局の道楽日記

食道楽、着道楽、読書道楽  etc
生活色々を楽しんで暮らしている日々の記録です

一緒にしちゃ悪かったけど

2012-11-13 22:12:52 | 日々の生活
実家で一泊してきた。
母の癌治療後、半年の定期健診である。

血液検査とCTの結果がでるのを待って放射線の特殊部門の外来へ。
予約をしていても半日仕事である。

もう今年も残りが二月ってなんだか慌ただしくぴゅ~っと過ぎ去ったようにも思えるけど、ムスコは結婚するし、母の闘病もあったし、結構コトもあった一年なんだな~とも改めて思った。

診察の待合室はもう受付や看護師さんたちとも顔見知りで和んだ雰囲気である。
あんまり病院に顔見知りも作りたくはないものだが、緊張感がないのは良いことかもしれない。

今日もそんな流れでリラックスした雰囲気で担当医と向かいあった。
30代後半から40代前半ってところだろうか?長身で辰巳琢★似のなかなかイケメンである。仕事もしざかりって感じで声も大きく自信に満ちた物腰、でも高飛車とか傲慢な感じではなくイイ感じである。
(あの先生はどうせ遊んでるよね、もてそうだもの←母、余分な推測)
しかしちょっとせっかちそうで、パソコン画面に文章を打ち込む時、速いタイピングは良いがミスタッチも多く、それをまたものすごい勢いで消して打ち直すのを目の当たりにして、いつも私は「おちつけっ」と心の中で言いたくなるのである。

で、ポーカーフェースにしている先生だけど、なんとなく雰囲気でそれと知れるところもあり、あれこれ血液検査の値の説明もあったあとで(何も悪い所のない優等生の数値であった)画像を見て
「とても順調です。」と言われた。

それから前回の外来から三か月間の体調などの推移を聴かれたり、皮膚の写真を撮られたりした(先端医療なので記録を残す必要もあるのであろう。母はどうせ治してもらいついでに、他の人の役にたつほうがいいよと積極的に協力体制である)

母はお盆(旧暦)からお彼岸にかけて体調がすぐれなかったと言った。夏の間に2kg体重が減って、体がだるくて家事するのが面倒だったし、どこにも出かける気もしなかったとも。
あまり愚痴をこぼす人じゃないので私には初耳だったし、ちょうどその間は実家にも帰らなかったので悪かったな~と思って聞いていたのだけど

「でも、先生、涼しくなったらとっても元気になりましてね。食欲も戻ったから体重も戻りましたの」
と言ったので内心ほっとした。

「先日は主人と温泉にも行きましたし、その時にはずいぶん歩いても疲れませんでしたの。」

先生は

「そうですか、それは良かった。じゃ治療の影響と言うよりは夏バテだったかもしれないですね」と言った。

ほっとしたワタシはつい言わずのがもの口を挟んでしまった。

「やだ 先生。家の高齢犬も同じです。夏の間は元気がなかったし、お散歩も行きたがらなかったのですが、涼しくなったら急に元気になって・・・」

先生「はあ」と言いながら軽く吹き出した。

母は「やあね、犬と一緒にして」なんて言ったところ、先生、どうもそれがツボに入ってしまったみたいで、マウスを操作する手と肩がぷるぷる震えて笑いをこらえているようであった。

我慢しないで笑えばいいのにさ

 温泉地の老夫婦と

 元気になった老犬




コメント (2)
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