といっても「カーネーション」のことではない。
今朝まだ夜が明ける頃、我が家に現れたのがドラ(息子)であった。
これから学生時代から続け、おととしは世界大会だかに出た あるスポーツの関東大会に出るため、我が家の車を借りに来たのである。
最寄の駅まで友人を集めて拾って某地方の会場まで行くらしい。
「土日車貸してくれよ」というメール1通で 「はいよ」とばかり前日ガソリン満タンにして渡してやる私もやはりいい年こいたムスコを甘やかしている親バカの一人かもしれない・・・(ガソリンは入れて返してはくるもののメンテナンスや税金はもちろんこちら持ちである)
今朝 現れたドラ 頭からびっしょりであった。新居よりチャリできたそうだ。
「アメダス見たら朝のうちは大丈夫なはずだったのにな。どうしてオレがチャリに乗ると雨がふるんだよ~。運わりぃ」と嘆いていた。
確かに今までピーカンだったのにドラがチャリで出ていくと天にわかに掻き曇りどしゃぶりなんてことが多いのである。
「ホント あんたは昔からチャリで雨にふられるね~ まあ他の運はそう悪くないんだから我慢しなよ」と説得力があるんだかないんだかなぐさめ、ファンヒーターをつけてびしょ濡れのジャケットを乾かしてやった。
「あっ 新しいファンヒーター買ったの? なんだよこれ しゃべるのかよ うぜっ」 やっぱり感じるところは親子であるw
これまた濡れているリュックの中からパンを取りだし食べようとしたから
「何? なんか食べたいならあるよ」と言って冷蔵庫の中をごそごそしながら
「そういえば 新居じゃちゃんとしたもの食べてるの? M子ちゃんも忙しいから毎日作るの大変なんじゃないの?」と聞いてみた。 そういえばドラが新生活を始めて以来家に来たのは初めてであった。
ドラは就職してすぐに家をでたのだが、食事つきの独身寮だったので今まで「食」に関しては心配したことがなかった。 なかなかおいしい食事をまかないのおばさんが作ってくれるので 朝夕はバランスがとれていたはずだし、昼も社員食堂なにやらで食べることもできていたからだ。
ただ、自分も仕事を持つM子ちゃんがちゃんと作っているのか?(ドラは毎日帰りが10時過ぎるので夕飯の用意はまず無理であろう)
「ああ、毎日M子が作ってるよ。結構時間かかってるみたいだからオレが帰ってくる時間でちょうどできあがるくらいみたいだよ」
「M子ちゃん料理は上手なの?」
「まあまあじゃね? 時々失敗するしレシピ命だけどさ」
そんな事をドラとしゃべりながら 昨日作った野菜スープとまだ凝っている金時豆と豚肉の煮物と 恵比寿で買ってきたロブションのパンを温めて ニシナヤさんコーヒー ん・ごろごろ(ウマイ!)も入れて出してやったら
「うまっ やっぱりおかんの料理はうまいなあ それにM子よりずっと早い」
内心小さな勝利感が訪れたことをここで告白しておこう。 まあ新婚でまだ料理の慣れないM子と主婦歴四半世紀余でドラの好みも知り尽くしたワタシでは勝負になるわけないが。
「あんた そんなことMちゃんの前で言うんじゃないわよ」
「あたりまえだよ オレだって空気読むぜ」
相変わらず人をバタバタさせてあっと言う間に出て行ったドラであった。
今までは家族の形態として、ワタシは「嫁」という立場であった。ところがドラが伴侶を得て 「姑」という立場にもなってしまった。 しかし依然として「嫁」ではあるのだからいわゆる中間管理職という立場になっちまったわけである。
姑とは同居したことがないので、日常的な葛藤はなかったが、やっぱり色々やらかしてくれる人だし、若い頃は今より元気で色々口出しもあったので負の記憶もいくつかある。 だからその手の思いはM子にさせたくないし、口も出したくないとは思っているが、やはりまるで二人のことが気にならないわけはないし、その中で一番気になるのは健康だし、職場でこき使われている若い時代、きちんとした生活の基盤があってこそドラもM子も元気でいられるからそれだけはちゃんとして欲しいな~ などとひそかに思ってはいる。
そして 思ってはいるがホントに「ひそかに」で あからさまにM子には「ちゃんとご飯作ってあげてね」などとは言っちゃいけないなとも思っている。
ただ、M子は以前からお料理教室に行ってて、そこで習った料理をレシピながめながら作っているらしいが、そんなの続かないからもうちょっと簡単なのにすればいいのに とも思い、楽ちんなレシピ本でもプレゼントしようかなとも思うのだが、余計なお世話であろうか?
