って ホントはね、一応計画をたてていたのよね。
去年も同じくらいの時期にオットは遅めの夏休みをとり、ムスメと三人で屋久島に行ったのであった。
その旅 「家族で縄文杉を見たっ」 汗と涙と笑いの奮闘連作はこちら↓
☆ ☆
☆
あれから一年たっちゃったのね~ってのは感慨深いものがありますが・・・
今年はどこにしようかって夫婦で話し合い、(と言っても適当なんですが) 「去年は杉で針葉樹だったから 今年は広葉樹にしようぜ」ってことで やはり世界遺産で広葉樹編 白神山地トレッキング三日間に申し込んだのである(七月終わりくらいだったかな・・・)
割りにいいホテルと三日間のトレッキングガイド付き 行き帰りの飛行機は選択っていうプランであった。
その時点ではすんなり予約できたはずだったのだが 帰りの飛行機にオットが難色を示した。羽田着が21時ってのは遅すぎるというのである。
三日間しか連続してとる予定のない夏休み、休み明けにたまりたまった仕事を考えるともっと早い飛行機じゃないと気が重いんですと。
その一本はやい飛行機はすでに満席だったが、今から申し込んでおけばキャンセルでるだろう(去年の屋久島もお盆の頃にキャンセル繰上げで無事に行けたし)ってことで飛行機をリザーブにしたのが間違い。
待てど暮らせどキャンセルなんて出やしない。
加えて愛犬のトラブルなども ☆ ☆ 起こり ちょっと犬を置いて旅行に行くのは心配だし行けるかな~?って状況になってしまった。
乗りもいいが醒めるのも早い我が家族。
そうなると 「行けるところに行ければいいよね」と去年の情熱はどこかに行ってしまい、その上オットが 「OOちゃんも大分年をとってきたから今年は一緒に旅をしてみよう」と言い出した(一週間前くらい)
犬と泊まれるところってのはあまり期待はできないような気がするんだけれどな~ という懸念はあったが、こうなったら率先して決めるのはオットなので お好きなようにと全面委任した。
それで出発予定日二日前に 那須の温泉(源泉かけながし)のホテルを決めたらしい。
建物や部屋の外観もキレイだし 旅サイトのレビューもなかなか良さそうであった。(まあ値段もそれなりではあった)
「ここならいいんじゃない」ってことでワタシも賛成して行く気だったが・・・
台風9号である・・・
珍しく北陸を抜けて東北(福島あたり)に行くというのが前日の予報。
「やばいぞ お前 行き先ど真ん中だよ」とオット
そしてオットはその時に前日の予約を取り消して (台風など天災の場合はキャンセル料はいただきませんととても誠実な対応であったらしい) 上陸しないはずだった伊豆高原のホテルに予約を変更したのであった。
ところが・・・・
一昨日の台風 どんな進路をたどったか 皆様お分かりでございましょう。
<大雨>神奈川や静岡で被害相次ぐ
毎日新聞 9月8日(水)20時30分配信
濁流の中、酒匂川の中州から消防隊員によって救出される男性=神奈川県小田原市で2010年9月8日午後7時16分、梅田麻衣子撮影
台風9号から変わった熱帯低気圧による大雨の影響で、神奈川や静岡県では8日、被害が相次いだ。
【写真特集】列島直撃 台風9号
神奈川県小田原市の酒匂(さかわ)川では、河口から約3キロ上流の中州にいた62歳と68歳の男性2人が増水のため取り残され、消防隊員らが救助。富士道橋付近では危険水位に達したため、市は周囲の約1万世帯に避難勧告を出した。
1日の降水量が観測史上最大の495.5ミリを記録した同県山北町では午後4時ごろ、世附(よづく)地区で土砂崩れが発生し、住宅1棟が巻き込まれた。県警によると男性(87)と女性(65)が重傷で、別の男性(74)が軽傷。
静岡県小山町では、湯船川と野沢川があふれ道路が冠水。柳島地区の66世帯が孤立したため、町は自衛隊に災害派遣を要請した。同町では午後8時50分ごろ、豪雨被害の取材をしていたフジテレビ関係者3人のうち男性1人が、増水で削られてできた穴に転落。県警によると、男性は頭を強打し、病院に搬送された。撮影のためカメラマンと一緒に後退しているうちに落ちたらしい。
とにかく 前日の予想進路から南にそれたおかげで、観測史上初と色々なところで記録される雨台風の真っ只中を突っ切って伊豆高原に行くハメになったのである。そのまま那須にしとけばよかったのよね~~
「ホントに行くのかいな?」 一応 「やめたほうがいいですよ」と言ってくれないかな との期待も半分 予約した宿に電話してみたが・・
「雨だけですよ ウチは大丈夫です お待ちしてます」と言われてしまった。 ウチは大丈夫だけど行くまではどないするんだ?
