自然治癒力セラピー協会=Spontaneous Healing Therapy Japan

自然治癒力を発揮させるために、心と体の関係を考えます。

宇宙のスピリチャルな構造

2013年05月31日 | 健康のための心の波動

宇宙飛行士・アインシュタイン・神   平成25年5月31日

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宇宙無料画像 に対する画像結果

アポロ宇宙飛行士のお話しの続き。

アポロ宇宙船の大きさは意外と小さい。

一人当たり 2立方メートルの広さ、これは、

小型車内の一人が占める容積より小さいという。


三人の宇宙飛行士が、それぞれのイスに座れば開いている

空間はほとんどない。

 

ところが、宇宙飛行士たちは その狭さをあまり宇宙では

意識しない。


なぜなら、宇宙空間では 空間の認識が地球で生活している 

五感の感覚認識と異なるからだという。

 

たとえば、上下 という認識はない。

それは、無重力状態の中では、常に浮いている状態で

あるために 方向付けができないからだ。


見渡せば、地球生活している私たちの頭上には天井があり、

下には床がある。

 

一方、宇宙飛行士にとってみれば、天井も壁も、床も、

すべての面は 自分の位置から均衡にあり、上下の

意識感覚はない。


だから宇宙空間では 高さ という感覚もない。

 

上下 も 高さ もなく、ただ、長さ があり、近いか

遠いかという 五感認識 が働く。

同様、重さ も感じられない。


一人の宇宙飛行士の指の上に ほかの飛行士が立つポーズは

テレビでも放映されたようだが、その指には何も

負荷はかかっていない。

重さが ゼロ状態だからだ。

 

私たちの感覚というのはこうして見ると、地球の次元で

生きていくための 一つの、道具なのかもしれない。


宇宙に出てみると、また、違った感覚 を普通に受け止め

それが当たり前になるわけだから。

この地球上で身を守るためには、今の地球感覚がとても

大切なのだ。

 

何故、小型自動車のひとり分の座席ほどのスペースが窮屈

でないかといえば、宇宙船の中では 空間の広がりを感じる

感覚が地球上とは異なるからだといえる。


例えば、4畳半立方の空間に 無重力状況で入れば、先に

述べたように 上下感覚や高低感覚は なくなる。

 

私たちが言うところの、天井、壁、床 など、6面がすべて

均等な状況で使えるようになる。 

その結果、4畳半四方のスペースで、4畳半の部屋にいる

私たちの6倍の廣さ、27畳分の広がりを感じるという。

 

 

 

宇宙飛行士たちは 当時の最高水準の科学の結晶である 

宇宙船を操縦し 任務を遂行するために、過酷な肉体的訓練

と知的訓練を受け、有能な、科学者であると同様、

技術者でもある。

 

ヒューストンにある、宇宙センターで働く人たちの中で、

人文科学を専攻した人は、きわめて稀(まれ)であるという。


宇宙飛行士たちも然りで、世界でトップレベルと言われる

MIT(ミシガン工科大学)や 一流の工科大学を卒業している

人達が殆どだ。

 

したがって、宇宙飛行士たちは、あまり、詩的な表現 を

得意とする人たちではないと思われがちだ。


しかし、宇宙に飛び立ち、宇宙空間の中で、多くの飛行士

たちが、自己の心の、深奥をみつめる体験を含め、それぞれの 

神秘体験~最高レベルの学府では決して教えられることの

なかった~あまりにも強烈な体験を、胸中に秘めて

地球に帰還した。

 

メカニカルなことにかけては 達人の域に達しているであろう 

飛行士たちは 仲間内で、思想や文化 哲学宗教の類(たぐい)

の話はあまりしないとインタビューで語っている。


立花氏(*1)の言葉を借りれば”文化系インテリが好むような

話題を 口にすることは 妙に憚(はばか)られる雰囲気が、

周囲にあったという“。

 

