局の道楽日記

食道楽、着道楽、読書道楽  etc
生活色々を楽しんで暮らしている日々の記録です

上野は暑かったけど満足した

2023-07-28 20:58:03 | 見る(映画 劇場 美術館など)
言いたくないけど暑すぎますね。
こんな酷暑の日は用事がないなら自宅にいるのが一番なんだけど、どうしても見たかった美術展に。
思い立って予約サイトを見たらオープンからの2枠はいっぱい、12時からの枠だけ余裕だったのでそこを予約(そりゃ~暑いからねえ)



暑い~💦



暑い暑い~~💦



駅から結構歩くよね
やっと目的の







都美術館





写実的な初期の作品から 後期印象派の影響を受け、野獣派と呼ばれる時を経てそれ以降は静謐な作品に
第一次大戦の影響を受けた内省的な時代から明るいニースで描かれた開放的な時代。
各々の時代や他の画家たちの影響も受けつつ、それを取り入れて変化しつつ進化しつつしていった様を堪能。
これだけたくさんの作品を一度に見られたのはありがたかったな。



一人の良い所は好きなペースで見回れる所ですね。
今日は上白石萌歌ちゃん解説の音声ガイドを借りてじっくり見た。
案外空いてて、人垣の後ろから見るような感じじゃなくて良かった。美術展が予約制になったのはコロナ禍での数少ない良い影響だと個人的には思うな。入場に何時間もかかったり、通勤ラッシュみたいな中で絵を観ても楽しくないもの。

カラフルで可愛らしい彼の画く女性が好きだ





パイプをくわえた自画像





赤いキュロットのオダリスク 南仏時代の絵



静物画も独特な色






「夢」 この絵のためのクロッキーも展示 シンプルな線だけど味わいがある



この裸婦の絵も描きなおしてどんどんシンプルになっていった絵




「鏡の前の青いドレス」









「赤の大きな室内」





「黄色と青の室内」



「マグノリアのある静物」



「女性の顔 『星柄のヴェール』」かっこいいな~ この線



晩年マティスは病を得て手術して生活は不自由になる。
その時から色を塗った紙を切り絵として作品を作るようになる。

なんか、今見てもとてもモダンじゃないですか?

季節外れのクリスマスツリー - 局の道楽日記
この切り絵のシリーズが好きすぎてタイルに描いたこともあった。







最後に画家は集大成として南仏のヴァンスに「ロザリオ礼拝堂」を作る。
この礼拝堂の写真や動画も見ることができたが、朝、昼、夜と時間によって表情を変えるその空間がなんとも素敵だった。
おもに青と黄色で彩られたステンドグラスとそこから差し込む日の光に染められるキャンドルたち、単純で力強い線で描かれた聖母子像やキリスト像。
こんな礼拝堂は神様が身近に感じられるに違いない。



満足して見終わり、ミュージアムショップに行ったら、この青と黄色の世界と海藻のようなモチーフがTシャツになっているのを見つけて思わず購入。高いな~と思ったがしっかりした布と縫製だった。
この夏着倒そうと思う。
コメント (6)
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