しかし 行けなきゃ行けないで途中から引き返そうぜ ってことで出発 (ワタシも開き直れば強いのである)
早く行っても仕方ないので昼過ぎにゆっくり出発。
ワイパー大忙し。
しかし、こんな時にはよっぽどの用事でもなければ行楽には出かけないだろう 道もPAも空いてるよ。
途中 真鶴で降りて 前々から行ってみたかった中川一政美術館も貸切だったもの
ワタシはこの方の絵も書も大好きなのである。
特に彼の描く花たち。
80代の頃好んで画材にした花たちみたいだけど 明るく深く静かな生命力を感じさせる花たち。
三人だけという贅沢な環境で見られたのは嬉しかった。(今年の5月には天皇皇后ご夫妻が訪れたらしいが同じくらいのVIP待遇であろう 笑)
そしてまた伊豆高原を目指している途中に 建築家Nちゃんの設計した作品が見られた。Dとコラボして作ったという Oの駅
実にNちゃんらしい色使いだと思った。
雨は時折激しくは降っていたが、道路上が川になるほどではなく風はあまりなかったのでそんなに危険は感じなかった。
どうやら目的の宿にたどりついたのが5時ごろ。
ホテルというよりペンションに近い。4組しか泊まれないらしい。
うるさいことも言われず 犬もそのまま部屋に入れてもいいという。ってことは部屋は広かったが清潔感もそれなりである。
レビューは結構良かったが 評価していた年齢層は30代家族(犬も)連れの人が多かった。 料理は量も味もばつぐん! と結構褒めていたが こちらアラフィのひねた夫婦である。この山の中でフレンチフルコースってのはどうかしら?とは思っていたが・・・
オットがこれが食べたくてほぼ決めた金目鯛のカルパッチョが前菜(量はたっぷりだがソースが素人っぽい)
ちょっと乾き気味のイセエビ
ひな鳥のローストはとてもおいしかった。この他スープ サラダ デザートプレートにコーヒーというコース 家庭的な料理で量はたっぷり。
自慢のバーもこんなもん。まあ気取ってないので10年もののTシャツを着たオットとマッチ
源泉をひいたという温泉のウチ湯は熱すぎてとても漬かれなかった。(50度はあったと思う)仕方がないので雨の中 果敢に露天風呂に入るはめになった。
慣れない環境で落ち着かない犬がゴソゴソ動き回るのと カーペット敷きの室内のため 粗相したら申し訳ないとの思いで熟睡できず・・・(オットと娘は健やかに熟睡 ペット持込可だったらフローリングにしておいてもらいたいものであります)
朝食は洋食でオムレツにパンとソーセージとサラダ それになぜか金目鯛の粗汁つき (これが一番おいしかった 笑)
チェックアウト時に清算してびっくり 直前予約の特典とやらで割引もあってかなり安かった。
キャンセルした那須のほぼ半額である。オーナーも感じよかったから この値段だったら文句言ったら申し訳ないかもしれない。
ちょっと雲は多いが 前々日までの酷暑は影を潜め やっとこの季節らしい涼しさを感じさせる朝である。
近くにナゾの廃屋があった。ネットがかぶった門柱には何も表示されておらず、大きな温室にはジャングルのような熱帯植物がしげっていた。あれはなんだったのだろうか?
