先日の日曜日は Fさん主催の会のお手伝い
去年の会の様子はこちら☆
おととしはこちら☆
色々和物で精進しているみなさんの発表の場としてもう三年連続で催されている。 芸事を教えている方もいるし、殆どが家族持ちや介護も抱えている中でなかなかこのペースで開くのは大変だと思う。しかしコアなファンもいるし 一番のお姐さまの舞いの師匠が
「大変な時こそみんなで力を合わせてこういう催しはやらなきゃいけないのっ!」という力強い言葉で今年も開かれることになった。
場所はおととしと同じ 目O庭園。鈴木三☆吉さんの私邸だった庭園である。山手線の駅から程近く近くに西武線も通っているが、そんな都会の喧騒を忘れさせる典雅な回廊式の庭園を持ち、お茶会ができる施設や道具類やこういった邦楽の発表会もできる広間も備えている。
ワタシはこの日は下足番か案内係でもさせてもらおうと気楽に行ったが F指揮官の一言で
「局ちゃんは お菓子のお運びね Eさんと打ち合わせしてお客様がいらしたら随時お菓子をお出ししてね~」と人前に出ることになってしまった。
不調法なのに困ったなあと思ったが指揮官の命令は絶対であるw
お客様のいらっしゃるまでには色々裏方としても準備も手伝う。
水屋の様子 お茶の先生と同じくお運びのSさん
宮廷女官チャングムみたいと言われた Kさん(普段は宝飾デザイナー)
師匠 案内係 司会(普段はプロのナレーター)
本番前のリハーサル風景
普段着物の会では一緒に勉強する先輩として、飲みにいけばみんなで酔っ払って大騒ぎする仲間としてのお付き合いのあるみなさんが 自分の芸を人に披露するという舞台を控えて 張り詰めていくさまが感じられる。
普段 優しく人のいい「おばさま」が緊張して厳しい顔になっていく様は 違った美しさを感じてはっとさせられる。
先日観て感激した上村松園の描いた女性たちに共通する風景。これが現実の世界で垣間見られるのは幸福である。
ワタシたち呈茶の裏方も お菓子を盛り付けたり下がったお茶碗を洗ったり大忙しだったし、ワタシはひたすらお菓子をお出ししていた。
着物を着てお盆をもって座ったり立ったり膝ですすんだりって結構疲れるもんですね。 よろけずすっと立たなきゃかっこ悪いし長めに着付けたので裾踏んづけたら転ぶかもって緊張感もあったしさw
お菓子をお出ししている最中に 「これはなんというお菓子ですか?」などと聴かれてちゃんとお菓子の銘を覚えてなかったので 適当に 「月に雁です こちらは中秋の名月です」などウソこいてしまった。 たねやさんごめんなさい。
今日のワタシのいでたち。利休茶?になるのかな?そろそろ秋って感じの草花の刺繍の単衣の訪問着 帯は黒地に赤と白で大きな菊紋を織り出した紗帯。
あっ ワタシまた髪を更に切りました。中途半端が嫌になったもので。ショートボブで上海租界風を狙ってみたつもりだが、姐さん方からは「着物コスプレ狙った?」「なんかアキバ系って感じになった」と言われた。
お茶が終わって本番に
笛 今年は 能で使われる特殊な楽器であった お家元の奥様
今年の師匠はことさらきれいで墨染めの着物がよく似合って ちょっとうつむいたところなぞ30代くらいの艶っぽい女性に見えた。(本当はワタシの母くらいの年)
Fさんの「局ちゃん OOさん(師匠)は 周りの若さを吸い取って生きてる妖怪だからね。近づくと吸い取られるから注意よ」との定番ジョークのネタになるのがよくわかる。
お召し替え後の師匠 舞いをやっている人は着物での立ち居振る舞いがキレイです。横に居るAさんは若さ吸い取られ中。
主催Fさんと 舞台友N 「局 悪いけどあたしは洋服で行くからね ワタシが着物きると女剣客になっちゃうんだよね」と言いながらミッドナイトブルーのシルクのワンピースで現れた。
今回は 前回までのお客様が思ったより多いということから 昼と夕方との二部制となった。
一部と二部の間に 庭を散策。
ススキや萩の花が風情を添える。 ニシキギがチラホラ紅葉している。
先週まで30℃以上あってクーラーをつけていたのに 秋は着実に来ていたのね~(なんてのんびりしたこと言ってたらいきなり初冬みたいな寒さだし もうちょっと穏やかに季節が移り変わって欲しいもんですよね)
二度の発表も無事に終わり 片付けもみんなちゃっちゃと済ませ お客様も満足してお帰りになって長い一日は暮れた。
「まったく文化的でご立派なオバサンだね。」「いいねえ優雅に暇つぶしができて」とオットが皮肉っぽくと言うが、こういった草の根的な和物の文化活動って大事だと思う。
Fさんたちも席料はいただくものの殆ど持ち出し分の方が多いし、自分の精進や満足もあるが こういったものは次世代にもつなげなきゃと思うもの。年くうと余計・・・
一つ裏方でオオボケしたため あせったエピソードもあったが その話はまた次回書きます。
