自然治癒力セラピー協会=Spontaneous Healing Therapy Japan

自然治癒力を発揮させるために、心と体の関係を考えます。

科学的な祈りの成就方法

2013年12月03日 | 健康のための心の波動

地球の秘話?ヒマラヤ山脈&ゴビ砂漠  平成25年12月3日

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 著者はしがきから

わたしは1894年に極東を訪れた

11人の調査団の一員であった。

3年半にわたる極東滞在中、

ヒマラヤの大師たちに接触した。

大師は私たちが 

偉大なる法則の働きを

実証されるのを実際に見るために、

大師がたの生活の中に親しく

入り込むことを許してくれた。

私のノートを今ここに、

“極東における、大師たちの生活と教え”

と題して、発表するが、そこに盛られた内容を

そのまま受け入れるか、否認するかは、

読者の自由である。

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調査隊は以下のように 記している:

                       

”朝食がすむと、その日は宿の女将(おかみ)と

別の御婦人二人が私たちと同行する予定になっていた。

そのうちに、村に病気の子供が一人いて、宿の女将に

きてもらいたがっていると告げられたので、私たちは

その男について、子供に家に行ってみたが、かなり

の重態だった。

 

女将が前に進み出て、手を差し伸べた。

子供の母が女将の腕の中に子供を置くと、その瞬間、

子供の顔が明るく輝き、しばらくは身体を摺り寄せて

丸くなり、二三分もすると、もうぐっすり寝入って

しまった。

 

そこで女将は子供を 母親に返して、私たちは

廟に向かって行った。

道々彼女は次のように、話してくれた。

この愛する人たちが 私たちをあてにしないで、

自分たちの力病気直しができればと思うんです。

そうすれば、あの人たちのためになります。

ところがそれができないので 普段は私たちとは

没交渉でいるのに、いざというときだけ、私たちを

求めるからです。 

まあ、それも悪くはないでしょうが、それでは

何時までたっても自分自身の力に頼るということが

ないのですね                          

私たちとしては、あの人たちに 自らたのんで

欲しいと心から望んでいるのですが、この人たちは

あらゆる点でまだ、子供みたいなのです。“

 

女将の話がここで終わった時、一行は梯子の下に

来ていたので、それを上がって、トンネルに入って

いった。

                                      

”二人の男が私たちに随行してくれたのであるが、

中へ入ってみると、どうしてどうして、十分に明るく、

かなり前方にあるものを見分けるのに事欠かぬほどで

ある。しかも 光は私たちの周りを取り囲んでいるらしく、

影一つささなかった。

 

このことは前日に、気がついていたが、誰ひとりそれに

触れるものがいなかった。トンネルの中をどんどん進み、

階段を上って、三番目の部屋に着いた。

この部屋は下の二部屋より若干広く、両方の壁には、

非常に多くの石の書板が置かれていた。

この部屋の真後ろにも、もう一つ大きな部屋が

くりぬかれていて、そこにも同じような書板でいっぱい

だった。”

 

”これらの書板には赤みがかった、濃褐色で、うわぐすり

が施されている。大きさは 14x24、厚さ2(単位は

呎・フィート)、重さは一枚10~20ポンド。

 

こんなものを、どうやって、山を越えてここまで

運んできたのか不思議で仕方ない。

こうして、不思議がっていると、それは山越えして

運んできたものではなく、この山がまだできない頃、

ゴビ地方が豊穣で、人間がそこに定住しているころ

に持ってきたものであるのだと教えられた。*2

 

山が出来上がって、ずっと後に、万一の破壊から

守るために、この地に移されてきたのだと言う。

 

山が盛り上がる前に、この地方の一部に大きな津波が

やってきて、土地を荒廃させ、生き残った人たちは外界

から切り離されて生計の手段を失い、遂に、現在 

ゴビの処々方々に出没して荒らす窃盗団の先祖と

なったのである。”

”現在のヒマラヤ山脈とゴビ砂漠のあるあたりは、

もとの ウイグール大帝国*3 のあとで、当時は

高度の文明をもった、民族の大都市があったのである

が、津波で滅びてからは、

寄せ来る砂に覆われ尽くしてしまったそうである。*4

 