だから、彼らは、地球に帰還してから、宇宙での ”神秘的経験” 

を軸として、哲学書やさまざまな宗教書を読み、その分野での

権威者、或いは、悟りに近い心境に達しることも

可能だった。


その中から、幾人かの宇宙飛行士達を、昨日までブログで

ご紹介した。

 

たとえば、アリストテレス から ユング、 ヴェーダ文献、

仏教からヒンズー教まで紐解き 一つの宗教組織に束縛されず、

大いなる、宇宙意識に達した心境を語った飛行士エド。

 

神秘体験を通してキリスト教の伝道者として成功した

元アポロ飛行士、ジム・アーヴィン。

アーヴィンと異なり、キリスト教を超越した人といえば、

アポロ14号の乗組員、エド・ミッチェル は 昨日のブログで、

ご紹介した。

 

エドは、いわゆる、聖書の言葉が科学以上に、真実であると

いう徹底した立場をとるファンダメンタリスト、

南部バプティスト教会に属していた。


宇宙飛行士になるまで、そのため、彼は科学的真理と宗教真理

の矛盾に突き当たっていた。

 

そして、宇宙飛行士になってからも、科学者として、技術者として、

ますます、その対立観念の狭間(はざま)で悩み続けていた。 

彼の言葉を借りれば、

 

“わたしの人生は40年間にわたって、科学的真理と宗教的真理

の対立を、何とか解消できないかと悩み続けた人生だった“ という。

 

結局、宇宙空間の中で、有る種の 悟りに近い至福 を得て、

彼はこの問題を超越できるのだが、其の話は 明日(6/1)

のブログで詳細をご覧いただきたい。

 

ここでは、先にも述べた異次元の感覚の違い と 

神秘的なものへの認識の関係性を考えて

みたいと思う。

少々長いが、エド・ミッチェルの言葉を引用する。 

 

“ わたしがよく用いるたとえ話で、こういうものがある。

地球が平面で、その上に生きている人間も、二次元の生物で

あったとする。


三次元の物体は、彼らは見たことも考えたこともない。

 

そういうものが存在することすら知らない。

そこに、宇宙からヤリが飛んできて、地球を貫いたとする。

地球人はその時、ヤリを三次元の物体として、認識できるか?

 

地球人は二次元の生物だから、地球平面上にはない、

ヤリの三次元の部分が見えない。


したがって、ヤリを円柱状の細長い物体とは思わず、

平面上の小さな円としか想わない。

 

宇宙のスピリチュアルな構造を知らず、それをマテリアルの

側面からしかない人は、二次元の世界に生きているが故に、

三次元の世界が見えず、見えないがゆえに

それが存在しないと思っている、二次元地球人のようなものだ。“

 

現代物理学は古典物理学と一線を画し、宇宙時代が到来した

今日、やっと、アインシュタイン的世界理論を現実に

知ることができるようになった。

 

アインシュタインは、人間の知性を異次元に 押し広げる

ような役目をしたに違いない。

こうして、画期的な新しい 物理学的ヴィジョン は、

今まで当たり前に抱いてきた概念を壊して 新しい

イメージを作りあげざる得なくなる。


人間の 感覚器官でとらえられる範囲も、そういう意味では、

もっと、高次元の観方を余儀なくされる時がくるだろう。

 

それはちょうど、アインシュタイン自身、物理学の理論を

掘り下げていくうちに、神 という概念を考えざるを

えなくなったように・・・・


そして、アーヴィンやエドのような、優秀な現実的な

科学技術に精通したプロの宇宙飛行士が、宇宙の真空の中で、

神 を感じたり、自分の存在の意味や、狭義に当てはめる

ことのできない、神の実在を感じ、地球に戻ってからは、

以前の自分では想像できないスピリチュアルな人生を

送ったように・・・・

 

 宇宙無料画像 に対する画像結果

参考: 宇宙からの帰還  立花 隆 著   

中央公論社  1994年版

 

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