新春恒例 浅☆歌舞伎。
昨年より なぜか定期的に「大人のゴウコン」をしている団塊オヤジと一緒の観劇となった。
♀チーム 畏友舞台友N 建築士Nちゃん 親友A ワタクシ局というラインアップ 通称「OOO(故郷の山)レディース」
♂チーム 文系薀蓄ジジイたち 通称「OOOO(東京西部中堅高級住宅地)シティーボーイズ」
☆ ←去年の同じ行事の記事はここ
☆ ←去年、私たちのあまりの情緒のなさにオヤジの一人が怒り、もっと勉強しろ!と薀蓄レポートを送ってきたその記事はこちら
成長しきったスカイツリーがよく見えました。
待ち合わせの浅草寺はエライ混んでいて
仲通りなど善男善女であふれてラッシュ時の電車状態であった。
待ち合わせ場所に現れた畏友Nは 今日はトルコ人であったw
トルコ人のNと親友A
さくっとお参りを済ませて
今年は、歌舞伎は二部から見た。
一部の八犬伝はそう珍しくもないし、二部の演目がいいらしいというので。
今年は中村兄弟は平成中村座の方に出演しているのでこちらには出演無し、ちょっとさびしいなと思っていたら。
今年の演目 超面白かったです。こんなに笑えてひきつけられた歌舞伎は久しぶりだった。
演目は 通し狂言 敵討天☆茶屋聚 (☆は下です 今日も検索除けですのでよろぴく)
歌舞伎人よりコピー ↓
敵討天☆茶屋聚
西国の大名浮田家の忠臣早瀬玄蕃頭は、お家横領を企む家老岡船岸之頭や東間三郎右衛門の計略を察知し岸之頭を切腹に追い込みますが、東間に闇討ちされて、重宝の色紙まで奪われてしまいます。玄蕃頭の子、伊織と源次郎の兄弟は、父の敵討のため行方をくらました東間を追って大坂の四天王寺へやってきます。供をしてきた家来の安達元右衛門が東間の策略によって酒を強いられて禁酒の誓いを破り、泥酔して暴れ回ったので、伊織は元右衛門を勘当し、元右衛門の弟弥助も兄弟の縁を切ります。流浪の末、東寺近くの貸座敷で暮らすようになった伊織兄弟と弥助。そこへ東間方に寝返った元右衛門が偽の按摩に化けてやってきます。元右衛門は、伊織の妻である染の井が色紙を買い戻すために身を売った金を奪い、弥助も殺害。さらには伊織の足を切りつけて逃げ去るのでした。その後、伊織兄弟は福島天神の森で貧窮の日々を過ごしています。源次郎が留守のところへ元右衛門と東間が現われ、なぶり殺しにされる伊織。さらには、源次郎も襲われて川に投げ込まれますが、人形屋幸右衛門に助けられます。そして、幸右衛門の助力で東間一味の所在がわかり、源次郎は元右衛門と東間を討ち果たし、見事本懐を遂げるのでした。
この作品は、江戸時代に大坂の天下茶屋で実際に起こった敵討の事件を題材にした仇討狂言の傑作。特に安達元右衛門は四世大谷友右衛門が工夫を凝らし、以後、多くの名優が演じ、練り上げられた役どころです。
主君や家族が殺され、その敵討ちをする いわゆるアダウチものである。
ここで安達元右衛門を演じていたのがこの人
去年の独楽の踊りでも感動したけど、今年はこの役と執権片岡造酒頭の全然タイプの違う二役を演じていた。「えっ 今のどうやったの?」とめんくらうような早変わりもあり大活躍であった。
元右衛門ってのはどうしようもない男で酒乱でだらしがないくせに平気で主君を裏切り、真面目なお兄ちゃんや元主君まで殺してしまうヤツ。
しかしどこかひょうきんで憎めないって役回りを実にうまく演じる亀治郎さんであった。
この役は昔かなりの酒好きの役者が楽屋落ちっぽく演じてこのようにひょうきんなキャラになったらしいけど、主君が兄と暮らす家に忍び込むところ、尻はしょりした足を蚊に刺されて痒がったり、足を踏み外しそうになってあせったりするひょうきんさ。かと思えばあっさり兄を殺してしまう残忍さ。
