自然治癒力セラピー協会=Spontaneous Healing Therapy Japan

自然治癒力を発揮させるために、心と体の関係を考えます。

量子力学波動と癒し

2012年10月15日 | 健康のための心の波動

10月15日(月) 波動の話      

このブログで、飛び飛びで恐縮だが、般若心経のお話しを、

数回、させていただいている。

この心経の真髄は”捕らわれるな、執着するな”と言うことである

以前、真言宗の御坊様から伺った。

捕らわれない、そうすれば、私たちの本来の真。善。美の三要素が、

顕れるのだろう。

 

同時に、五感で感じる現象世界が、虚像であることを、何度か

書かせていただいた。 

さて、量子力学の世界では、実在は波動であることが証明されつつある。 

五感でとらえる世界が虚像であること。 

肉体の眼でとらえることが、実在の姿とは異なるということが、

実証されつつある。 

そのことを今日はお話しさせていただきたい。

 

一見 難儀な言葉の羅列に見えるが、実際はとてもシンプルで、

核心をついた言葉ではないかと思う。

 

”理論物理学博士フリッチョフ・カプラはその名著「タオ自然学」の中

で次のように述べています。

現代の原子物理学は、

① 東洋の神秘家が「実在」について抱いた直観的見方と、

非常によく似た「実在」の見方へと私たちを導いている。

量子物理学から生まれてきた「実在」の像は、

② 相互に関連し合った宇宙的な蜘蛛の網のようなものであって、そこでは、

③ 観察者である人間は常に現象の参与者である。

素粒子レベルの世界像は、非常に東洋的で、また神秘的なものになっている。


時間と空間は連続体となり、

④ 物質とエネルギーは相互に変化し、観察者と観察されるものは、

互いに作用し合ってしまうのだ”

 

カプラ博士のここで言われている言葉をもう少し、補充させていただきたい。

下線を引いた部分をご覧いただきたい。 

 

下線部① 東洋の神秘家のいう”実在”という言葉は ”空”の世界である

(ブログ: 目次~カテゴリー~”般若心経”参照

カプラ博士の言われる、”実在”を、ほかの言葉で、実相の世界、

久遠の今の世界、あるいは、真善美の世界、

大生命の意思など、様々に名前をつけることができるだろう

実在とは、まさに、真実に在る ということだから、 存在の真髄である。

 

さて、カプラ博士が ”東洋の神秘家”という主語を入れているのは、

物理学者にとって、”物質は空である” という表現

は摩訶不思議に、聞こえるからだろう。

”空(くう)”が実在、”空の中”が現象世界であることは、すでに、

今までのブログを読んでいただいた読者の方には

理解していただけると思う。 

”東洋の神秘家”の考えとは、"物質は空(くう)であり、

現象に現れているものは、実在の影にすぎないという” 般若心経に

書かれている東洋的、あるいは、ベーダ的な考え方を指す。 

仏教もインドのヒンズー教も この東洋的観点から出発する。

反対に西洋的というのは、神と人とは対立的な存在で、

人間は罪深い、神に許されるべき存在と説く。

さらに、自然と人間も対立的で、人間は自然を征服する存在として捉えられる。 

東洋的に、人は大自然の顕れとか、大自然の生命の一部という

考え方は通用しない。

 

東洋的な観方というのは、”現象 即、唯心の現れである” という観方

でもある。

たとえば、日本語でも”心頭滅すれば火もまた涼し”とか、

”病は気から”、などの言い回しにもうかがえる。

 

この観方こそ、現代の物理学の最新の観方になりつつあるという

そのことを、”量子物理学では、 

下線部② 相互に関連し合った宇宙的な蜘蛛の網 といい、

下線部③ 観察者である人間は常に現象の参与である。”

とも表現している。

 

どういうことかというと、量子力学の”実在”と呼べる”実質”は、

宇宙規模で、相互に関連して、クモの糸のように、密接な関連性を

もっているということ。 

それでは、その実在にかかわる現象が、何とそれほど、密接な関係を

持っているかと言えば、我々”人間”ということになる。

 

今までのの物理学は、人間は、下線部③にかかれている、”観察者”

に過ぎなかった。

物理学における実験を観察し、そのデータから真実をつかみ出すという、

真実の発見への第三者的な関与者だった。 

ところが、近代の量子力学にいたって、下線部③の”現象の参与者”、

つまり、感覚で見えている現象に もっともかかわっている者である

ということがわかったのだ

このスタンスは古典物理学と近代物理学の大きな違いでもある。

人間が感覚で見えている現象にもっともかかわっているということは

どういうことか? 

