自然治癒力セラピー協会=Spontaneous Healing Therapy Japan

自然治癒力を発揮させるために、心と体の関係を考えます。

宇宙飛行士の言う、科学の限界

2013年05月27日 | 健康のための心の波動


人間のセンサーの不確かさ  平成25年5月27日

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昨日のブログに書いたように、こうして機会を見つけては 元宇宙飛行士 

アーヴィンは月から地球に帰還してからはキリスト教伝道師として、

宇宙で見つけた、神を語った。

 

そして、月から地上に降り立ってから 3か月後、197110月には、

ヒューストンの屋内野球場で 5万人の聴衆を集めて、”宇宙での神との邂逅” 

を 観衆に語り、大きな反響を得た。アーヴィンは、

 

こうして、最先端の科学の世界から、自分の活躍の場所を転換した。

生き方が変わるということは、日常生活の中での食生活に一番影響が見られる

ことが多い。

 

後日、立花氏と会見中、昼食として、自ら、献立したメニューを立花氏に

見せた。彼のメニューは 野菜と果物で占められていて、完全な菜食主義に

徹していることを物語っていた。

アーウィンは次のように考えていた。“この世のすべてを獲得しても、魂 

を失ってしまえば、意味は何もない。 私は、ある一つの望みがかなうのならば 

すべてを、魂でさえも失っていいと思った。その望みとは、月まで行くということ

だった。

 

誰よりも高く、速く飛んでみたい。それは月へ行く以外に達成できないものだった。

全人生をかけた目的、それを果たせたとき、その場所で私は、捨てたはずの神と再会した。

それは、神の書いたシナリオとしか思えなかった。“

 

アーヴィンに続いて、立花氏は著書*(1)の中で、他の宇宙飛行士の例もかかげている。 

 

エド・ギブスンの場合

1965年に選抜された宇宙飛行士第4期生、ギブスンは最新科学を駆使して

造られた 宙船で 最新科学知識を応用した装置を操り、地上に生還して、

以下のように語っている。少々長いが、引用する。

 

科学にできること は、さまざまの事象が いかにして生起するか説明する

ことだけだ。

そして、説明というのは、実はある レベルの無知を別のレベルの

無知に置き換えることでしかない。

 

たとえば、ある現象が なぜ起こるかを 物質レベルで説明する。

さらに、それはいかにしてと 問われたときに、分子レベルの説明が出てくる

さらに、問いが重ねられると、今度は原子レベルの説明がなされ、次には

素粒子レベルの説明がなされる。

 

その先は、まだ、誰も、説明できない。現代物理学は この意味では、

無知なのだ。

根源的な “なぜ?” という問いかけを、“いかにして?” に置き換えて、

説明をひねり出してきた。

 根源的 な “なぜ?”、存在論的 な ”なぜ?“ に科学は答えることが

できない。

科学は様々な法則を 発見した と称する。しかし、なぜ、其の法則が 

成立するのか?

そもそも、エネルギーなどというものが、なぜ存在するようになったのか

物質とはそもそも何なのか?

 

こういった、問いに 何一つ科学は答えられない。科学にできることは、

ただ、物事をよりよく定義することだけと言ってよいのではないか? 

科学の根本的限界はここにある。

 

もう一つの限界は、知覚の問題だ人間を外の世界をいかにしてか知るか?

直接的には 覚器官という、自己の持つセンサーを通して知る。

自己の五感にふれないものでも、それを知覚できる、外部センサーがあれば、

その外部センサーを 五感で読むことで 間接的に知ることができる。

 

そして、内部センサーにも、外部センサーにもひっかからないものは、

存在しないものと、みなされてしまう。

しかし、存在はしているが、適当なセンサーが 未だない というだけの

理由で人間に知覚されていない存在は、まだ、いくらでもあるだろう。

 そういう存在は科学の対象外に置かれてしまう。

 人間は 小屋の中に閉じこもったまま、外にすえつけた何台かのテレビ・

カメラの眼を通して 外部を眺めているようなものだ。

それで、外の世界のすべてを知っているなどというのは、傲慢というものだ。

科学では答えられない、わからないものがいくらでもあるからこそ 

宗教の存立の余地がある。”

 

アポロ 宇宙飛行士 エド・ギブスン の言葉をまとめると、科学的

原因追究は、根本の因や,存在理由に関して究極な答えを与えられない

五感や内的センサーを通してしか、人間は”ある”ことを認識できない。

それらの人間のセンサー機能が完璧と言えない限り、知覚できない

ものの存在を 無い と結論できることはできないだろう。

科学では答えられない、不可知なものが、自分の周りにはあるが

人間の体の内外のセンサーで必ずしも、それが、察知されるとは限らない。

根源的 な “なぜ?”、存在論的 な ”なぜ?“ に科学は答えることが

できない。

科学と技術の最高峰で教育を受けた、そして、宇宙で、ミッション を

為した宇宙飛行士 の 言葉 として、この言葉は、深いと思う。



参考: 宇宙からの帰還  

立花 隆 著   

中央公論社  1994年版

 

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