M子は私のすることに対してそうひねくれてとるタイプの女の子じゃないと思うから 私も余計なこと考えずに色々やってもいいんだけど、やはりちょっと行動するまえや話す前に考えちゃうところが 嫁姑の間柄でワタシの中間管理職の立場ゆえなのであろうか?
今までは友人と「まったくウチの姑ったらさ」など 嫁立場のグチは時に話題にのぼったが、最近はちょっと年上の友人の 姑としての話も心に響くようになった。
その中で最近印象に残ったのは 弁★士のムスコを持つ60代の友人の話である。★橋を出て司法試験に受かった結構イケメンの自慢のムスコができちゃった結婚したのだが相手は若くてかわいいのだがどうも色々困ったちゃんらしい。とってもマジメで絵に描いたような賢婦人の彼女は今までお世話になった人には水茎麗しい毛筆で手書きのお礼状を鳩居堂の高そうなレターセットですぐさま書いて送るような人なんだが、お嫁ちゃんはまるでそういうことに無頓着でムスコ宅のその手の用事も彼女がやってやってるらしい。
「ホントけろっとして今じゃ私にやってもらうのが当たり前みたいになってしまったのよ。あとね、自分が遊びに行くときも おかあさん 明日お願いしますって一言で OOOちゃん(孫)を私に預けていつまでも帰ってこないのよ~~」 などと。
一緒にいた同年代の人に 「あら 大変ねえ。 でもそうやってあなたを頼ってくるのもかわいいじゃないの。まるで孫に会わせない嫁もいるのよ。自分の実家ばっかりと仲良くしてさ。ほら M子様もそうじゃないの。あれはひどいわね~ 美★子様もお気の毒よね」 と言われて
「そういえばそうね M子様よりはましだわ」
と納得していた。 あの嫁よりはましとみんなが心なぐさめられる存在になってしまったあの方。
本当に ★智子さまもお気の毒である。 あっ 話がそれた。
今朝まだ夜が明ける頃、我が家に現れたのがドラ(息子)であった。
これから学生時代から続け、おととしは世界大会だかに出た あるスポーツの関東大会に出るため、我が家の車を借りに来たのである。
最寄の駅まで友人を集めて拾って某地方の会場まで行くらしい。
「土日車貸してくれよ」というメール1通で 「はいよ」とばかり前日ガソリン満タンにして渡してやる私もやはりいい年こいたムスコを甘やかしている親バカの一人かもしれない・・・(ガソリンは入れて返してはくるもののメンテナンスや税金はもちろんこちら持ちである)
今朝 現れたドラ 頭からびっしょりであった。新居よりチャリできたそうだ。
「アメダス見たら朝のうちは大丈夫なはずだったのにな。どうしてオレがチャリに乗ると雨がふるんだよ~。運わりぃ」と嘆いていた。
確かに今までピーカンだったのにドラがチャリで出ていくと天にわかに掻き曇りどしゃぶりなんてことが多いのである。
「ホント あんたは昔からチャリで雨にふられるね~ まあ他の運はそう悪くないんだから我慢しなよ」と説得力があるんだかないんだかなぐさめ、ファンヒーターをつけてびしょ濡れのジャケットを乾かしてやった。
「あっ 新しいファンヒーター買ったの? なんだよこれ しゃべるのかよ うぜっ」 やっぱり感じるところは親子であるw
これまた濡れているリュックの中からパンを取りだし食べようとしたから
「何? なんか食べたいならあるよ」と言って冷蔵庫の中をごそごそしながら
「そういえば 新居じゃちゃんとしたもの食べてるの? M子ちゃんも忙しいから毎日作るの大変なんじゃないの?」と聞いてみた。 そういえばドラが新生活を始めて以来家に来たのは初めてであった。
ドラは就職してすぐに家をでたのだが、食事つきの独身寮だったので今まで「食」に関しては心配したことがなかった。 なかなかおいしい食事をまかないのおばさんが作ってくれるので 朝夕はバランスがとれていたはずだし、昼も社員食堂なにやらで食べることもできていたからだ。
ただ、自分も仕事を持つM子ちゃんがちゃんと作っているのか?(ドラは毎日帰りが10時過ぎるので夕飯の用意はまず無理であろう)