この日は薄曇だったが台風一過の穏やかで涼しい一日で 紫外線を敵とするワタシにも 暑いのが苦手な短足犬にとってもちょうどいい観光日和であった。
そう大したことはないが 続きます。
去年も同じくらいの時期にオットは遅めの夏休みをとり、ムスメと三人で屋久島に行ったのであった。
その旅 「家族で縄文杉を見たっ」 汗と涙と笑いの奮闘連作はこちら↓
☆ ☆
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あれから一年たっちゃったのね~ってのは感慨深いものがありますが・・・
今年はどこにしようかって夫婦で話し合い、(と言っても適当なんですが) 「去年は杉で針葉樹だったから 今年は広葉樹にしようぜ」ってことで やはり世界遺産で広葉樹編 白神山地トレッキング三日間に申し込んだのである(七月終わりくらいだったかな・・・)
割りにいいホテルと三日間のトレッキングガイド付き 行き帰りの飛行機は選択っていうプランであった。
その時点ではすんなり予約できたはずだったのだが 帰りの飛行機にオットが難色を示した。羽田着が21時ってのは遅すぎるというのである。
三日間しか連続してとる予定のない夏休み、休み明けにたまりたまった仕事を考えるともっと早い飛行機じゃないと気が重いんですと。
その一本はやい飛行機はすでに満席だったが、今から申し込んでおけばキャンセルでるだろう(去年の屋久島もお盆の頃にキャンセル繰上げで無事に行けたし)ってことで飛行機をリザーブにしたのが間違い。
待てど暮らせどキャンセルなんて出やしない。
加えて愛犬のトラブルなども ☆ ☆ 起こり ちょっと犬を置いて旅行に行くのは心配だし行けるかな~?って状況になってしまった。
乗りもいいが醒めるのも早い我が家族。
そうなると 「行けるところに行ければいいよね」と去年の情熱はどこかに行ってしまい、その上オットが 「OOちゃんも大分年をとってきたから今年は一緒に旅をしてみよう」と言い出した(一週間前くらい)
犬と泊まれるところってのはあまり期待はできないような気がするんだけれどな~ という懸念はあったが、こうなったら率先して決めるのはオットなので お好きなようにと全面委任した。
それで出発予定日二日前に 那須の温泉(源泉かけながし)のホテルを決めたらしい。
建物や部屋の外観もキレイだし 旅サイトのレビューもなかなか良さそうであった。(まあ値段もそれなりではあった)
「ここならいいんじゃない」ってことでワタシも賛成して行く気だったが・・・
台風9号である・・・
珍しく北陸を抜けて東北(福島あたり)に行くというのが前日の予報。
「やばいぞ お前 行き先ど真ん中だよ」とオット
そしてオットはその時に前日の予約を取り消して (台風など天災の場合はキャンセル料はいただきませんととても誠実な対応であったらしい) 上陸しないはずだった伊豆高原のホテルに予約を変更したのであった。
ところが・・・・
一昨日の台風 どんな進路をたどったか 皆様お分かりでございましょう。
<大雨>神奈川や静岡で被害相次ぐ
毎日新聞 9月8日(水)20時30分配信
濁流の中、酒匂川の中州から消防隊員によって救出される男性=神奈川県小田原市で2010年9月8日午後7時16分、梅田麻衣子撮影
台風9号から変わった熱帯低気圧による大雨の影響で、神奈川や静岡県では8日、被害が相次いだ。
【写真特集】列島直撃 台風9号
神奈川県小田原市の酒匂(さかわ)川では、河口から約3キロ上流の中州にいた62歳と68歳の男性2人が増水のため取り残され、消防隊員らが救助。富士道橋付近では危険水位に達したため、市は周囲の約1万世帯に避難勧告を出した。
1日の降水量が観測史上最大の495.5ミリを記録した同県山北町では午後4時ごろ、世附(よづく)地区で土砂崩れが発生し、住宅1棟が巻き込まれた。県警によると男性(87)と女性(65)が重傷で、別の男性(74)が軽傷。
静岡県小山町では、湯船川と野沢川があふれ道路が冠水。柳島地区の66世帯が孤立したため、町は自衛隊に災害派遣を要請した。同町では午後8時50分ごろ、豪雨被害の取材をしていたフジテレビ関係者3人のうち男性1人が、増水で削られてできた穴に転落。県警によると、男性は頭を強打し、病院に搬送された。撮影のためカメラマンと一緒に後退しているうちに落ちたらしい。
とにかく 前日の予想進路から南にそれたおかげで、観測史上初と色々なところで記録される雨台風の真っ只中を突っ切って伊豆高原に行くハメになったのである。そのまま那須にしとけばよかったのよね~~
「ホントに行くのかいな?」 一応 「やめたほうがいいですよ」と言ってくれないかな との期待も半分 予約した宿に電話してみたが・・
「雨だけですよ ウチは大丈夫です お待ちしてます」と言われてしまった。 ウチは大丈夫だけど行くまではどないするんだ?