極端に聞こえるが、或ると思えば、或る、無いと思えば無いということだ

ゆえに、般若心経では”空の中には実質は無い”

と喝破しているわけである。

空(くう)、実在の実質を作り出すエネルギーこそ物理学でいう

ところの、”実在”であるからだ。

 

博士は続ける。

”下線部④ 物質とエネルギーは相互に変化 し、

観察者と観察されるものは、互いに作用し合ってしまうのだ

と。

 

エネルギーとはこの場合 波動である

波動によって、物質が変化する

病気や不幸もその例外ではない。 

勿論、幸せや喜びも同様、エネルギーだ。

波動によって、病になり、波動によって、病は癒される。 

喜びの波動は喜びを広げ、幸せな人はそれを共有する。

波動によって、物質は変化することを博士は認めている。 

我々人間の五感機能は肉体に属している。

肉体は物質だから、当然、波動によって、その姿を変えることができる。

五感も肉体に属するから、うれしい、悲しいの感覚も 受けるエネルギー

によって、豹変する。

(ちなみに、女性と秋の空は豹変しやすい というのも、科学的だ。 

女性は本来 受け身の資質なので、女性的な人ほど、感受性があり、

周りからの波動を受けやすい。 

よって、受ける波動によって、気分が変わりやすいということになる。)

 

観察者と観察されるもの、いいかえれば、観察する者である

人間の感性=エネルギーによって、観察される物、電子や電子の動きに

変化すらあたえるという。

この話は、私のような素人がわかったように書くのは、失礼と想い、

念のため、知り合いの物理学専攻の先生に、個人的にお電話で

今回の内容の確認と、自分自身の見解の是非をとらせていただいた。


その結果、その先生も、”私たちの想念が量子力学の実験現場で影響を

及ぼしているというのも事実なら、宇宙観察においても、

望遠鏡を覗いている科学者の思念が、宇宙に存在するといわれる星に

影響を及ぼしているとも考えられます”

と宇宙スケールでの、観察者と観察される実態の関係をお話しになられた。

 

私自身がヒーラーで、読者の皆様の何人かは、やはり、ヒーラーや

施術者でいらっしゃると思う。

波動によって、相手の体の波動の微調整を行い、或る時は、念波によって、

遠隔セラピーも行われているだろう。

以上のようなお話しから、その科学的実証、あるいは、理由づけが

行われるのも、そんなに遠い未来ではないと思う。


施術者の強い波動と信念の強さと種類、これによって、

被施術者の状態が変わることが証明されるだろう。

それは、まるで、高い電圧が低い電圧を変えてしまうように、

よき波動と想念は、強いほど、相手に影響を与えることができるからだ。

 

確率論というものがある。

例えば、宇宙の様子など、或る時は観察される星が、あるときは観察

されない。

その確率を数字で表す。 確率が高いほど、存在している可能性が高い

ということになる。

 

ある人は、こうも言う。

我々観察者が見たいと強く念じると、その星の姿が明瞭に映し出される

というのだ

念が何かを作り出す。

念がエネルギーを作り出し、エネルギーが波動体として、その実体

すらも創造する


私たちが神の子と言われるゆえんがそこにある~と言う宗教家もいる。

神の創造の原理と、我々人間が日常、行っている創造活動とは根本的

に同じ原理だというのだ。

念ずればそのまま、念じた状況が現れる~ということと同様に、

念という波動が或る実態を生み出すからだ。

 

今まで、般若心経をとりあげたり、心のお話しをさせていただくのも、

どのような念波を自分が出すかによって、エネルギーが決まってくること、

そのエネルギーがその人の人生を創り上げるのみならず、

病気や健康にも左右するからだった 

 

現代物理学の最先端、が 早くこうした、心と体の解明に役立つことを

願ってやまない。

 

病気になってから山中博士の発見した、ips細胞で、

再生治療を受けることができるのはありがたい。

未病状態のうちに、自分でエネルギーを変えて病気にならないように

できたら、もっとありがたい。

さらに、病気にならないよう、心に捕らわれがないよう、

誰でも、今、肉体エネルギーをコントロールできると知ったら、

もっともっと、有り難いと私は思うのだが・・

 

                                                                           

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