局の道楽日記

食道楽、着道楽、読書道楽  etc
生活色々を楽しんで暮らしている日々の記録です

鍋の重さ

2012-01-16 00:02:11 | 日々の生活
年が明けても豆料理は続けている。☆ 先週は小豆を炊いてレモンぜんざいもどきも作ってしまった。

で、とろ火でコトコト煮ることが多い豆料理、家の鍋はビタクラフトである。
一番小さい鍋の取っ手がぐらぐらになってきたので、今日は取っ手だけ購入した。735円である。これでまた当分(5,6年)は使えるであろう。
この鍋シリーズは嫁に来るとき母がデパートの外商に乗せられて買い揃えてくれたくれたもので、当時も今と同じくらいの値段だったと思う。存命だった祖母が「ずいぶん高い鍋だね~」と驚いていたのを覚えている。
としても、毎日使ってたまに取っ手を替えるくらいで四半世紀も使っているんだから、考えてみればお値打ちだったとも思う。

取っ手を買ったデパートでの話である。

鍋コーナーでのこと。そばにはフランス製のルクルほにゃららが置いてあった。
この鍋も煮込み好き主婦としては気になる存在である。眺めていた私に満面の笑みの店員さん。
「お客様 この大きさは一番売れております。便利でございますよ~ なんたらかんたら」と説明を始めた。

ちょびっと気持ちが動いた私。
ビタクラフトも良いけど実用一辺倒で華やかさってものに欠ける。 このルクルほにゃららの色使いの美しさ。形のかわいらしさ。さすがおフランスの鍋である。
これでポトフとかチリコンカンとかたくさん作ってそのまま食卓に出してとりわけていただく。色あいの合うマットかなんか敷いておされな食卓 なんて妄想も浮かんだ。

ついふらふらと手に取ってそこで我に返ったのである。
お・重い・・・

ずっしりと厚い琺瑯引きの鍋は予想以上に重かった。これで中身が入ったらどうなるのだろうか? 
私はキッチンで重量挙げトレーニングをする気はない。

「お客様 一生ものでございますよ」となおも勧める店員さん。
確かに鍋はこの先10年20年もつかもしれないが、これから20年 年が加わった自分にはもうこの重さは使いこなせないであろう。
これはあちらの民族の体力に合わせて作られたものだと思う。
私のようなヤマトナデシコには向かないものと断定させてもらいました。(ビタクラフトも重いけどまだどうにかこなせる)

今 裁判が始まった料理好きの結婚詐欺女性が愛用していたらしいが、あの体型を見て 彼女なら と深く納得したのである。

コメント (8)
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