「ああ、毎日M子が作ってるよ。結構時間かかってるみたいだからオレが帰ってくる時間でちょうどできあがるくらいみたいだよ」
「M子ちゃん料理は上手なの?」
「まあまあじゃね? 時々失敗するしレシピ命だけどさ」
そんな事をドラとしゃべりながら 昨日作った野菜スープとまだ凝っている金時豆と豚肉の煮物と 恵比寿で買ってきたロブションのパンを温めて ニシナヤさんコーヒー ん・ごろごろ(ウマイ!)も入れて出してやったら
「うまっ やっぱりおかんの料理はうまいなあ それにM子よりずっと早い」
内心小さな勝利感が訪れたことをここで告白しておこう。 まあ新婚でまだ料理の慣れないM子と主婦歴四半世紀余でドラの好みも知り尽くしたワタシでは勝負になるわけないが。
「あんた そんなことMちゃんの前で言うんじゃないわよ」
「あたりまえだよ オレだって空気読むぜ」
相変わらず人をバタバタさせてあっと言う間に出て行ったドラであった。
今までは家族の形態として、ワタシは「嫁」という立場であった。ところがドラが伴侶を得て 「姑」という立場にもなってしまった。 しかし依然として「嫁」ではあるのだからいわゆる中間管理職という立場になっちまったわけである。
姑とは同居したことがないので、日常的な葛藤はなかったが、やっぱり色々やらかしてくれる人だし、若い頃は今より元気で色々口出しもあったので負の記憶もいくつかある。 だからその手の思いはM子にさせたくないし、口も出したくないとは思っているが、やはりまるで二人のことが気にならないわけはないし、その中で一番気になるのは健康だし、職場でこき使われている若い時代、きちんとした生活の基盤があってこそドラもM子も元気でいられるからそれだけはちゃんとして欲しいな~ などとひそかに思ってはいる。
そして 思ってはいるがホントに「ひそかに」で あからさまにM子には「ちゃんとご飯作ってあげてね」などとは言っちゃいけないなとも思っている。
ただ、M子は以前からお料理教室に行ってて、そこで習った料理をレシピながめながら作っているらしいが、そんなの続かないからもうちょっと簡単なのにすればいいのに とも思い、楽ちんなレシピ本でもプレゼントしようかなとも思うのだが、余計なお世話であろうか?
M子は私のすることに対してそうひねくれてとるタイプの女の子じゃないと思うから 私も余計なこと考えずに色々やってもいいんだけど、やはりちょっと行動するまえや話す前に考えちゃうところが 嫁姑の間柄でワタシの中間管理職の立場ゆえなのであろうか?
今までは友人と「まったくウチの姑ったらさ」など 嫁立場のグチは時に話題にのぼったが、最近はちょっと年上の友人の 姑としての話も心に響くようになった。
その中で最近印象に残ったのは 弁★士のムスコを持つ60代の友人の話である。★橋を出て司法試験に受かった結構イケメンの自慢のムスコができちゃった結婚したのだが相手は若くてかわいいのだがどうも色々困ったちゃんらしい。とってもマジメで絵に描いたような賢婦人の彼女は今までお世話になった人には水茎麗しい毛筆で手書きのお礼状を鳩居堂の高そうなレターセットですぐさま書いて送るような人なんだが、お嫁ちゃんはまるでそういうことに無頓着でムスコ宅のその手の用事も彼女がやってやってるらしい。
「ホントけろっとして今じゃ私にやってもらうのが当たり前みたいになってしまったのよ。あとね、自分が遊びに行くときも おかあさん 明日お願いしますって一言で OOOちゃん(孫)を私に預けていつまでも帰ってこないのよ~~」 などと。
一緒にいた同年代の人に 「あら 大変ねえ。 でもそうやってあなたを頼ってくるのもかわいいじゃないの。まるで孫に会わせない嫁もいるのよ。自分の実家ばっかりと仲良くしてさ。ほら M子様もそうじゃないの。あれはひどいわね~ 美★子様もお気の毒よね」 と言われて
「そういえばそうね M子様よりはましだわ」
と納得していた。 あの嫁よりはましとみんなが心なぐさめられる存在になってしまったあの方。
本当に ★智子さまもお気の毒である。 あっ 話がそれた。