局の道楽日記

食道楽、着道楽、読書道楽  etc
生活色々を楽しんで暮らしている日々の記録です

名残の桜、時々桃

2021-03-29 21:17:08 | 日々の生活
昨日は息子一家が遊びに来て、雨のやんでいる時間にちょっとだけ外に出たが、お花見という雰囲気ではなかった。
今年はゆっくりお花見もできなかったなあと夜半の強い雨で散ってしまうだろう花々を思って、ベッドの中で少し残念な気分だった。





しかし、今日のお昼ごろ、犬の散歩のために川沿いの遊歩道まで出てみたら、まだまだ咲いているではないか・・・



ただ、微風が吹くたびに花びらは舞い落ちて、歩道は花びらに覆われていた。



急遽 お花見散歩に行くこと決定。





薄いピンクと濃いピンクの競演
この色の組み合わせを見るたび、シャトレ座のオペレッタの舞台を思い出す。
愛の妖精が身にまとうピンクとショッキングピンクと赤の衣装の華やかなこと、逆に野暮ったいと思っていたネイヴィーと黒の組み合わせの騎士の衣装が粋で、自分ではNGと思っていた色の組み合わせが舞台で生き生きと主張されていることに驚いた記憶がある。
着てもいいんだ、着ようによってはオシャレになるんだ・・・なんてね。

こんな春の日の散歩は楽しかった記憶をたどりながら歩こう。

赤とピンク、木に咲く花でさえこの組み合わせはやっぱり特別華やかですね。



水におちる花びら 花筏という風流な言葉を使える短い時間を味わえるのは今。



川の表にしなだれかかる先の先まで花をつけた枝。
水がそれを呼ぶのか、枝は水が恋しいのか・・・



ポッテリと無垢な桃の花を見るとなぜか孫3の笑みを思い出す





芽吹きの色、薄緑、目に柔らかいアクセントを添えてくれる。







同じ木にピンクと白の花をつける。時に自然が私たちにくれるお茶目なサービス。






垂れ下がる花の枝の隙間から向こう岸の花が覗く

花の波状攻撃






なんとなくモネの庭が連想される水辺
この橋が太鼓橋だったらいいのにな






ピンクの濃淡が溢れる中に山吹の黄色が新鮮だった。良い仕事してるね。



花に導かれて、あと橋一つ分、そこまで行ったら、また橋一つ分と歩きたくなり、結局三駅分ほど遠くまで来てしまった。

この季節、この道は、家族とも犬友とも歩いたことがあるけど、しゃべる相手がいない分、風景が心に沁みた気がする。



今日の相棒は君だけで良かったかもね。
コメント (4)
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