濃い黄八丈の着物がそんな悪役になぜかぴったりマッチする。表情や所作の笑わせられること。
この人は頭がいいんだね。
そして敵役の東間役がこの人
文句ない色男っぷり悪人っぷり。この人は目の保養だね。
私たちもジジイたちも今回は大満足であった。
ただ、今回も一番安い三階席で鑑賞したのだったが、この演目は元右衛門が最後に客席まで逃げ惑うのが見せ場で、花道もずいぶん使われる。それが三階からは見えないのが残念だった。この劇場は狭いし三階でも臨場感はばっちりなので今まではあまり不満はなかったのだが、この演目に限っては一階の良い席で見ればよかったかもしれない。
* * *
この日のディナーは去年と同じ。ここのおでんはホントおいしい(高いけど)
ところでこの日は私は普段着っぽいセーターとスカート、建築士Nちゃんも 親友Aもいつもおしゃれではあるが、そんなにかしこまった服装ではなかった。
舞台友Nと会ったとたんに
「あれ? 局、今日は着物着なかったの? まあジジイ相手じゃ着飾る気になんないやね~」と決め付けられてしまった。
ホント話せば話題も豊富な相手だし、笑いも絶えないゴウコンではあるけど 確かに着飾る気にはならないやね~。
建築士Nもハイネックのセーターを後ろ前に着てきたらしく 「やっだ~ どうも落ち着かないと思った。ここで直しちゃおうか。局回して」と腕を抜いて前後を回すという女子高時代の技を披露、オジたちは飽きれていた。(撮影もしていたのも若干名)
舞台友Nときたら ヨガの鶴のポーズを堂々披露。
喝采を浴びていた。
こうして、歌舞伎→おでんの会が今年も楽しくトキめかずに終了したのであった。
昨年より なぜか定期的に「大人のゴウコン」をしている団塊オヤジと一緒の観劇となった。
♀チーム 畏友舞台友N 建築士Nちゃん 親友A ワタクシ局というラインアップ 通称「OOO(故郷の山)レディース」
♂チーム 文系薀蓄ジジイたち 通称「OOOO(東京西部中堅高級住宅地)シティーボーイズ」
☆ ←去年の同じ行事の記事はここ
☆ ←去年、私たちのあまりの情緒のなさにオヤジの一人が怒り、もっと勉強しろ!と薀蓄レポートを送ってきたその記事はこちら
成長しきったスカイツリーがよく見えました。
待ち合わせの浅草寺はエライ混んでいて
仲通りなど善男善女であふれてラッシュ時の電車状態であった。
待ち合わせ場所に現れた畏友Nは 今日はトルコ人であったw
トルコ人のNと親友A
さくっとお参りを済ませて
今年は、歌舞伎は二部から見た。
一部の八犬伝はそう珍しくもないし、二部の演目がいいらしいというので。
今年は中村兄弟は平成中村座の方に出演しているのでこちらには出演無し、ちょっとさびしいなと思っていたら。
今年の演目 超面白かったです。こんなに笑えてひきつけられた歌舞伎は久しぶりだった。
演目は 通し狂言 敵討天☆茶屋聚 (☆は下です 今日も検索除けですのでよろぴく)
歌舞伎人よりコピー ↓
敵討天☆茶屋聚
