ステージおきたま

無農薬百姓33年
舞台作り続けて22年
がむしゃら走り6年
コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

そうか、スポーツ中毒だったかもしれない!

2020-03-31 09:05:45 | 世の中へ

 コロナ自粛が始まってから、暮らしぶり変わったな。ジム閉鎖で外ラン復活だろ、外出も最小限にして劇団の稽古くらいのもんだ。日頃の習慣も気づけば変化あり。例えば、情報欲しくてツイッターを追いかけ続けるようになったしな。逆に、テレビのワイドショーやNHKのニュースはさっさと切る。同じ情報とっかえひっかえ騒ぎまくって時間埋めてるからな、ワイドショー。一方、NHkは、もう!!!完全な政府広報、大本営発表で見るに堪えない。ちなみに、ニュース⇒岩田記者に代った瞬間、スイッチオフ!ってツイートが飛び回って、かなりの数のいいねを得てるものね。

 新聞の見方も変わった。一番大きな変化は、スポーツ欄を見なくなったこと。そりゃそうだぜ、大相撲の無観客を最後に試合そのものがないからな、記事の書きようがない。プロ野球のオープン戦情報で引っ張るなんて無理だしな。担当記者も大変だろう。なんとか紙面埋めようと、各界裏情報を探し出しちゃ薄めに薄めて文字数稼ごうと、涙ぐましい努力だ。

 で、寂しいか?物足りないか?ってぇと、それがそうでもないんだな。つい、習慣でスポーツ欄から開くって惰性もなくなって、今じゃ1面、2面からおもむろに開いていくという王道に立ち戻った。

 そうか、スポーツなけりゃ夜も日も明けない、なんて、ウソだったんだ!別になくたっていいじゃん!

 いや、そこまで愛想尽かししちゃいないけど、以前のスポーツ追ってた目の色が褪せてしまったのは間違いないな。根っからの運動LOVE、スポーツ大好き人間だからねぇ。ほら、今だって走ってるし。小学校じゃサッカー、青年期はラグビー、かじって、いや、舐めてた身だから。

 コロナのおかげで、ちょっと引いてスポーツてのを見るようになって気づいたんだ。俺って、スポーツ中毒だった!

 サッカー中継は見逃さない。相撲だってテレビつけっ放し、スポーツニュースは欠かさず見るし、海外進出してるサッカー選手の情報だって逐一ネットで追ってたからね。マラソン大会なんてジムでマシーンを走りながら声援送ってたもの。体を鍛えること、鍛錬した肉体、磨き上げた技量、つまり、プロの運動選手は、これはもう、文句なく尊敬、崇拝、礼賛しきりだったんだ。

 だがなぁ、これ、ちょっと常軌を失してたんじゃないか?って思い始めてるんだ。それは、たしかに素晴らしい。人間離れした演技やプレーには魅入られる。どんなに時間工面しても最後まで見る。夜中の試合もライブ中継に首ったけ!でもなぁ、それって、ウィスキー1本に百万円出すってくらいの狂い方、いや、そんなことしたことないけど、じゃないのかねぇ。

 ウィスキーにゃ身の丈にあった楽しみ方ってもんがあるように、つまり、俺なら1本2000円までとか、スポーツだって、そこそこに楽しみ応援するって分相応に落ち着かせてやる必要があるんだと思う。

 日々修練を続けてる選手たち、それは素晴らしい。彼らの頑張りに元気付けられるし、人間の可能性を押し広げてくれて感動だ、感謝だ。だけど、そりゃスポーツばかりじゃない。音楽だって演劇だって仕事だって商売だって、その置かれた場で己を賭けて勝負してる人はたくさんいる。オリンピックはなくても、日々、究極の自分に向けて磨きをかけている人は数限りない。

 オリンピックで気づいた。そう、日本人、ちと、スポーツに入れ込み過ぎ!なんだぜ。この期に及んで、オリンピック開催に血眼になってるって!

 これを機会に、運動、スポーツへのお熱を冷まそうじゃないか。な、平熱で行こうぜ!

 

コメント
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