去年の会の様子はこちら☆
おととしはこちら☆
色々和物で精進しているみなさんの発表の場としてもう三年連続で催されている。 芸事を教えている方もいるし、殆どが家族持ちや介護も抱えている中でなかなかこのペースで開くのは大変だと思う。しかしコアなファンもいるし 一番のお姐さまの舞いの師匠が
「大変な時こそみんなで力を合わせてこういう催しはやらなきゃいけないのっ!」という力強い言葉で今年も開かれることになった。
場所はおととしと同じ 目O庭園。鈴木三☆吉さんの私邸だった庭園である。山手線の駅から程近く近くに西武線も通っているが、そんな都会の喧騒を忘れさせる典雅な回廊式の庭園を持ち、お茶会ができる施設や道具類やこういった邦楽の発表会もできる広間も備えている。
ワタシはこの日は下足番か案内係でもさせてもらおうと気楽に行ったが F指揮官の一言で
「局ちゃんは お菓子のお運びね Eさんと打ち合わせしてお客様がいらしたら随時お菓子をお出ししてね~」と人前に出ることになってしまった。
不調法なのに困ったなあと思ったが指揮官の命令は絶対であるw
お客様のいらっしゃるまでには色々裏方としても準備も手伝う。
水屋の様子 お茶の先生と同じくお運びのSさん
宮廷女官チャングムみたいと言われた Kさん(普段は宝飾デザイナー)
師匠 案内係 司会(普段はプロのナレーター)
本番前のリハーサル風景
普段着物の会では一緒に勉強する先輩として、飲みにいけばみんなで酔っ払って大騒ぎする仲間としてのお付き合いのあるみなさんが 自分の芸を人に披露するという舞台を控えて 張り詰めていくさまが感じられる。
普段 優しく人のいい「おばさま」が緊張して厳しい顔になっていく様は 違った美しさを感じてはっとさせられる。
先日観て感激した上村松園の描いた女性たちに共通する風景。これが現実の世界で垣間見られるのは幸福である。
ワタシたち呈茶の裏方も お菓子を盛り付けたり下がったお茶碗を洗ったり大忙しだったし、ワタシはひたすらお菓子をお出ししていた。
着物を着てお盆をもって座ったり立ったり膝ですすんだりって結構疲れるもんですね。 よろけずすっと立たなきゃかっこ悪いし長めに着付けたので裾踏んづけたら転ぶかもって緊張感もあったしさw
お菓子をお出ししている最中に 「これはなんというお菓子ですか?」などと聴かれてちゃんとお菓子の銘を覚えてなかったので 適当に 「月に雁です こちらは中秋の名月です」などウソこいてしまった。 たねやさんごめんなさい。
今日のワタシのいでたち。利休茶?になるのかな?そろそろ秋って感じの草花の刺繍の単衣の訪問着 帯は黒地に赤と白で大きな菊紋を織り出した紗帯。
あっ ワタシまた髪を更に切りました。中途半端が嫌になったもので。ショートボブで上海租界風を狙ってみたつもりだが、姐さん方からは「着物コスプレ狙った?」「なんかアキバ系って感じになった」と言われた。
お茶が終わって本番に
笛 今年は 能で使われる特殊な楽器であった お家元の奥様
今年の師匠はことさらきれいで墨染めの着物がよく似合って ちょっとうつむいたところなぞ30代くらいの艶っぽい女性に見えた。(本当はワタシの母くらいの年)
Fさんの「局ちゃん OOさん(師匠)は 周りの若さを吸い取って生きてる妖怪だからね。近づくと吸い取られるから注意よ」との定番ジョークのネタになるのがよくわかる。
お召し替え後の師匠 舞いをやっている人は着物での立ち居振る舞いがキレイです。横に居るAさんは若さ吸い取られ中。
主催Fさんと 舞台友N 「局 悪いけどあたしは洋服で行くからね ワタシが着物きると女剣客になっちゃうんだよね」と言いながらミッドナイトブルーのシルクのワンピースで現れた。
今回は 前回までのお客様が思ったより多いということから 昼と夕方との二部制となった。
一部と二部の間に 庭を散策。
ススキや萩の花が風情を添える。 ニシキギがチラホラ紅葉している。
先週まで30℃以上あってクーラーをつけていたのに 秋は着実に来ていたのね~(なんてのんびりしたこと言ってたらいきなり初冬みたいな寒さだし もうちょっと穏やかに季節が移り変わって欲しいもんですよね)
二度の発表も無事に終わり 片付けもみんなちゃっちゃと済ませ お客様も満足してお帰りになって長い一日は暮れた。
「まったく文化的でご立派なオバサンだね。」「いいねえ優雅に暇つぶしができて」とオットが皮肉っぽくと言うが、こういった草の根的な和物の文化活動って大事だと思う。
Fさんたちも席料はいただくものの殆ど持ち出し分の方が多いし、自分の精進や満足もあるが こういったものは次世代にもつなげなきゃと思うもの。年くうと余計・・・
一つ裏方でオオボケしたため あせったエピソードもあったが その話はまた次回書きます。