私の妹分の昼行灯女から愚痴電話があった。彼女のダウン症の長男K君についての話だった。
リンクした日記に書いたとおり、基本的には人好きで愛想がよくて積極的なダウン症児である。狙ってないユーモアがある。それに困っている人がいると自分のことのように心配してしまう とても心優しい面がある。
ただちょっと調子に乗りすぎるところも見受けられる。
彼がこの所、学校の行き帰りで何度か問題を起こしているそうだ。
彼の家はJRや地下鉄も通っている繁華街にほど近い。
そこを通って帰るとき、通りすがりの人や店の人との小さなトラブルが最近起きてしまっているらしい。
ある店の アルバイトの若い女の子の店員が彼に抱きつかれたと言って、区役所に通報され、学校に事情を説明してほしいという通知が来たそうだ。
その時は 抱きついたかどうかわからないと言った彼。しかし、全然違う時に、彼が母親に語ったことは
「この前ね OO屋のおねえちゃんが自動販売機でジュースを買っていて、後ろから自転車にぶつかられそうになったから ぼくがかばってあげたんだよ」 と言ったそうだ。
私の友人は それが 店員の言う 「抱きつかれた」という事件だったとその時に思い当たったそうだ。 彼は自分が問いただされた時に そのことと結びついていなかったらしい・・・
それ以外でも やはり、ある店舗で店員に注意されて揉め事になり、警察も呼ばれたそうだ。ちょうど彼の事をよく知っている教育関係のNPOの人が通りがかって、彼を引きとってきたらしい。
それも原因はよくわからないが、その警察を呼んだ店員も マニュアル対応しかできないような若い子で 柔軟性がまるでない受け答えしかできないタイプの子だったらしい。
きちんとK君に向き合って話せば 必ずわかる子なのである。
K君を知っている人は彼の優しさに必ず触れている。
近所のおばあちゃんが膝痛で包帯を巻いていると 「おばあちゃん 痛いの? 大丈夫?」と声をかけてくれるらしい。
「お宅のおにいちゃんは優しいねえ 私のことを気に留めてくれるなんておにいちゃんくらいだよ」とおばあちゃんは涙を流して私の友人に言ったそうだ。
この前の雪の日、駅の近くで滑って転んだ人に 駆け寄って言って 「大丈夫ですか?」と声をかけるのもK君である。
いつも朝は父親と出かけるそうだけど、この日は別れ際に 「Kも道がすべるから気をつけて行けよ」と声をかけたら 大声で「オマエもな」と返されて恥ずかしかったとも言っていたが・・・(笑)
要するに悪気はないのである。
ただ、人とかかわるのが大好きで積極的すぎるから何かと誤解を受けるのである。
またダウン症特有の風貌としゃがれ声がそれを助長してしまう。
K君もそういった事件が起こって 私の友人や先生に怒られるたびに落ち込みはするらしいが、元々の性格は変わらないし、人とかかわるのはやめようとしない(ある意味懲りない)
友人とも話したのだが、最近の風潮として、異質なもの(健常児ではないといった意味でのですが)に対しての許容度がものすごく小さくなっているのではないかと思う。
特に若い子にそういった傾向が多い。
ちょっと観察して、ちょっと考えれば K君のような子供が本当に害を為すのかはわかると思うのに。
マニュアル対応ができない相手になると すぐに手におえないと思い 警察沙汰になってしまうのだろうか?
また、最近 子供を狙った痛ましい事件などが起こっていたことから 声をかけられたら無視するように 逃げるようにとかと言う教育を小さい頃から受けていたことからの反応なのだろうか・・・
言ってしまえば ダウン症児は世の中の弱者と言えば弱者である。しかし、みじんも悪意のない弱者である。
そんな彼らが排斥されてしまう世の中、なんだかどんどん世知辛く いや~な方向に向かっているような気がする。
リンクした日記に書いたとおり、基本的には人好きで愛想がよくて積極的なダウン症児である。狙ってないユーモアがある。それに困っている人がいると自分のことのように心配してしまう とても心優しい面がある。
ただちょっと調子に乗りすぎるところも見受けられる。
彼がこの所、学校の行き帰りで何度か問題を起こしているそうだ。
彼の家はJRや地下鉄も通っている繁華街にほど近い。
そこを通って帰るとき、通りすがりの人や店の人との小さなトラブルが最近起きてしまっているらしい。
ある店の アルバイトの若い女の子の店員が彼に抱きつかれたと言って、区役所に通報され、学校に事情を説明してほしいという通知が来たそうだ。
その時は 抱きついたかどうかわからないと言った彼。しかし、全然違う時に、彼が母親に語ったことは
「この前ね OO屋のおねえちゃんが自動販売機でジュースを買っていて、後ろから自転車にぶつかられそうになったから ぼくがかばってあげたんだよ」 と言ったそうだ。
私の友人は それが 店員の言う 「抱きつかれた」という事件だったとその時に思い当たったそうだ。 彼は自分が問いただされた時に そのことと結びついていなかったらしい・・・
それ以外でも やはり、ある店舗で店員に注意されて揉め事になり、警察も呼ばれたそうだ。ちょうど彼の事をよく知っている教育関係のNPOの人が通りがかって、彼を引きとってきたらしい。
それも原因はよくわからないが、その警察を呼んだ店員も マニュアル対応しかできないような若い子で 柔軟性がまるでない受け答えしかできないタイプの子だったらしい。
きちんとK君に向き合って話せば 必ずわかる子なのである。
K君を知っている人は彼の優しさに必ず触れている。
近所のおばあちゃんが膝痛で包帯を巻いていると 「おばあちゃん 痛いの? 大丈夫?」と声をかけてくれるらしい。
「お宅のおにいちゃんは優しいねえ 私のことを気に留めてくれるなんておにいちゃんくらいだよ」とおばあちゃんは涙を流して私の友人に言ったそうだ。
この前の雪の日、駅の近くで滑って転んだ人に 駆け寄って言って 「大丈夫ですか?」と声をかけるのもK君である。
いつも朝は父親と出かけるそうだけど、この日は別れ際に 「Kも道がすべるから気をつけて行けよ」と声をかけたら 大声で「オマエもな」と返されて恥ずかしかったとも言っていたが・・・(笑)
要するに悪気はないのである。
ただ、人とかかわるのが大好きで積極的すぎるから何かと誤解を受けるのである。
またダウン症特有の風貌としゃがれ声がそれを助長してしまう。
K君もそういった事件が起こって 私の友人や先生に怒られるたびに落ち込みはするらしいが、元々の性格は変わらないし、人とかかわるのはやめようとしない(ある意味懲りない)
友人とも話したのだが、最近の風潮として、異質なもの(健常児ではないといった意味でのですが)に対しての許容度がものすごく小さくなっているのではないかと思う。
特に若い子にそういった傾向が多い。
ちょっと観察して、ちょっと考えれば K君のような子供が本当に害を為すのかはわかると思うのに。
マニュアル対応ができない相手になると すぐに手におえないと思い 警察沙汰になってしまうのだろうか?
また、最近 子供を狙った痛ましい事件などが起こっていたことから 声をかけられたら無視するように 逃げるようにとかと言う教育を小さい頃から受けていたことからの反応なのだろうか・・・
言ってしまえば ダウン症児は世の中の弱者と言えば弱者である。しかし、みじんも悪意のない弱者である。
そんな彼らが排斥されてしまう世の中、なんだかどんどん世知辛く いや~な方向に向かっているような気がする。