局の道楽日記

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生活色々を楽しんで暮らしている日々の記録です

一人映画で見たのは

2023-07-07 19:39:20 | 見る(映画 劇場 美術館など)
前記事で、オットと一緒に出掛ける先でもめて、結局ドライブに行ったので、一人で見ることにした映画がこちら


映画「TAR/ター」日本版予告編/5.12劇場公開


kebaさんのブログで紹介されていて、音楽関係の映画を好むワタシ、これは見なきゃ・・・ と思ったのである。
世界最高峰であるベルリンフィルで首席指揮者を勤める女性 リディア・ターの栄光と転落のお話。

改めてkebaさんの記事を読んで あら、ほぼ同じような感想だわ~と認識いたしました。
実在の人物のドキュメンタリーみたいでしたね。リアリティーが。

2時間半という結構長尺の作品だったが、身じろぎもできないくらい濃密にせまられた映画だったな。

色々ネタバレしそうなので感想を箇条書きにすると

・コンダクターってあらゆる教養を持ってないとなかなかできないみたいだ。音楽だけじゃなくて歴史や文学、あらゆる文化的な教養がないと、作曲家の意図を読み取り、自分の表現に結び付けることって難しいんじゃないか・・・
・作曲に行き詰まり悩んでいる時に、ドアホンの音色にさえ神経を刺激される。天才って大変ですね。 そこまでじゃなくても音楽家の友人はお湯の湧く音が和音に聞こえていらつくことがあると言っていた。 絶対音感なんてなくてよかったな~と思ったワタシ。
・ジュリアード音楽院での授業で非白人の生徒で口論になり、その部分を隠し撮りされて編集されてネットに拡散された彼女。 こういうクラシックの世界とSNSとかAIの世界の相性ってどうなんでしょうね?
確かに新しいクラシックの奏者でもyoutubeなんかで活躍されている方もあるけど、繊細な人ほどそれが原因でうちのめされることもあるんじゃないか?
・エルガーのチェロ協奏曲が良かった。ヴァイオリンもいいけど、チェロのあの中低音が快く思えるのは年取ったからなのか? もしこれから何か楽器を習い始めるとしたら、チェロ弾きたいな~
・ケイト様がやっぱりすご~い

                  以上です。

オットと観に行かなくて良かった。あんまり非文科系理系中年には向かない映画だったから。
・とにかくケイト・ブランシェット様がすんばらしい。
コメント (6)
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