後に私たちは書板から、翻訳して書き写したものに

したがって、これらの失われた都市の内、三つまでは、

われわれの手で発見した。

何時か発掘がもっと、進み、完成した暁には、これらの

記録や言い伝えが真実であることが証明されるものと

信じている。”

”これらの記録によれば、この文明の栄えた時代は

数十万年前となっている。

最も あなたたちは、本書版を探索しようとする目的で

ここには来ていないのでどうやら本論から逸れたらしい。"

と話すと、次の話題に移った。

 

一番目の部屋に戻りながら、隊長が 

’望みというものは、表現すれば、すぐに満たせるもので

しょうか?’と尋ねたからだ。女将はそれに応えて、

’正しい形をとって、表明すれば、叶えられるものです。’

というのであった。

 

更に言葉を続けて、

’望みというのは、祈りの一形式であって、イエスの祈りは

聞かれたから イエスの用いた祈りの方法こそ、正しい形

といえるでしょう。

いつも聞かれる祈りこそ真の祈りでなければなりません

亦、したがって、科学的でなければならない。

科学的である以上、一定の法則に従うものでなければ

なりません。’”

彼女の説き明かしは続く

“その法則というのは‘汝の悟れる程度に、汝の祈りは

叶えられたり’であり、‘また、汝、何を望むとも、そを

祈るに、すでに受けたりと知れ、しからば、そを得ん。‘

であります。

 

もし、私たちが何なりとも求めた物は、すでに私たちの

ものとなっている(かなっている)と積極的に知るならば

私たちは、法則にしたがっていると知ると良いでしょう。

 

もし、望みが満たされれば、法則が満たされたのです・

過ちはわれわれにあるのであって、神にあるのではないと

知るべきです。 

故に、心配、不安、不信を以てではなく、

自分の必要なものは、すでに自分のものとなっていると知り、

歓び、晴れ晴れとした感謝の心を以て 

己自らの魂深く沈着することです。”

それが正しい祈りの時の心的態度だと 女将はいう。

イエスの祈りが最も正しいと女将(おかみ)が

答えているには理由がある。

イエスのみならず、覚者は 正しい祈りをしっているのだが、

アメリカ人の調査隊にとって最も身近い、大覚者で

ある イエスの言葉を例にだすことで、もっとも彼らに

とっての説得力があったからだろう。

だから、ここで言われる神という概念も

キリスト教として限られた神ではないと筆者は理解

している。 

神の資質(全き愛、智慧、調和、供給力、喜び、生命力)

を指していて、その資質こそ、人間の本質でも

ある。

 

女将の言葉をさらに引用するのなら次のように

語られる:

”その秘訣は 神と一体になること。(at-one-moment)にある。

神と一体感になり、たとえ、地球上の人々がこぞって、

反対しようとも、神との一体感をしっかり持ち続けて離さない。

‘我、みずからの力にては、何事も為すあたわず。

我が内に住み給う父なる神のみぞ、み業を成し給う。‘

とイエスは申されました。

 

神を信じよ、信じて疑うべからず。 

信じて恐れるべからず。

神の力に限りなきことを忘れるべからず。

神は‘すべてを成し給う’のです。”

苦しい時の神頼み ということわざがある。

しかし、苦しいときだけでなく、常に私たちの本質に

流れる 神性 あるいは 仏性を信じる事。

そして 必要な物、人、はすでに与えられて

いることを 信じて、不安なく、心を穏やかに

時を待つこと。

 

それが 祈りの成就される法則であり、法則がある

から、科学的ともいえると女将は 調査団に語っている。

 

*1 べナード・T・スポールディング著 

  ”ヒマラヤ聖者の研究~第二巻”仲里誠吉訳 霞が関書房

*2 ムー大陸とその植民地が栄えたころは

   世界にはまだ山が形成されていなかった~とされている。

*3 ムー大陸北方の種族をウィ―グルといい、その植民地

  (現在の蒙古・中国)は のちに大帝国となる。

 

参考)

 ヒマラヤ聖者の生活研究―自由自在への道 

全5巻

S54年6月5日第五版 ベアード・T

スポールディング著 

仲里誠吉訳 霞が関書房

 

 

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