連休最終日 月曜の朝。
ふとつけたNHKのTV番組に引き付けられたオットとワタシ。
それは若冲の特集であった。嵐の大野君が彼の絵の案内をするという趣向である。
これが すんごく良かったのである。元々若冲は好きだった。こんなにブームになるずいぶん前から注目する画家だったし、展示があるたびに見に行っている。
で、番組だけど途中から見たし、録画したわけじゃないからそんなに正確じゃないけど、彼の絵を現代の科学によって分析する所がとてもおもしろかった。
たとえば動植綵絵の中の雀ともみじの図。よく見ると一枚一枚のもみじの色が全部違う。それは絵具を何回も塗り重ねて作った色とキャンバスとなっている絹布の裏側から描きこんで紅葉しはじめたうっすらとした薄紅の葉の色を作っているという凝りようである。
同様に鳳凰の図
この左側ですが金色に輝いて見える羽の所には金彩は使われていないにもかかわらず輝いて見えるのはどうしてか? 金というのは私たちの目には 黄色と光の当たっているところにあたる白と影の黒があって金と認識されるという事で、黄色を塗った縁取りに白、キャンバスの絹布の裏打ちに黒い布をあててそれを表現していたのである。
へ~ すごいね。としか言えない私たち夫婦。
そして有名なこの群鶏図
これを描く前に若冲は家の仕事を弟に譲り絵に専念したわけだが、鶏を裏庭に放ってずっとそれを何年も観察したという。たしかに写真という手段がなかったこの時代にこれだけ鶏の細部や動きも再現できたのだからどれだけの時間と情熱をもって自分の表現したいモノに向き合ったのだろう・・・ 常人じゃないってことですね。
番組が終わった後、がぜんどこかで絵を見ようという気になったオットとワタシ。こういう点で、フットワークが軽く乗りやすい相手で良かったと思う。
ちょうど年末友人にいただいていた横浜美術館のチケットがあったのでそちらに。
★ 松井冬子展 世界中の子と友達になれる に行ってきた。
暮れの紅白の審査員にもなっていたあの着物美人である。しばしば「きれいすぎるほにゃらら」って言う表現されるが(たまにそうか?って思う対象もあるが) この人の場合はホントに美人すぎる日本画家である。
本来絵画の鑑賞に作者のプロフィールなんて関係ないとも思うが、この人の場合はどうしても影響されるのはいたしかたがないと思う。それほど妖艶なんだから。
絵というとですね。確かにひきつけられる魅力ある絵でしたよ。ただ上村松園の時、ただ見てるだけで涙が出たほどの感動はなかったかな。ただ、まだ若いし、これまでのテーマも興味深いものでもあるし、これからどんな風に変化していくのか見て行きたい作家さんだと思う。
美術館はね 思ったよりすいてた。
まあ誰もが好むって種類の絵じゃないからだろうけど。
この絵葉書を買ったけどやっぱり出すのも飾るのも躊躇するよね。誰か欲しい人いますか?お手紙書きますw
私が気に入ったのはこの絵。
ちょうどお昼頃になったのでどこかでランチを・・・
冬晴れの日。
前回横浜に来てワタシが怒り狂った記事はこちらw ★ ★
さすがにオットは学習したのか、ここなら大丈夫って所に連れてってくれた。
ラーメン嫌いなワタシですが、ここのはたまに「ん~~食べたいっ」と思う味。ごく細麺にさっぱり系のスープがほどよく絡み、たっぷりのねぎとおいしいチャーシューの千切りと胡椒が素敵にマッチしているラーメンであります。
中華街からも元町からもちょいと離れているので、ちょうどよい混み具合。一台しかないパーキングにもタイミングよく駐車できたし、満足のランチタイムになった。
ふとつけたNHKのTV番組に引き付けられたオットとワタシ。
それは若冲の特集であった。嵐の大野君が彼の絵の案内をするという趣向である。
これが すんごく良かったのである。元々若冲は好きだった。こんなにブームになるずいぶん前から注目する画家だったし、展示があるたびに見に行っている。
で、番組だけど途中から見たし、録画したわけじゃないからそんなに正確じゃないけど、彼の絵を現代の科学によって分析する所がとてもおもしろかった。
たとえば動植綵絵の中の雀ともみじの図。よく見ると一枚一枚のもみじの色が全部違う。それは絵具を何回も塗り重ねて作った色とキャンバスとなっている絹布の裏側から描きこんで紅葉しはじめたうっすらとした薄紅の葉の色を作っているという凝りようである。
同様に鳳凰の図
この左側ですが金色に輝いて見える羽の所には金彩は使われていないにもかかわらず輝いて見えるのはどうしてか? 金というのは私たちの目には 黄色と光の当たっているところにあたる白と影の黒があって金と認識されるという事で、黄色を塗った縁取りに白、キャンバスの絹布の裏打ちに黒い布をあててそれを表現していたのである。
へ~ すごいね。としか言えない私たち夫婦。
そして有名なこの群鶏図
これを描く前に若冲は家の仕事を弟に譲り絵に専念したわけだが、鶏を裏庭に放ってずっとそれを何年も観察したという。たしかに写真という手段がなかったこの時代にこれだけ鶏の細部や動きも再現できたのだからどれだけの時間と情熱をもって自分の表現したいモノに向き合ったのだろう・・・ 常人じゃないってことですね。
番組が終わった後、がぜんどこかで絵を見ようという気になったオットとワタシ。こういう点で、フットワークが軽く乗りやすい相手で良かったと思う。
ちょうど年末友人にいただいていた横浜美術館のチケットがあったのでそちらに。
★ 松井冬子展 世界中の子と友達になれる に行ってきた。
暮れの紅白の審査員にもなっていたあの着物美人である。しばしば「きれいすぎるほにゃらら」って言う表現されるが(たまにそうか?って思う対象もあるが) この人の場合はホントに美人すぎる日本画家である。
本来絵画の鑑賞に作者のプロフィールなんて関係ないとも思うが、この人の場合はどうしても影響されるのはいたしかたがないと思う。それほど妖艶なんだから。
絵というとですね。確かにひきつけられる魅力ある絵でしたよ。ただ上村松園の時、ただ見てるだけで涙が出たほどの感動はなかったかな。ただ、まだ若いし、これまでのテーマも興味深いものでもあるし、これからどんな風に変化していくのか見て行きたい作家さんだと思う。
美術館はね 思ったよりすいてた。
まあ誰もが好むって種類の絵じゃないからだろうけど。
この絵葉書を買ったけどやっぱり出すのも飾るのも躊躇するよね。誰か欲しい人いますか?お手紙書きますw
私が気に入ったのはこの絵。
ちょうどお昼頃になったのでどこかでランチを・・・
冬晴れの日。
前回横浜に来てワタシが怒り狂った記事はこちらw ★ ★
さすがにオットは学習したのか、ここなら大丈夫って所に連れてってくれた。
ラーメン嫌いなワタシですが、ここのはたまに「ん~~食べたいっ」と思う味。ごく細麺にさっぱり系のスープがほどよく絡み、たっぷりのねぎとおいしいチャーシューの千切りと胡椒が素敵にマッチしているラーメンであります。
中華街からも元町からもちょいと離れているので、ちょうどよい混み具合。一台しかないパーキングにもタイミングよく駐車できたし、満足のランチタイムになった。