「レ・パラダン」 副題 遍歴騎士 とは 18世紀を代表するバロック音楽の作曲家 ジャン・フィリップ・ラモーの作品に フォンテーヌの寓話を基にした脚本を デュプラ・ドゥ・モンティクールが書いたもの。
その 忘れかけられていたようなオペラ作品を クリスティの指揮で率いる レザール・フロリサンの音楽 コンテンポラリィーダンスのモンタルヴォ・エルヴォ・カンパニーのダンス 舞台の後方のスクリーンに映し出される 奇想天外なCG それらの表現の媒介が 渾然一体となって なんとも 魅力的な作品として蘇らせた。
ストーリーは 中世ヴェネツィアの古い城を舞台に 元老院議員の老人 アンセルムの結婚を拒否した 美しい娘 アルジが アンセルムによって 幽閉されている。彼女は遍歴騎士の アティスを愛しているからだ。
そこへ 巡礼に扮したアティスと騎士団が到着する。 アティスへの愛を告白したアルジ。怒り狂って アルジを召使オルカンに殺させようとするアンセルム。オルカンを誘惑してそれを止めようとする アルジの侍女 ネリーヌ。
復習の神に扮した騎士たちは アルジとアティスとの恋をたたえて踊る。
そこに攻撃してきたアンセルムたち。それを阻止しようと 妖精マントは 騎士たちの逃げ込んだ城を宮殿に変え、自分はムーア人の奴隷となって アンセルモを誘惑する。誘惑にのるアンセルモ そこにアルジが現れ浮気を責め アルジとアティスは無事結ばれる。
主な登場人物は歌手が扮し、彼らに付き添う形で、その心理をダンサーがさまざまなダンスで表現する。
舞台の後方のスクリーンには CGが。うさぎ、トラ、ライオン、馬さまざまな動物や 18世紀の貴族たちや、舞台上のダンサーの映像が 入り乱れ、変化に満ちて 流れている。虚像と思うと実像、実像と思うと虚像。目が錯覚を起こしながら、その錯覚さえ楽しめる自分がいた。
音楽は飽くまでも端正なバロック。それに こんなにも現代的なダンスとCGが寄り添うとは思わなかった。
おしゃれでポップ とにかく観衆を楽しませようという意図に満ちた舞台。
アンセルモを誘惑する 妖精マントは女装した男性。その他 大事なところだけハートで隠した 全裸の男性(キューピッド?)に驚いている間もなく 全裸で出てきた 男女二人ずつのダンサー。
フランス人って面白いなあ。
衣装もなんともポップだった。あのピンクと赤、紫と緑 というような普通にすれば趣味が悪くなる組み合わせが、集まると不思議なまとまりを見せていた。
真っ赤なハート型の風船が作るアーチの中に立って 赤とピンクの衣装で愛の歌を歌う アルジの姿が今も焼きついている。
踊りも クラシックバレエ、ヒップホップやアフリカンダンスのような 現代舞踊 トランポリン 操り人形のような動きのもの。そのいずれもが 不思議に音楽とマッチしていた。
終わった後も 鳴り止まなかった拍手。
本当に楽しそうだった 出演者たち。
アンコールの最後。本当は撮っちゃいけないんだろうけど 出演者やオーケストラがお互いカメラで撮りあい 客席もなごんでシャッターを切り出したので 私も便乗 係りの人も多めにみるって感じだったし。(ブロガーって写真とることに貪欲になっちゃうもんですね)
こんな感じの衣装でした。
後ろの壇になっている上の部分にCGが映し出される。手前のダンス 後ろのスクリーン 舞台の横の字幕 結構注意する部分が多くって疲れたって言えば疲れたな。心地よい疲れだったけど。
もう一回見たいな~ 終わって残念!! と 思った公演だった。
その 忘れかけられていたようなオペラ作品を クリスティの指揮で率いる レザール・フロリサンの音楽 コンテンポラリィーダンスのモンタルヴォ・エルヴォ・カンパニーのダンス 舞台の後方のスクリーンに映し出される 奇想天外なCG それらの表現の媒介が 渾然一体となって なんとも 魅力的な作品として蘇らせた。
ストーリーは 中世ヴェネツィアの古い城を舞台に 元老院議員の老人 アンセルムの結婚を拒否した 美しい娘 アルジが アンセルムによって 幽閉されている。彼女は遍歴騎士の アティスを愛しているからだ。
そこへ 巡礼に扮したアティスと騎士団が到着する。 アティスへの愛を告白したアルジ。怒り狂って アルジを召使オルカンに殺させようとするアンセルム。オルカンを誘惑してそれを止めようとする アルジの侍女 ネリーヌ。
復習の神に扮した騎士たちは アルジとアティスとの恋をたたえて踊る。
そこに攻撃してきたアンセルムたち。それを阻止しようと 妖精マントは 騎士たちの逃げ込んだ城を宮殿に変え、自分はムーア人の奴隷となって アンセルモを誘惑する。誘惑にのるアンセルモ そこにアルジが現れ浮気を責め アルジとアティスは無事結ばれる。
主な登場人物は歌手が扮し、彼らに付き添う形で、その心理をダンサーがさまざまなダンスで表現する。
舞台の後方のスクリーンには CGが。うさぎ、トラ、ライオン、馬さまざまな動物や 18世紀の貴族たちや、舞台上のダンサーの映像が 入り乱れ、変化に満ちて 流れている。虚像と思うと実像、実像と思うと虚像。目が錯覚を起こしながら、その錯覚さえ楽しめる自分がいた。
音楽は飽くまでも端正なバロック。それに こんなにも現代的なダンスとCGが寄り添うとは思わなかった。
おしゃれでポップ とにかく観衆を楽しませようという意図に満ちた舞台。
アンセルモを誘惑する 妖精マントは女装した男性。その他 大事なところだけハートで隠した 全裸の男性(キューピッド?)に驚いている間もなく 全裸で出てきた 男女二人ずつのダンサー。
フランス人って面白いなあ。
衣装もなんともポップだった。あのピンクと赤、紫と緑 というような普通にすれば趣味が悪くなる組み合わせが、集まると不思議なまとまりを見せていた。
真っ赤なハート型の風船が作るアーチの中に立って 赤とピンクの衣装で愛の歌を歌う アルジの姿が今も焼きついている。
踊りも クラシックバレエ、ヒップホップやアフリカンダンスのような 現代舞踊 トランポリン 操り人形のような動きのもの。そのいずれもが 不思議に音楽とマッチしていた。
終わった後も 鳴り止まなかった拍手。
本当に楽しそうだった 出演者たち。
アンコールの最後。本当は撮っちゃいけないんだろうけど 出演者やオーケストラがお互いカメラで撮りあい 客席もなごんでシャッターを切り出したので 私も便乗 係りの人も多めにみるって感じだったし。(ブロガーって写真とることに貪欲になっちゃうもんですね)
こんな感じの衣装でした。
後ろの壇になっている上の部分にCGが映し出される。手前のダンス 後ろのスクリーン 舞台の横の字幕 結構注意する部分が多くって疲れたって言えば疲れたな。心地よい疲れだったけど。
もう一回見たいな~ 終わって残念!! と 思った公演だった。