自然治癒力セラピー協会=Spontaneous Healing Therapy Japan

自然治癒力を発揮させるために、心と体の関係を考えます。

最新物理学に見る、リアリティーの認識

2012年10月28日 | 健康のための心の波動

  物理学の一元論 と 空   10月28日(日)

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“金魚が見ている現実が、私たちの見ている現実とは異なるという

理由だけで、それがリアリティーに劣る断言できるだろうか?”

とは ホーキング博士の言葉である。

 

光りが、水中に入るときの湾曲の屈折度、さらに、丸ガラスカーブ

よって、ガラス越しに見える ”飼い主の生活空間” は、かなり歪んだ

ものとして 金魚の眼には、映っているはずだ。

もし、人間界の世界を ”リアリティー” とした時、金魚鉢からみる世界は、

そのように歪んで見えているため、リアリティーからかけ離れていると

いえるのだろうか?・・・というのが、博士の疑問だ。


博士自身は、“私たちも又、歪んだレンズを通して世界を見ながら生きている

かもしれない“ という

 

我々の目で見ている映像は金魚が丸い金魚鉢を通してみるゆがんだ映像と、

本質的には、あまり変わらないのではないかと博士はいう。

  

その理由は、人間の感覚機能を一種の測定装置に例えると、

 人間は測定装置としては粗雑” だからだと、いうことになる。

 

物質は電子や光子でできているが、もちろん、肉体の眼に観察される

ことは不可能だ。

電子という最少微単位の実態も、実は謎がまだまだ多いのだ。 

細胞の中に広がる、電子と電子の間の空間は、私たちの予想を超えて、

大きな割合を占めている。 

簡単な喩えだが、運動会で使う、大きな玉ころがしの玉を電子核とすれば、

そこから10メートル離れた地点に、水滴を一滴垂らしたものが電子の

大きさになる。

 

その10メートルの空間は、電子の質量と比べると、はるかに広がりをもつ

スペースといえる。

個体は固いというイメージがあるが、実際は廣い空間が占めていることを

考えると、念力などで物質を曲げたりするのも理にかなう。

 

その空間に波動が流れるからだ。

電子が細胞を形成している。 

実は、人間が直接、感知できない 何らかのエネルギー体が、我々の細胞を

貫いている。

そのエネルギー体は、生命のエネルギー波動ともいえる。


それを自然治癒力セラピー協会ではヴェーダ哲学から”アートマ”

という本来の人間の生命力と純粋エネルギーの言葉と組み合わせて、

”アートマエネルギー”と呼ぶ。

 

一つ一つの電子、細胞、細胞組織、肉体を有機的につなぎ合わせている、

活力の源、大生命力のエネルギーをさしている

   

ニュートンが、引力の法則を発見して以来、打ち立てられた古典物理学の

理念は、量子理論が現代物理学主流となる今、変えられた。


以前の、“人間の外部世界は一定の法則の元に、確固として実存している“  

から ”粒子としての物質が波動性を持つ” ために、観察者の意思(波動体)

もその物質の波動体に影響を与えることもある” いう考えかたに

変化してきているのだ。

 

”波動性”、この言葉の持つ意味は大きい。 

気 (life-prana) の存在を知っている人たちには、物質が波動性を持つと

いうことは、物理的証明以前に、臨床的現場で証明され、知っていた。 

波動そのものが、気 の伝達方法であり、気 の形状でもあったのだ。


言葉も波動、電磁波も波動、そして、細胞の電子という最少の物質も

波動性をもって存在しているのだ。

 

だから、その物質の粒子状の波動を変えてあげれば、状態も変わる

という理屈になる。

経絡や経脈という東洋的気の理論が生まれてくるのも、肉体の細胞が

電子の粒子波動を持っているが故だ。

 

”確固たる実存”という言葉も古い言い回しに聞こえる。 

現代物理学では、波動性 に大きな焦点があてられてきたからだ。

現象世界の実存とは、物質が、波動の顕れである以上、確固たるもの

とは言い難い。

 

この量子論に多少なりとも影響を与えたといわれる、“反実在論” 

1960年代に、登場していた。

アメリカの心理学者Timothy Leary 氏が提唱して、その後の物理学

にも影響を与えてきたといわれる。


”反実在論”とは、 “現実に関する概念はその現実と認識する人の心によって、

変わりうる” という現代物理学の根底に通じるものだった。

 

現実の認識 は、”粗雑な装置” と博士が定義した 人間の感覚機能 

から得た情報が脳に送られて起こる。

認識すると、想念が生まれ、想念と感情が結びついて、menntal activity, 

心の動き(波動)が、活発化する。 

心の波動が”現実の現象”を引き寄せるので、唯心所現 という法則を持つ、

東洋的実在論にも、結びついていく。


この現象は常住ではなく、儚い夢の世界に似ているということから、

量子論の考え方が、東洋的神秘主義に近いという物理学者もいる。 

たとえば、プリッチョフ・カプラ博士は 名著”タオ自然学”で、こう述べる。     

 

現代の原子物理学は、東洋の神秘家が「実在」について抱いた

直観的見方と、非常によく似た「実在」の見方へと私たちを導いている。

量子物理学から生まれてきた「実在」の像は、相互に関連し合った

宇宙的な蜘蛛の網のようなものであって、そこでは、観察者である

人間は常に現象の参与者である。

素粒子レベルの世界像は、非常に東洋的で、また神秘的なものになっている。


時間と空間は連続体となり、物質とエネルギーは相互に変化し、

観察者と観察されるものは、互いに作用し合ってしまうのだ”

 

その世界は Timothy Leary 氏の言うように、それぞれ個人の

認識によって、現実のとらえ方が異なるから、多種多様の現実世界の

真実が生まれる。 

現象世界には無数の価値観が存在することになる。 

 

なぜなら、ホーキング博士は

“これによると私たちが知る世界は感覚データを原料に人間の心が

作り上げた物であり、私たちの脳の解釈によって形作られている” 

からであるというのだ。 

 

この言葉を言い換えれば、自分が認識しているから存在を造り、

認識しなければ、存在しないということにもなる。 

 

これが ヴェーダ哲学でいう、

“現象世界は、マーヤー(幻想・妄想世界)” であり、 “夢のまた夢” 

と、いわれるところに共通する認識だ。

 

一元論では、現象世界は、ホーキング博士の言う ”心の作り上げた世界” 

であり、ヴェーダ的に言えば、”マーヤーの世界”ということになる。 

 

肉眼で見るものは、常にある条件のもとで、そう見えるのであって、

条件が変われば見えるものも変わる。

言い換えれば、因果関係に左右されて現れたり消えたりする世界である。

現代物理学の潮流は、観察する人の想念によって、事象も変化する”

というところまでたどりついた。

 

”気”というエネルギーの存在が物理学的にいつか実証される日も

遠くないだろう。

物質を物質で調整する時代は、古典的時代といわれる時が来るだろう。

テレパシーや アートマエネルギーで、波動操作が行われ、弱った細胞

の波動を変えることで、健康細胞にすることが常識となる時代が、

きっと来ると密かに確信している。

 

その時は、まさに 

”至為(しい)は為す無く、至言は言を去り、至射は射る事無し” の名言が、

たり前に理解され、そのような技が主流となる時代でもあることだろう。

 

 

 

       

 

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