しかし 行けなきゃ行けないで途中から引き返そうぜ ってことで出発 (ワタシも開き直れば強いのである)
早く行っても仕方ないので昼過ぎにゆっくり出発。
ワイパー大忙し。
しかし、こんな時にはよっぽどの用事でもなければ行楽には出かけないだろう 道もPAも空いてるよ。
途中 真鶴で降りて 前々から行ってみたかった中川一政美術館も貸切だったもの
ワタシはこの方の絵も書も大好きなのである。
特に彼の描く花たち。
80代の頃好んで画材にした花たちみたいだけど 明るく深く静かな生命力を感じさせる花たち。
三人だけという贅沢な環境で見られたのは嬉しかった。(今年の5月には天皇皇后ご夫妻が訪れたらしいが同じくらいのVIP待遇であろう 笑)
そしてまた伊豆高原を目指している途中に 建築家Nちゃんの設計した作品が見られた。Dとコラボして作ったという Oの駅
実にNちゃんらしい色使いだと思った。
雨は時折激しくは降っていたが、道路上が川になるほどではなく風はあまりなかったのでそんなに危険は感じなかった。
どうやら目的の宿にたどりついたのが5時ごろ。
ホテルというよりペンションに近い。4組しか泊まれないらしい。
うるさいことも言われず 犬もそのまま部屋に入れてもいいという。ってことは部屋は広かったが清潔感もそれなりである。
レビューは結構良かったが 評価していた年齢層は30代家族(犬も)連れの人が多かった。 料理は量も味もばつぐん! と結構褒めていたが こちらアラフィのひねた夫婦である。この山の中でフレンチフルコースってのはどうかしら?とは思っていたが・・・
オットがこれが食べたくてほぼ決めた金目鯛のカルパッチョが前菜(量はたっぷりだがソースが素人っぽい)
ちょっと乾き気味のイセエビ
ひな鳥のローストはとてもおいしかった。この他スープ サラダ デザートプレートにコーヒーというコース 家庭的な料理で量はたっぷり。
自慢のバーもこんなもん。まあ気取ってないので10年もののTシャツを着たオットとマッチ
源泉をひいたという温泉のウチ湯は熱すぎてとても漬かれなかった。(50度はあったと思う)仕方がないので雨の中 果敢に露天風呂に入るはめになった。
慣れない環境で落ち着かない犬がゴソゴソ動き回るのと カーペット敷きの室内のため 粗相したら申し訳ないとの思いで熟睡できず・・・(オットと娘は健やかに熟睡 ペット持込可だったらフローリングにしておいてもらいたいものであります)
朝食は洋食でオムレツにパンとソーセージとサラダ それになぜか金目鯛の粗汁つき (これが一番おいしかった 笑)
チェックアウト時に清算してびっくり 直前予約の特典とやらで割引もあってかなり安かった。
キャンセルした那須のほぼ半額である。オーナーも感じよかったから この値段だったら文句言ったら申し訳ないかもしれない。
ちょっと雲は多いが 前々日までの酷暑は影を潜め やっとこの季節らしい涼しさを感じさせる朝である。
近くにナゾの廃屋があった。ネットがかぶった門柱には何も表示されておらず、大きな温室にはジャングルのような熱帯植物がしげっていた。あれはなんだったのだろうか?
この日は薄曇だったが台風一過の穏やかで涼しい一日で 紫外線を敵とするワタシにも 暑いのが苦手な短足犬にとってもちょうどいい観光日和であった。
そう大したことはないが 続きます。