おっぉぉぉぉ!菊地さん、笑顔でどーんと載ってるぜ、朝日新聞置賜版。
なになに?「発酵の楽園」追い記録映画、だってさぁ。発酵を農業の方から見つめた映画に出演したらしい。
そうか、そうか、菊地さんなら当然だ。農業人生、農薬の害に気付いたあとは、終始一貫、健康な農業と健康な食、有機農業の地域普及を語り続けてきた人だからなぁ。20年前、たかはた共生塾に顔出してた頃は、会えば延々とご高説をうかがう日々だった。これが、大いに役に立った。だから、彼は師匠!
すぐに役立つ農業知識から、健康にかかわる哲学、実戦知識、地域運動の広め方とか、もう、話し始めれば、話題は尽きず、延々と語り続ける。まさに警世の伝道者ってところだぜ。
何が凄いって、その知識と博学、行動力もさることながら、人に伝えようとの意欲の高さだよな。まさしく宗教者!来るものは拒まず、どころか、1メートル以内に近づけば、たちどころに吸い寄せられて茶の間に上げられ、お茶飲みついでの講話が続く。一旦始まれば、まず数時間は終わらぬ。次から次と最新情報?が繰り出されてくる。これは覚悟せねば到底太刀打ちでかんので、最近は、常に一定距離を保つようにしているくらいだ。
しかし、この話し好き、話し上手、話題豊富が、有機農業、発酵文化普及の強力な武器になっているのは間違いない。宅急便の集積場も提供してくれてる関係で、ちゅくちょく伺うのだが、いつでも来客が絶えず、茶の間講話会は大盛況なのだ。これではいつ自分の仕事や勉強ができるのかと心配するほどに、伝えることに己の生活をすべて差し出している。
アイディアも実に豊富だ。減反地に蕎麦を播き、その産地そば粉を使った蕎麦屋ができるのを積極応援したり、滋養豊富な菜っ葉?を巧みな命名で広めたり、地域のレストランに玄米利用の定食メニューを導入させたり、有機質発酵肥料を商品化したり、もう、この人の頭の中はどうなってんだ?状態の人なのだ。
今回は、その幅広い守備範囲のうち、発酵と農業と地域、ってところに焦点を当てて映画がつくられたようだ。彼のお茶飲み独演会が、スクリーンに繰り広げられていることだろう。
映画には、これまた我が先生、宗男さんも出ているようだ。もう、何十年も地元小学校での米つくりを指導している人だ。菊地さんと言い、宗男さんと言い、自分の生活などほっぼり出して地域のために没頭する人、そんな人が多いのが、ここ高畠町。それが都会から多くの人たちを惹きつけた要因だ。この映画が、きっと、農業へ、高畠へ、見る人たちの心をそそることになるだろうな。
あっ、ちなみに、小学校の米つくりにゃ俺の苗が行ってるんだ。が、こっちは、実費もらってるから、彼らの無私の精神にはとてもおよばないよな。