ステージおきたま

無農薬百姓33年
舞台作り続けて22年
がむしゃら走り6年
コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

こんなの作りたかったわけじゃねえよ!ベビー玉葱!

2019-07-09 08:27:54 | 農業

 今日もまたもや、自虐ネタ?だぜ。

 昨日はヨトウムシにやられた穴あきキャベツ。今日は、草に負けたチビタマネギ、だ。どうだ、参ったかぁ!違った、参ったぜ!!まぁな、去年、苗を作った段階でわかっちゃいたけどな。こうもちっちぇとは思わなかった。ベビーオニオンとして作ったなら上出来って大きさだものな。

 苗で出来が決まるタマネギ、去年も苗作りを失敗。それでもなんとか大きくなってくれよ、って淡い期待を込めて植え付けしたんだ。雪が少なかったせいもあって、なんとか冬越ししこたぁしたんだが。その後の成長は遅々として進まない。大きくならないってぇと気持ちも離れて来るもんだ。心が行き違っちまった男と女と同じこと。意に沿わぬとなれば、暖かい言葉も手立ても掛けなくなる。人間の条理ってもんだな。

 それでも一度はしっかり草取りしてもみ殻堆肥なんかも撒いたんだけど、そこから先は続かなかった。結局執念深く押し寄せるはこべたちに負けて、5月6月は草に埋もれた隠遁生活だった。これじゃ、育つわけねえよな。もう、収穫するのも面倒!で放ったらかし。かと言って、次の作物のために畑あけてもらわにゃ困るし、って完全に厄介ものだ、すまん。

 意を決してタマネギ探索、回収活動開始した。か細い茎なんかとっくに枯れて消えちまってるので、手掛かりは辛うじて覗かせている頭部分のみ。雑草をむしり取りつつ、畝を頼りに探して行く。まったく情けない作業!やりきれない不毛な仕事!どうにか全部掘り出して、今度はお隣のニンニクに移る。

 こっちは、さすがに茎が残っているので、それを頼りに抜き取って行く。こっちも負けず劣らず小せぇぇぇぇ!

 タマネギと違って、こっちは種植え、春先はけっこう元気に育ってたのにな、収穫してみりゃこの大きさだ。ってことは、作り方に問題があるってことだろう。

 一つの理由は分かっている。黒ビニールマルチを使っていないこと。ここらでタマネギ作る時にゃ、この黒マルチは必須。春先の地温を上げ、雑草を防ぐ。効果抜群なんだ。これが、どうも嫌なんだぜ、使い捨てだから。ビニール絶対使用せず、なんてお堅いこだわりは持っていないが、1回で使い捨て!ってのはなぁ。草取りの手間はあっても、お世話にならずに済ませたい、で頑張ってる。

 だが、一番の理由は、肥料の問題だろうな。生育の途中、他の農家のものと比べて、葉の緑が格段に薄かったんだ。ああ、これじゃ大きくならんよな、と感じた。堆肥も不足、肥料っ気も不足、これだな、解決すべき課題は。それと、春先播くもみ殻堆肥もよくなかったようだ。そこら中、ネズミの穴だらけ!こうも騒ぎまくられたら、いじけるわ、そりゃ。

 みっともないちびタマネギ、できればスルーして触れないでおくか、とも思ったが、昨日の穴あきキャベツの記事が殊の外好評だったので、連続の自虐ネタとしてアップした。そう、他人の失敗くらい面白いものはないものな。まっ、せいぜい笑って楽しんでくれ。

コメント
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