西国の大名浮田家の忠臣早瀬玄蕃頭は、お家横領を企む家老岡船岸之頭や東間三郎右衛門の計略を察知し岸之頭を切腹に追い込みますが、東間に闇討ちされて、重宝の色紙まで奪われてしまいます。玄蕃頭の子、伊織と源次郎の兄弟は、父の敵討のため行方をくらました東間を追って大坂の四天王寺へやってきます。供をしてきた家来の安達元右衛門が東間の策略によって酒を強いられて禁酒の誓いを破り、泥酔して暴れ回ったので、伊織は元右衛門を勘当し、元右衛門の弟弥助も兄弟の縁を切ります。流浪の末、東寺近くの貸座敷で暮らすようになった伊織兄弟と弥助。そこへ東間方に寝返った元右衛門が偽の按摩に化けてやってきます。元右衛門は、伊織の妻である染の井が色紙を買い戻すために身を売った金を奪い、弥助も殺害。さらには伊織の足を切りつけて逃げ去るのでした。その後、伊織兄弟は福島天神の森で貧窮の日々を過ごしています。源次郎が留守のところへ元右衛門と東間が現われ、なぶり殺しにされる伊織。さらには、源次郎も襲われて川に投げ込まれますが、人形屋幸右衛門に助けられます。そして、幸右衛門の助力で東間一味の所在がわかり、源次郎は元右衛門と東間を討ち果たし、見事本懐を遂げるのでした。
この作品は、江戸時代に大坂の天下茶屋で実際に起こった敵討の事件を題材にした仇討狂言の傑作。特に安達元右衛門は四世大谷友右衛門が工夫を凝らし、以後、多くの名優が演じ、練り上げられた役どころです。
主君や家族が殺され、その敵討ちをする いわゆるアダウチものである。
ここで安達元右衛門を演じていたのがこの人
去年の独楽の踊りでも感動したけど、今年はこの役と執権片岡造酒頭の全然タイプの違う二役を演じていた。「えっ 今のどうやったの?」とめんくらうような早変わりもあり大活躍であった。
元右衛門ってのはどうしようもない男で酒乱でだらしがないくせに平気で主君を裏切り、真面目なお兄ちゃんや元主君まで殺してしまうヤツ。
しかしどこかひょうきんで憎めないって役回りを実にうまく演じる亀治郎さんであった。
この役は昔かなりの酒好きの役者が楽屋落ちっぽく演じてこのようにひょうきんなキャラになったらしいけど、主君が兄と暮らす家に忍び込むところ、尻はしょりした足を蚊に刺されて痒がったり、足を踏み外しそうになってあせったりするひょうきんさ。かと思えばあっさり兄を殺してしまう残忍さ。
濃い黄八丈の着物がそんな悪役になぜかぴったりマッチする。表情や所作の笑わせられること。
この人は頭がいいんだね。
そして敵役の東間役がこの人
文句ない色男っぷり悪人っぷり。この人は目の保養だね。
私たちもジジイたちも今回は大満足であった。
ただ、今回も一番安い三階席で鑑賞したのだったが、この演目は元右衛門が最後に客席まで逃げ惑うのが見せ場で、花道もずいぶん使われる。それが三階からは見えないのが残念だった。この劇場は狭いし三階でも臨場感はばっちりなので今まではあまり不満はなかったのだが、この演目に限っては一階の良い席で見ればよかったかもしれない。
* * *
この日のディナーは去年と同じ。ここのおでんはホントおいしい(高いけど)
ところでこの日は私は普段着っぽいセーターとスカート、建築士Nちゃんも 親友Aもいつもおしゃれではあるが、そんなにかしこまった服装ではなかった。
舞台友Nと会ったとたんに
「あれ? 局、今日は着物着なかったの? まあジジイ相手じゃ着飾る気になんないやね~」と決め付けられてしまった。
ホント話せば話題も豊富な相手だし、笑いも絶えないゴウコンではあるけど 確かに着飾る気にはならないやね~。
建築士Nもハイネックのセーターを後ろ前に着てきたらしく 「やっだ~ どうも落ち着かないと思った。ここで直しちゃおうか。局回して」と腕を抜いて前後を回すという女子高時代の技を披露、オジたちは飽きれていた。(撮影もしていたのも若干名)
舞台友Nときたら ヨガの鶴のポーズを堂々披露。
喝采を浴びていた。
こうして、歌舞伎→おでんの会が今年も楽しくトキめかずに終了したのであった。