手作りはゆとりの指標!

2019-07-01 09:10:47 | クッキング

 かなり、調子、悪いぜぇ。体もだるい。頭もぼやけている。呆けてるじゃねえぞ、ぼやけてる。そりゃそうだろ、一日中パソコンと睨めっこって日が何日も続いてるんだからな。

 コント大会用台本の締め切り、迫ってんだよ。農作業?そんなもんもほったらかし、もちろん、ジムに出かけてる暇はない。毎週欠かさぬZUMBAレッスンも踊る余裕なし。ほぼ、半径5メートルの生活圏で生きてるな。運動らしきことと言えば、田んぼに水を見に行くくらい。これじゃ壊れるわ。

 時間、ないから、食事も手抜きだ。鍋に豚バラ肉と大根をぶち込んで、煮詰めた奴で食いつなぐ。一度作っちまえば、後は、温めるだけだからな。あとは飯炊くだけ。いかん、いかん、これじゃいかん、と畑からもぎり取って来たリーフレタス、マヨネーズをかけてむりやり口に押し込む。と、いくら手抜きしても、夜のウィスキーだけは外さない。食生活も乱れているよなぁ。これで良いもの書けるか?なんて考えてる暇ない。ともかく書かにゃ。ともかくアイディア捻り出さにゃ。 

 こんな切羽詰まった時間の中で、唯一心慰めてくれるのが、今年漬け込んだ梅酒と梅ジュースの瓶だ。

 毎日何度となく目をやり、瓶を振るって、出来具合を確認する。特に、梅ジュースは失敗しやすいからな。下手するとすぐにアルコール発酵しやがるんだ。お、おい、梅酒作ったんじゃねえぞ、なんて泣き言並べても後の祭り、一旦発酵が始まれば、腐敗と発酵のせめぎ合いのようなゲテモノが出来上がっちまう。発酵止めに酢と焼酎を入れてあるのだが、最近はその量も極力減らしている。梅の酸味と風味を殺さぬようにってな。なので毎日の瓶振りは欠かせない。まだ果汁が染み出さぬ上部の梅にもアルコールや酢が回るようにとの手入れだ。

 仕込んで10日、もう発酵の恐れはなくなった梅ジュース、氷砂糖オンリーのものと、黒砂糖併用のものと2種、梅2キロを仕込んだ。まっ、別に最初から意図したわけじゃなく、ただ氷砂糖が足らなかった、側に黒砂糖あった、ってだけの話しだ。梅酒の方は、わざわざ酒のやまやまで行ったからねえ、安物スコッチの大びんが欲しくて。去年は安物ブラディで漬け込み、今年はウィスキーってことだ。どちらも、こまめにフットワーク軽く作業したもんだぜ。そう、10日前は、公演終わって、やれ一段落の時期だったからなぁ。おお、農作業以外やることないぞ!有り余る、ってほどじゃないが、時間をどう使ってやろうか?

 つまり、ゆとりたっぷりの日々だったってことだ。時間があるから出かけよう、とはならない出不精の俺、やることって言えば、本読むこと、ビデオ見ること、くらい。まだまだ時間はあるぜ。っとなるから、よぉぉしっ、梅ジュース作ろう、梅酒漬け込もうってなるわけなんだ。つまり、手作りは、ゆとりの指標、余裕のバロメーターってわけさ。だから、我が家に手作り食品が溢れてりゃ、それは。、ゆったりした時が流れてるって証だ。同じころ作った紅大豆とクルミのお菓子、こいつもぽりぽりむしゃむしゃ、ほぼ食べ尽くした。

 カップケーキとか作ろうか、いや、ドーナツもいいな、なんて冷蔵庫から取り出したバターは台所の棚に置きさらし、うーん、あと、ちょっとだ、もうすぐ、書き終えるからな、そしたら、使ってよやるからな。そうすりゃ、また、手作りの優雅な時間が戻ってくるってことだぜ。

 

 

コメント
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