局の道楽日記

食道楽、着道楽、読書道楽  etc
生活色々を楽しんで暮らしている日々の記録です

フィラリア予防

2008-05-27 23:11:16 | 家族あれこれ(犬も含めて)
夕飯を終えてまったりしていた時に玄関のドアホンがなった。
インターホンで確かめると
「OOの××ですが・・・」
あらま 獣医の先生じゃないですか・・・・

「フィラリアの薬欲しいんだって? 持ってるけどどうする?」
あわてて犬を抱いて玄関先に出て行く。
隣の家の犬の狂犬病の予防接種をしたついでに隣の奥さんが私がフィラリア薬を取りにいかなきゃな っていうのを聞いていたので声をかけてくれたらしい。

体重を聞いて半年分の カルドメック・チュアブルをくれた。
「3150円ね」
まったく 往診と宅配(笑)までしてくれてこの値段である。
以前行っていた獣医なんて 月々1600円で2ヶ月分ずつしか出してくれなかったしそのたびに診察料までとられたのに・・・

ちなみに狂犬病予防接種を区で指定された獣医のところでしてもらうには4月中に行かなければならない。
この獣医(H先生)としますが期間をすぎても接種料登録料も変わらずしてくれるのだが 今年の四月は伝統芸能の会関係で超多忙だったし、せっかちな私は予防接種だけは近所にできた新しい獣医のところに行ってしまっていた。
そこは綺麗な設備で獣医二人体制でなかなか愛想もいいし良い先生のように見えた。
何より歩いて5分だし、緊急の際は近所に懇意な獣医さんがいてもいいと思ったので。

そこで試しにフィラリア予防の事を聞いたら
毎年血液検査をしてから処方すると言う (検査料15000円)

「あ、そうですか じゃ時期になったらまた参りますね」と言ったものの内心(ぼったくり~~)と言いつつ帰った私・・・

今日、H先生に毎年フィラリア検査はやる必要があるか否か聞いたら鼻で笑われてしまった。

H先生「この子は今までフィラリア薬かかしたことないんだよね、まあ過保護だしね お宅は(こういう余分なことも言う w)」
局  「かかしたことありませんよ、もちろん」
H先生「だったら余計必要ないんだよ。だいたいね この薬は予防薬でもあり治療薬でもあるわけね 言ってることわかるでしょ。」
局  「そうなんですか?じゃかかっててもかかってなくても飲むのは同じってことですか?」
H先生「そういうこと」
局  「じゃ どうして検査なんてするんですか?」
H先生「色々事情があるんでしょ(苦笑)」
局  「でも 成虫がたくさんいる犬に駆除すると心臓につまって死ぬとか 昔聞いたことあるんですけど・・・」
H先生「前みたいに注射で一挙にって場合そういうこともあったかもしれないけどね、同業者がフィラリアがうじゃうじゃいる保護犬を飼うことになってさ、相談されたんだけど この薬を少量ずつ分けて与えて 一年に8ヶ月くらいの期間飲ませて2年もしたら居なくなっちゃったよ」
局  「うっそ~~」
H先生「こういう事情話すからボクは同業者に叱られるのよ。だけどそういうのわかってる患者が来るからボクのところにくるのって医療関係の飼い主多いのよ」

(なるほど。近所で検査しなくてよかった・・・)


最近のネットの記事で 獣医にかかっては料金を踏み倒す飼い主が増えたと言うのを読んだ。
もちろん踏み倒す飼い主が悪い。
だけどあまりに診療費も薬剤費も不明朗すぎる(ぼったくってるんだろうと言いたくなる)獣医の世界も原因の一つではないかと思う。

人間の保険制度みたいに基準を設けてもらいたいもんですよね。

私がこの先生が好きなところは、こういった診療費の良心的なところもさることながら、患畜に対する 愛情はあるが淡々とした接し方である。もちろんペットは我が家の一員ではあるが どこかで人間との線引き部分はあると私は思う。それを超えた思いの飼い主がいるのは承知だけど それに迎合しないで 淡々と接する。
ありがちな「猫なで声」の診療じゃないのよね(比喩ですが)
イギリスのヨークシャー地方で獣医をしていた ヘリオット先生の書いた本があるけど(大変おもしろいシリーズです)H先生を見ているとなぜかそのドクターヘリオットを彷彿させる。

元気で診療を続けて欲しいものです(メタボ直してください)

写真は 読みかけの 容疑者Xの献身 を枕にする我が愛犬
コメント (2)
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